医療法人こころ満足会 形成外科KC

2012年01月14日

◆「mosquito bite

はいや」

と言われ、一瞬、間が空きました。

乳房縮小術の前に切開線のデザインを行っているときに、最終的にどのくらいの大きさにしたいか質問したときの返事です。

乳房縮小術を希望される方は、乳房が大きく重いために頚部痛、肩痛、さらには腰痛をともなうことがあり、その悩みは深刻です。
かと言って、女性のシンボルである乳房を切り取ってしまう訳にはいかないので、希望の大きさ(カップサイズ)はどのくらいか、手術前に聞いておく必要があるのです。

ここで言う乳房の大きさはカップサイズ(こちら)で表現します。

例えばDDをCにする、Bにする、あるいはBとCの間とか、要望があるわけです。

そこで最初に戻って「mosquito bite」ですが、何を意味するか想像がつきますか。

そうです、蚊に刺された後に皮膚が盛り上がった程度の「小さな胸(乳房)」を指している訳です。

極端な表現ですが、いかにもU.S.A.って感じですね。
  

Posted by Dr.Ken at 20:14Comments(0)実践英語KC編

2012年01月11日

◆pee

とは、ものの本に「排尿のくだけた言い方」と書かれています。

具体的には
名詞:小便、おしっこ、例文:go for a pee(おしっこに行く)
自・他動詞:小便(おしっこ)をする

とあります。

正直、品の良い言葉か否かは分かりません。

ただ、米国人の中ではごく普通に使われているので知らないと困ります。

先日、手術中(タミータック)に患者さんの体動が激しいため痛みのためかと思い鎮痛剤を使用しました。ところが一向に体動が収まらないため思案していたところ、麻酔のためもうろうとする中で小さな声で「pee」と訴えていたのです。つまり、おしっこがしたかったのです。

そのため、導尿(管を入れて尿を膀胱外に出すこと)して、ことなきを得ました。ガ-ン

ちなみに一般成人が我慢できる尿量は、400〜500mlとされています。がーん

机に向かいながらの英語の勉強は好きではありませんが、日々の診療の中での実践英語クラスは、新しい生き生きした言葉に出会えて興味は尽きません。ニコニコGOOD  

Posted by Dr.Ken at 18:37Comments(0)実践英語KC編

2011年12月12日

◆banana roll

をネットで調べてみるとウィキペディアでは、バナナの形をした中国風ペストリーと出てきます。

しかし、クリニックの来院者から質問される「banana roll」は、これです。

いきなりお尻の写真ですみません。
臀部(お尻)と大腿(太もも)の境目にある余分な脂肪(バナナのよう弧状に厚くなった脂肪)指します(特に写真の右側)。


張りのあるお尻から太ももにかけて、移行部のメリハリが効いているのが一般に好まれるようです。

厄介なのは、「banana roll」変形があるとどんなにダイエットしても運動しても、なかなか改善されないことです。

そこで外科的に改善を図ることになりますが、脂肪吸引も選択肢のひとつです。  

Posted by Dr.Ken at 13:45Comments(2)実践英語KC編

2011年12月09日

◆Pregnancy butterfly

とは、何のことでしょうか。

先日、顔面のシミの治療を希望してこられた方が、発した言葉です。

と聞くと、ピンと来た方もいるかと思います。

そうです。特殊なシミである「肝斑(かんぱん)」のことを指しています。ニコニコ

肝斑については、こちらもご覧下さい。

Pregnancy butterfly」をネットで調べていると、「Pregnancy mask」とも書かれています。

以前に、本ブログでも紹介したように(こちら)、妊娠をきっかけに肝斑が生じる方も多いのです。しかも両側の頬に、それこそ蝶々(butterfly)のような形でシミが生じるので、肝斑の英語表現「Pregnancy butterfly」は、とても的確な表現です。OK
  

Posted by Dr.Ken at 23:55Comments(0)実践英語KC編

2011年11月06日

◆goose bumps

とは、このことです。


そう、「鳥肌」の英訳です。


gooseはガチョウで、bumpは盛り上がりやこぶという意味です。

先日、手術前の診察をしていた際に患者さんの腕が鳥肌状態だったので、ふと英語だとどう表現するのだろうとの質問に対する答えがそれでした。

寒いわけではないとのことでしたので、手術前の緊張による反応かと判断しました。

ちなみに鳥肌の英語表現は、その他に以下のものがあります。
goose pimples
goose skin
gooseflesh


すべてgoose関連ですね。その理由はわかりません。  

Posted by Dr.Ken at 22:56Comments(0)実践英語KC編

2011年10月27日

◆electric leash

のようなものだと、携帯電話のことを表現してくれました。
ちなみにleashとは、犬などの動物をつなぐ綱や革紐(首輪)のことを指します。

先日、手術前に患者さんのご主人に、手術中に外出する際の緊急時の連絡先として携帯電話番号を尋ねました。

ところがご夫妻とも携帯電話を持っていないとのことでした。がーん

この時代、携帯電話を持っていないのは明らかに少数派だと思うので、その理由を聞くと前述の「electric leash」が出てきたわけです。

つまり、四六時中、首輪につながれた犬のように自由が制限されるからだ、とのことでした。

実は私も開業するまでは、携帯電話を持っていませんでした。まさに、同じ理由からです。
electric leash」とはうまい表現です。

その奥さんが特別な差し入れをしてくれました。


なんだチーズケーキじゃないかと思わないで下さい。
彼女の話では、150年に渡って引き継がれたレシピで作られたものなのです。びっくり!

ランチのデザートでいただきましたが、正真正銘、今まで食べたチーズケーキのなかで一番でした。コレ!

そのことを伝えると、術後の痛みに顔を歪めながら喜んでくれたのは言うまでもありません。ニコニコ



  

Posted by Dr.Ken at 20:02Comments(0)実践英語KC編

2011年09月21日

◆Alley cat

とは野良猫のことです。

先日、手術前に皮膚切開線のデザイン行っていると、乳房縮小術予定の患者さんが私の手術用帽子を見ながらにこにこしていました。

理由を聞くと、「私は猫が好きなので、素敵な猫たちがいっぱいの帽子を選んでくれてうれしい」と答えてくれました。

これがその帽子です。


かぶる帽子はその日の気分で選んでいるだけで、実は、彼女の答えを聞いても自分がどの柄の帽子にしたのか覚えていませんでした。

それでも、患者さん自身が喜んでくれて手術前の緊張が緩んだだけでも意味があったし、きっと手術がうまくいくように何かに導かれたのだと、私も良いように解釈して気持ちよく手術に臨めました。GOOD

その時に、那覇には毛並みの良いまるまる太ったたくさんの野良猫がいると話したときに、英語で野良猫をなんと言うかと質問した答えが「alley cat」でした。

ちなみにalleyとは、「裏通り、路地、小道、散策道など」を指します。

暗い写真ですが

夜に仕事をしているわけではありません。
  

Posted by Dr.Ken at 22:57Comments(0)実践英語KC編

2011年08月17日

◆beauty mark

と、問診票の主訴の欄に書いてありました。

頚をひねった私を見て、患者さんは顔のホクロを指さしました。

早速、机上のiPadで検索すると顔面のmole=ホクロと書いてあります。

ただ、beauty markと呼ぶ場合は、そう、あの、マリリン・モンローの左頬に見られるような魅力的な「ホクロ」を指すようです。

これが、そのbeauty markですが、本物なのでしょうか?


今が旬のこの方のbeauty markはfakeですね。

  

Posted by Dr.Ken at 21:57Comments(0)実践英語KC編

2011年06月06日

◆Nighty-night

だったようです。

先日、手術で鎮静薬を使用する際に「Have a good night.」というと「Ninety-nine」と(聞こえました)返事がありました。問うと「Good night」と同じ意味だと言います。

その語源が気になり、その夜、早速ネットで検索しました。ところがどこにも「Ninety-nine」が「Good night」と同義であるとの記事はありません。ダウン

その後、手術後診察で来院された当事者に質問しました。すると「Ninety-nine」ではなく「Nighty-night」と書いてくれました。

単にちゃんと聞き取れていなかっただけだったのです。がーん

再度、検索すると語源については書かれていませんでしたが、米国ではごく一般的に「おやすみ」の言葉として使われているようです(こちら)。

今度から、麻酔の際に使って見ます。

やさしく「Ninety-nine」ではなく「Nighty-night」と。眠る  

Posted by Dr.Ken at 00:34Comments(0)実践英語KC編

2011年02月15日

◆「Flaaaaat」

が、今日の印象に残る一言です。

 豊胸、乳房縮小、乳房固定の手術をして張りのある若々しい乳房になったときの状態を表現する言葉として“Perky breast”があることは、以前のブログ(こちら)で紹介しました。

 今日は、腹壁形成術、いわゆるタミータック手術を行ってお腹のたるみを取った米国人女性に聞きました。たるみのない若々しいお腹を表現する分かり易い言葉がないかと。

 その返事として、彼女の口から出たのがタイトルの「Flaaaaat」です。つまり、平らなという意味である“flat”と言う単語を強調して、感情を込めて発したのです。 “Perky breast”ほどインパクトは強くありませんが、気持ちは良く伝わります。

 “Simple” is “best”と私が返事をすると、笑いながら診察室を後にしました。

タミータック前

同術後6ヶ月


なるほど「Flaaaaat」ですベー
  

Posted by Dr.Ken at 23:52Comments(0)実践英語KC編

2011年01月27日

◆PHAT

とは、何の意味か分かりますか。

 米国人がよく使う「phat」の意味をご存じの方はかなりの英語通と思います。

 当院に通う米国人の方に、今流行の言葉は何かと問うと、「phat」と「bodacious」のふたつの単語を教えてくれました。

オンライン辞書で調べると「phat」の語源は、Pretty Hot And Temptingの頭文字からきています。かっこいいと言う意味の「cool」と同じ様に使われているとのことでした。

 例えば「That website is phat.かっこいいホームページ」、「She looks phat.彼女はいかしてる」等のように使われます。

 ちなみに「Baby Phat」とは女性と子供向けのファッションブランド、「Phat Farm」もアパレルブランドです。

「bodacious」は普通の辞書だと、「1.まったくの, 紛れもない、
2.ずうずうしい」となっていますが、ネイティブの中では「excellent、すばらしい」と言う意味でよく使われているようです。

 今度、つかみの言葉として「You look phat!」と使ってみたいです。GOOD
ただ、「You look fat!」にならないよう気をつけないとね(笑)。ダウン  

Posted by Dr.Ken at 23:39Comments(0)実践英語KC編

2010年12月09日

◆My boobs2

=「乳房、おっぱい」の話題をもうひとつ。

 今日、乳房縮小術を行った方の処置を行っているときのことです。昨日の手術ですので、当然キズの痛みはかなりのものと思われますが、表情はとても晴々としてにこやかです。聞くと、30年余の肩の荷が取れてとても楽だと話してくれました。

 思えば、最初の診察の際に巨大乳房に伴う肩や首の慢性的な痛みと腰痛、さらに乳房が絶えずお腹の皮膚に密着しているために生じる皮膚湿疹の不快感を強く訴えていました。手術前に皮膚切開のデザインをする際に乳房を持ち上げたときのずっしりした重みに、ご本人の悩みが実感として伝わってきました。

 手術翌日の思いがけない笑顔は、キズの痛みをはるかに超えた長年の苦しみからの開放感に他ならなかったのです。ちなみに彼女の乳房から切り取った重量は左右とも700gをゆうに超えていました。

 なお、米国では乳房縮小術は医療保険の適応になることが多いようですが、日本では適応になっていません。  続きを読む

Posted by Dr.Ken at 23:54Comments(0)実践英語KC編

2010年12月08日

◆My boobs

とは「乳房、おっぱい」の俗語です。

 乳房の手術を希望して来院される外人さんが普通に使う表現です。品のある言葉なのかどうかは別にして、よく使われる俗語にも対応しないとコミュニケーションが成立しません。

 今日も「boobs job=乳房形成」を希望して、若い白人女性が来院されました。豊胸目的でしたが、要望は「自然な形の大きなおっぱいにしてほしい」ではなく、「おおきな作り物っぽい(fake breast)おっぱいにしてほしい」と言うことでした。一瞬、聞き間違いかと思い、「unnatural looking ?(不自然でいいの)」と聞くと、「そうです。自然な形はいやです」との答えです。

 術者の好み・満足のために手術をするわけでは、もちろんありません。ゲストの好み・幸せのために「不自然な形」の乳房を創るのも私の仕事です。

 If you are happy, I'm happy.
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Posted by Dr.Ken at 23:57Comments(3)実践英語KC編

2010年10月01日

◆A six pack

とは、何のことでしょうか。

一般にはこのことです。

つまり6本ないし6缶入りのパックを指します。

が、・・・俗にはこのことを指すようです。

つまり、鍛え抜かれた腹筋は、6缶入りパックの区切り板のようにくっきり分かれているので、このように呼ぶようです。

 今日も外来中に生きた英語を学びました。

 40歳の女性が腹部脂肪の手術を希望して来院されましたが、冗談で「six pack」のお腹にしてほしいと言われたのです。

 
因みに、この言葉は本やDVDなどで普通に使われているようです。

  

Posted by Dr.Ken at 10:01Comments(0)実践英語KC編

2010年09月23日

◆Ms. Smith

さんから、心のこもったカードを頂きました。1ヶ月前にタミータックを受けた方です。

 残念ながら、私は手術中のため直接お会いすることはできませんでしたが、彼女が残したメッセージ読んで、これこそが形成外科KCの目指すことだと思いました。

 スタッフへのメッセージとプレゼントの入っていた袋です。


 私へのメッセージです。

 「外見だけでなく内面(こころ)=insideも変えてくれて、ありがとう」と記されています。

見た目」が変われば「運命」が変わる。なぜなら

 との思いで、日々診療に臨んでいます。
  

Posted by Dr.Ken at 15:30Comments(0)実践英語KC編

2010年08月13日

◆Peach-fuzz

を治療できないかと白人女性から尋ねられました。

 Fuzzとはうぶ毛、または、やわらかく細い短い髪の毛を指します。Peachはもちろん桃のことです。では、「Peach-fuzz」とは何でしょうか。

写真を見てください。桃の表面は、短い無数のうぶ毛で被われていますね。


 そうです。顔のうぶ毛のことを「Peach-fuzz」と表現していたわけです。

 ちなみに「Peach-fuzz」には、うぶな, ひよっ子のと言う意味もあります。

 今日も生きた英語を学べました。明日から即使えます。  

Posted by Dr.Ken at 16:35Comments(0)実践英語KC編

2010年07月12日

◆ホーリースモークス

(Holy smokes)の意味をご存じですか。

 昨日に引き続き、外来で学んだ言葉の紹介です。

 先日、ある女性のタミータック(腹壁形成術、以前のブログ参照)を行った翌日の外来で、ご主人が奥さんのすっきりしたお腹を見て発した言葉です。
 
 ネットで調べると、その意味をとても分かり易く説明した映画関係のサイトウェブ辞書がありました。

 要は、「うわー!」「ワオ!」「すごい!」などの“感嘆詞”の様です。他にも、同じ状況で、同じ意味で使われる言葉として、Holy cow, Holy Christ, Oh my goodnessなどがありますが、まだまだ他にもあると思います。

 一般に米国人は感情表現が実に上手で、表情や言葉にそのことが良く表れます。言うまでもなく、うまくコミュニケーションを取ることは、医療者と患者間のしっかりした信頼関係を築く上でとても重要です。ましてや、言葉の壁がある外国人を相手にする場合は、教科書では学べない、これらの言葉に精通することが相手の心をつかむ近道でもあります。


なるほど感情表現がはっきりしています。(笑)  

Posted by Dr.Ken at 19:54Comments(0)実践英語KC編

2010年07月11日

◆マフィントップ

(Muffin top)とは、なんの意味かご存じですか。

 本日の外来で「この“Muffin top”をなくしたい」と希望する方が来られました。

 早速、ネットで調べると、その意味をとても分かり易く説明した写真がありました。


 なるほど、マフィンの上部のように服からはみ出した余分な脂肪を、そのように表現しているわけです。

 その方は、ズボンからはみ出した腰回りの脂肪吸引を希望されていたわけです。超音波検査で脂肪の厚みを計測して、脂肪吸引が可能なことを説明すると、納得した様子で近日中の手術を予定して部屋を出て行きました。

 今日も、“生きた”英語を学ばせてもらいました。これでまたコミニュケーションスキルが上がります。  

Posted by Dr.Ken at 22:18Comments(0)実践英語KC編

2010年05月22日

◆My sweetheart

が、今日、最も印象に残った言葉です。

 意味は、「愛(いと)しい人」と言うのが、私には一番ピンときます。アメリカ人に限らず欧米人は、子供や恋人、パートナーに声をかける時にいろいろな言葉を使います。アメリカだと多いのが、ベイビーとか、ハニーとか・・・時にはキューティパイとかいろいろ。自分は、とても話せませんが、「スイートハート」という言葉に愛情を感じます。

 慌ただしい午後の外来中、処置を終えて診察室に戻るとTreciaさんは、夫のReggieさんと共に笑顔で待っていました。問診票を見ると、下腹部と大腿の脂肪吸引を希望して来院されたようです。超音波検査で皮下脂肪の厚みを計測し、皮膚の弾力性も加味して脂肪吸引の良い適応であると判断し、説明しました。症例の手術前後の写真を見せると、奥さんは今日にも手術を受けたいような表情で質問を続けました。一段落した頃、夫のReggieさんが恥ずかしそうに上着をめくりながら自分のお腹の脂肪は何とかならないかと話してきました。身長が2メール近くはありそうな巨体なのに、表情と話し方はとても穏やかです。
実は彼自身も手術を受けたいものの、妻を優先して外来に付き添ってきたようです。

 結婚3年目のお二人の間には、視線と会話の中にお互いへの深い愛情と思いやりの気持ちが感じられました。先に診察室を出たReggieさんのことを、私が「Nice guy」と話したところ、Treciaさんは、「My sweetheart」と言い残して部屋をあとにしました。  

Posted by Dr.Ken at 23:25Comments(0)実践英語KC編

2010年03月13日

◆“Bill”

は、誰のニックネームか分かりますか。
 
 『“Bill” Clinton』とは、かの有名な米国の元大統領がですが、実は彼の本名は『William Jefferson Clinton』と言い、“Bill”は、本名“William”のニックネームなのです。恥ずかしながら、私はそのことを昨日まで知りませんでした。

 昨日、手術をした日本人女性のご主人が、米国の方で手術前にお会いした際、ご自分を“Bill”と自己紹介して名刺を渡してくれました。見るとファーストネームが“William”なので、不思議に思い奥さんに問うと、笑いながらニックネームが“Bill”なのだと教えてくれました。

 なぜ笑いながらなのか、すぐに分かりました。

 初めてご主人と出会ったとき、やはり“Bill”と自己紹介されたそうです。その後、付き合い始めて、しばらくした頃に本名が“William”だと分かった際、自分はだまされていたんだと思ったそうです。そこで交際をやめようか思っていたところ、ご主人は、その誤解をとくのに必死になって、友人の助けを借りて、なんとか自分を説得できた、と話してくれました。

 その後、インターネットで検索すると、何と英語のニックネーム辞典なるものがあるではありませんか。

 海外の学会で友人医師同士がファーストネームの省略形で呼び合っていると思ったのは、実はそれぞれの本名に対応するニックネームで読んでいたんだと分かりました。その辞典を見るとほとんどは本名の短縮形、省略形ですが、“William”が、なぜ“Bill”なのか、見当がつきません。  

Posted by Dr.Ken at 21:47Comments(0)実践英語KC編

2010年01月18日

◆Perky Breast

 出産、授乳後の女性の悩みの1つは、乳房の萎縮と下垂(垂れ下がり)です。元々、比較的乳房が大きい方ほど、若い頃のハリのある乳房との、あまりの違いに、その悩みは深いものがあります。そこで外科的に下垂した乳房を吊り上げる方法として、乳房固定またはBreast liftと呼ばれる手術があります。

 先日、40歳代前半の外国人女性のBreast liftを行いました。とても、陽気な方で、手術中、麻酔でもうろうとした中でもおしゃべりが絶えませんでした。その方が、手術翌日の外来に付き添って来院し、処置を見ていた夫に尋ねました、「Perky ?」と。私が、その意味を尋ねたところ、若いハリのある乳房になっているか、質問したとのことでした。

 『Perky』を辞書で調べると、「元気のいい, 活発な;きびきびした;生意気な」、と言う意味の様です。なるほど、いかにも陽気な米国人が使いそうな、うまい表現だなと思いました。それから、一週間後の抜糸の際に、表情にいつもの陽気さがないため、何かあったのか聞いたところ、前日に階段から滑り腰を痛めたとのことでした。それでも、下垂が改善し乳頭が本来の位置に移動し、若々しくなった乳房を見た私が、『Perky Breast !』と叫ぶと、痛みをこらえながら大受けで、笑っていました。  

Posted by Dr.Ken at 21:58Comments(0)実践英語KC編

2010年01月12日

◆Gummy bear

 豊胸手術には、主にインプラントを用いる方法と自家脂肪またはヒアルロン酸を注入する方法があります。今回、後者の注入法についての説明は割愛します。前者には、生食水入りバッグとシリコンバッグを用いる方法に分けられますが、もともと国内ではシリコンバッグによる豊胸が主流でした。米国でも2006年11月に米国政府(FDA)が、米国内の2社製(MENTOR社、INAMED社)のシリコンバッグを、豊胸目的で使用することを許可した後は、シリコンバッグの使用が主流になりつつあります。
 
 先日、当院を受診した米国人から『Gummy bear implant』を、使用しているかと質問を受けました。最初は、何のことか分からず、尋ねるとGummy bearとは、お菓子の一種で「クマの形をしたグミ」を指すとのことでした。最新のコヒーシブ・シリコン(Cohesive silicone gel)製バッグが、グミの弾力性に似ていることから、『Gummy bear breast implant』と呼ばれるようです。実際、インターネットで調べてみると、ごく普通に同義語として使われているのには驚きました。

 以前のバッグが破裂した場合には、シリコンジェルが周囲の組織に広がり、硬いシコリとなって触れたり、皮膚表面の近くにもジェルが見えることもありました。しかし、コヒーシブ・シリコンはとても粘稠度が高く、仮にバッグをはさみで切っても中味のシリコンジェルが周囲に拡散しません。従って、人体への安全性の点では格段に進歩しています。


Gummy bear、独特の歯ごたえですよね。


コヒーシブ・シリコンは、このようにバッグをカットしても、その場に留まっています。
  

Posted by Dr.Ken at 21:35Comments(0)実践英語KC編

2009年12月22日

◆Poster child

 Tummy tuck手術(腹壁形成術:下腹部の余分な皮膚と皮下脂肪を切除して腹壁の形を整える手術)を4ヶ月前に行った外国人女性が来院しました。同時に背部の脂肪吸引も行ったので、準備と体位変換を含めて手術時間が計6時間を要しました。術後、ご主人に抱えられながら帰宅したのが、つい数日前のように蘇ってきました。
 久々の診察でしたが、術後の腫れも取れて、とても綺麗に仕上がっていました。私が、感嘆の声をあげると彼女の口から出た言葉が「Poster child」でした。その意味を丁寧に説明してくれましたが、要は結果に満足されて「Poster child=広告塔」になってあげると言ってくれたのです。
 その彼女が、手術直前の心境をたとえて言った言葉が「Guinea pig」でした。「Guinea pig」とは、医学や生物学の実験によく使われる小動物であるモルモットのことです。つまり、彼女は、逃げも隠れもできない実験台の上のモルモットと同じ気持ちよと伝えたかったのです。
 生きた英語を勉強させてもらいながらも、ユーモアや機知に富んだ問い掛けに、対等に返答ができない余裕のなさと不勉強を感じつつ、日々、診療に当たっています。  

Posted by Dr.Ken at 23:55Comments(1)実践英語KC編