医療法人こころ満足会 形成外科KC

2012年01月25日

◆肝斑

(かんぱん)については、これまでも何度か紹介しました(こちらをご覧ください)

最近、経験した肝斑の方を呈示します。

以下の3つの方法で治療しています。
1.トラネキサム酸とビタミンC内服
2.レーザートーニング(こちらをご覧ください)
3.エンビロンスキンケア(こちらをご覧ください)


治療前


治療開始後5ケ月、スキンケア継続中

明らかな改善を認めます。
久々の出張から帰られたご主人がびっくりされたそうです。


  

Posted by Dr.Ken at 00:21Comments(0)シミ・たるみ

2011年12月02日

◆Restylane Vidal

とはヒアルロン酸注射製剤の一種です。

美容外科の中でヒアルロン酸は、いわゆる「プチ整形」として多用される製剤です。
老化のサインである口回りの法令線やマリオネットライン、あるいは目の下のクマなどの比較的深い溝、くぼみを浅くするために注射で使用します。

中でも「Restylane Vidal」は、肌全体に張りを持たせるために開発された商品です。

実際には、皮膚の真皮深部に微量を多数ヶ所に注入していきます。

これがRestylane Vidalです。


首の小じわと皮膚の張りを改善する目的で治療しました。
注入前です。


1回注入後1ヶ月。

治療前の写真中、矢印で示した小じわを含めて改善しているのが分かります。GOOD
そのあと1ヶ月毎、計3回注入予定です。
  

Posted by Dr.Ken at 00:00Comments(0)シミ・たるみ

2010年10月22日

◆レーザートーニング

とは、レーザーによる肝斑の新しい治療法の名称です。
 
その名称が商標登録されたとメーカーの方がこられました。そのロゴマークです。


 肝斑については、過去のブログ()をご覧下さい。

 
実際の肝斑の治療経過を紹介します。







 (ジェイメック提供)


 当院では、MedLite C6を使ってレーザートーニングを行っています。  

Posted by Dr.Ken at 15:44Comments(0)シミ・たるみ

2010年07月24日

◆メスとシミ

 2007年7月にクリニックをオープンし、エンビロンのスキンケアシステムを全面的に導入しました。手術・ケガ・ヤケドなどのきずあとをきれいにすることが形成外科医の使命でもあるわけですが、患者さんの願いに十分応えることができず限界を感じることもありました。

 開業するにあたり、そのギャップをできるだけ埋める方法がないかと模索するなか、ついにエンビロンに出会ったのです。導入のきっかけは、私と同じ形成外科医でもあるフェルナンデス先生の開発コンセプトへの共感、16年の実績、プロティア・ジャパンスタッフの人柄などですが、決め手は1年半余、使用している妻の実感と私の目で見た確かな若返り効果です。これなら、きずあとのケアでも今までにない、より質の高いサービスを提供できると感じました。
 
 ところで、顔面のシミが女性の敵なのは当然ですが、メスで問題を解決してきた外科医にとっても、これまでにない難敵です。最新の光治療やレーザー治療でシミを消そうと思っても炎症後色素沈着をきたし、患者さんからお叱りを受け、お互い落胆することも少なくありません。そのため現在は、シミを局所的に治療していくのではなく、エンビロンと光やレーザーを組み合わせて顔面全体を治療し、「時間はかかるかも知れませんが、結果的に長期間にわたり良い状態が維持できますよ」とおすすめしています。その結果、半信半疑の表情で来院された方の肌がきれいになり、徐々に信頼の表情に変わっていくことに手応えを感じつつあります。
 
 エンビロン発祥の地、南アフリカに勝るとも劣らない紫外線が降り注ぐここ沖縄は、エンビロンの真価を発信するには絶好の場所と言えます。メスに続くエンビロンという強力な助っ人を得た美容形成外科医の今後に、乞う、ご期待といった心境です。


 2年前に、プロティア・ジャパンの広報誌に書いた原稿です。

 
初心忘れず!パンチ!
  

Posted by Dr.Ken at 23:58Comments(0)シミ・たるみ

2010年06月27日

◆光老化(4)

の原因のひとつが長期の紫外線暴露であることは、前回のブログで触れました。

 もうひとつの原因がフリーラジカル(活性酸素もその一部です。詳しくはこちらをご覧下さい。)です。フリーラジカルは、肌の光老化だけではなく、発がんや成人病など多くの疾患の発病に関係しています。

 フリーラジカル自体は、紫外線によっても生み出されますが、排気ガス、タバコ、環境汚染、ストレスなど、身の回りの様々な因子で生じます。

 ところで、表皮の一番下にある基底層と呼ばれる部分に、色素を作る細胞、メラノサイトがります。このメラノサイトにより作成されるのがメラニン色素です。


(プロティア・ジャパン提供)

 シミは「皮膚の局所的なメラニン色素の増加」とも表現できます。紫外線とフリーラジカルが皮膚のメラニン色素を増加させているわけです。ただし、メラニン色素は単なる悪者ではありません。本来、身体にとって欠かせない存在で、重要な役割を持っています。メラニン色素は、シミの直接の原因物質ですが、同時に正常な反応として、更なる紫外線の悪影響を防ぐ役目を持っています。つまり、日焼けで色が黒くなるのは、メラニンがひとつひとつの細胞のDNAをまるで傘をさすように取り囲み、紫外線障害から守る、生体の防御反応というわけです。  

Posted by Dr.Ken at 22:53Comments(0)シミ・たるみ

2010年06月26日

◆光老化(3)

の表現形、つまり見た目の変化としては、主にシミ・しわ・たるみということになります。

 紫外線シャワーが降り注ぐ、ここ沖縄では特に「シミ」でお悩みの方が多いと思います。

 次の写真は、50歳代の女性です。紫外線によるダメージで結果的に驚くような「光老化」=シミが出てきます。


 光老化は、子供の頃からの紫外線による肌へのダメージが蓄積して、成人以後に見た目の変化として生じているのです。ですから、本当の意味で光老化を予防するなら、小児期から紫外線対策を行うべきです。

 白人は、紫外線ダメージを受けやすく、単なる光老化のみならず皮膚がんの発生率も高くなるため、オーストラリアなどの日照時間の長い地域では、国を挙げて紫外線対策に力を入れています。  

Posted by Dr.Ken at 22:25Comments(0)シミ・たるみ

2010年06月24日

◆光老化(2)

、つまり紫外線がいかに肌へ悪影響を及ぼすかについては、前回のブログ写真でお分かり頂けたかと思います。

 今後数回に分けて、「光老化」の因果関係について書いていきます。

 まず、何と言っても紫外線に関して触れなければなりません。
 太陽光は、赤外線、可視光線、紫外線からなり、さらに紫外線は波長によってUVA、UVB、UVCに分けられます(UV=ultraviolet)。

太陽光の構成


UVA (波長 315〜380 nm)
地表に到達する紫外線の99%がUVAである。曇りの日や窓越しにもUVAは降り注いでいる。皮膚の深い層(真皮層)にまで到達し、しわ・たるみの発生に関与している。
UVB (波長 280〜315 nm)
皮膚の浅い層(表皮層)に作用する。いわゆる日焼け(皮膚が赤くなる)の原因はUVBである。
UVC (波長 200〜280 nm)
オゾン層で守られている地表には到達しない。強い殺菌作用があり、生体に対する破壊性が最も強い。  

Posted by Dr.Ken at 18:44Comments(0)シミ・たるみ

2010年06月22日

◆光老化(1)

については、昨日のブログで少し触れました。

 肌の老化には、加齢に伴う自然老化と紫外線による「光老化」があります。

 そのことを如実に表す写真を入手しました。
 まず、ご覧下さい。同じ人の顔でも紫外線を浴び続けた側とそうでない側では、長い年月の間に、これほどの差が出るのです。

 写真1:左顔面を窓側にして30年間教師を続けた結果、左右に大きな違いを生じた。

(日本ロレアル社提供)

写真2:左ハンドルのタクシー運転手を長年続けた結果、窓側の左顔面に明らかな光老化の進行を認める。

(日本ロレアル社提供)

「光老化」恐るべし!

次の表は、専門的になりますが、自然老化と「光老化」の区別について医学的・解剖学的に細かく検討した結果です。

(日本ロレアル社提供)  

Posted by Dr.Ken at 23:32Comments(0)シミ・たるみ

2010年03月20日

◆肝斑、その後

の治療経過を報告します。

 1月にQスイッチヤグレーザー『MedLite C6』を導入後、肝斑に対するレーザートーニングを始めました。週1回計10回の治療が目標です。

 導入後すぐに治療を始めて、すでに8回の照射を終了した方(Cさん)が来院されました。肝斑は、以前に紹介したときよりさらに改善、というより大部分が消失し、トーンも生まれ変わった肌のように明るくなっていました。比較的、反応が悪かった前額も改善し、驚くほどです。

 『MedLite C6』のレーザートーニング、恐るべし

 先週、月1回の全体会議があり、その中で最近のワオ・ストーリー、つまり皆で共有したいうれしい出来事をスタッフの一人一人に話してもらいました。その中で、あるスタッフからCさんの話題が出ました。「毎週毎週、来院の度に肌が綺麗になっていくので、喜びの様子が表情や言葉の端々に感じられ自分まで嬉しくなります。」と伝えてくれました。

写真を見れば、その気持ちがお分かり頂けると思います。
治療開始前、2010/1/23


レーザートーニング8回終了後、2010/3/20
  

Posted by Dr.Ken at 23:18Comments(0)シミ・たるみ

2010年03月15日

◆シミの治療

で問題となるのは、色素沈着です。

 シミの中で最も治療する機会が多いのが“老斑(ろうはん)”と呼ばれる老人性色素斑です。“老斑”の治療にはレーザー、特にQスイッチレーザーがとても有効です。しかし、一時的に綺麗にシミが取れたように見えても、しばらくして約半数の方に程度の差はあっても色素沈着を認めます。

 色素沈着は、シミとは全く別物ですが、見た目はもとのシミと同じか、場合によってはそれより濃くなることもあるので、困りものです。色素沈着自体は徐々に薄くなっていきますが、それでも6ヶ月以上かかるため、その間、患者さんはもちろん治療する側にとっても辛い日々が続きます。

 どうすれば色素沈着を予防できるのか、レーザーの種類、照射エネルギー、照射方法、アフターケアなど色々の点から検討されていますが、未だ結論は出ていません。

 これまで、数多くのヤケド患者さんを治療してきた経験から、レーザー照射後の色素沈着を予防する上でアフターケアがとても大切だと考えています。

 次の写真は、顔面のヤケドの治療経過です。
 料理中に火炎で受傷し、その翌日、来院時の写真です。部分的に皮がむけています。治療はできるだけ皮がむけないようにそっと軟膏を塗って処置するように説明しました。


 1週間後、幸いヤケドが浅かったためほとんど治っています。


 受傷後2週間、部分的に色素沈着が出てきています。


 受傷後4週間、色素沈着がかなり濃くなってきました。振り返ると初診時に、すでに皮がむけていた部分のみが色素沈着になっているのがよく分かります。


 軟膏を塗るというケアだけでも、キズを刺激することになり、全く同じ深さのやけどでも結果的にこれほどの差を生じたのです。色素沈着とは、原因が何であれ皮膚が受けたダメージに対する身体の防御反応ですので、その反応を最小限にする、つまりキズをできるだけ刺激せずに治していくことが大切なのです。

 従って当院ではシミのレーザー治療後に、キズの治りを早めるシートを貼って、できるだけ外からの刺激をなくすようにケアしています。治ったあとは、さらに紫外線の刺激からくる色素沈着を防ぐよう指導していきます。

 残念ながら、それでも色素沈着をゼロにできないのが辛いところです。シミは、本当に手強いです。  

Posted by Dr.Ken at 20:34Comments(0)シミ・たるみ