"肥満外科手術後に体形改善術を受けると減量効果を維持できる"
という報告が
雑誌PRSの最新号(Plast. Reconstr. Surg. 132: 826, 2013.)
に紹介されていました。
病的肥満に対する肥満外科=減量手術については以前にも紹介しました(こちら)。
減量手術のひとつである"胃バイパス術”を受けた人の中で、
多量の体重減少後に生じた体中の皮膚のたるみによる
身体の醜形を改善する手術(体形改善手術=学会認定の用語ではありません)を受けた群と
受けていない群、つまり"胃バイパス術”だけを受けた群の
体重の変化を長期的に経過観察した報告です。
その結果
体形改善手術を受けた群が体重減少効果を長期的に維持したとのことです。
具体的には、体形改善手術を受けた群では
50%以上の体重減少を7年間維持できたひとが
75%であったのに対して
胃バイパス術群のみを受けた群では
一旦、減少した体重が徐々に増加して
50%以上の体重減少を7年間維持できたひとは
29%に留まったとのことです。
結局、
胃バイパス術などの減量手術を受けた人が、
その手術の恩恵を長期にわたり享受するためには
体形改善手術を受けた方が良いとの結論でした。
形成外科KCでも、体形改善手術を積極的に行っています。
症例:腹部の皮膚が下垂している
体重減量手術後ではありません。
厚さ10cm以上の皮下脂肪と皮膚を切除しました。
手術後2ヶ月
大きく体形が改善していますが
後日、脂肪吸引を加えたほうが、よりきれいになるでしょう。
雑誌PRSの最新号(Plast. Reconstr. Surg. 132: 826, 2013.)
に紹介されていました。
病的肥満に対する肥満外科=減量手術については以前にも紹介しました(こちら)。
減量手術のひとつである"胃バイパス術”を受けた人の中で、
多量の体重減少後に生じた体中の皮膚のたるみによる
身体の醜形を改善する手術(体形改善手術=学会認定の用語ではありません)を受けた群と
受けていない群、つまり"胃バイパス術”だけを受けた群の
体重の変化を長期的に経過観察した報告です。
その結果
体形改善手術を受けた群が体重減少効果を長期的に維持したとのことです。
具体的には、体形改善手術を受けた群では
50%以上の体重減少を7年間維持できたひとが
75%であったのに対して
胃バイパス術群のみを受けた群では
一旦、減少した体重が徐々に増加して
50%以上の体重減少を7年間維持できたひとは
29%に留まったとのことです。
結局、
胃バイパス術などの減量手術を受けた人が、
その手術の恩恵を長期にわたり享受するためには
体形改善手術を受けた方が良いとの結論でした。
形成外科KCでも、体形改善手術を積極的に行っています。
症例:腹部の皮膚が下垂している
体重減量手術後ではありません。
厚さ10cm以上の皮下脂肪と皮膚を切除しました。
手術後2ヶ月
大きく体形が改善していますが
後日、脂肪吸引を加えたほうが、よりきれいになるでしょう。
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