医療法人こころ満足会 形成外科KC

2011年10月01日

◆日本美容外科学会(3)

での発表を無事終えました。

演題は「腹壁形成術における臍作りの工夫 」でした。

腹壁形成術に関しては以前のブログでも紹介しました(こちら)。米国では腹壁形成術は比較的需要が高い手術のひとつですが、日本では決して多くはありません。理由はいろいろあるかと思いますが、肥満者の割合が多いこと、人種的な体型の違い、なにより体型の変形に対する修正願望が高い、言い換えれば美容外科にたいしての敷居が低いことが理由と思います。

当院では過去4年間で47名の方に腹壁形成術を行いました。私自身でも、予想以上の数字でしたが、私が尊敬する著明な美容外科医からも、数の多さに驚きの声をいただきました。実は、腹壁形成術を受けた方の大部分は外国人なのです。

彼も言っていましたが、沖縄ならではの数字だと思います。

さて今日の学会で印象に残ったのは、下着メーカー「ワコール」の人間科学研究所の所長さんの講演です。

45年に渡り日本人女性の身体を計測して、加齢による体型の変化を追い、延べ4万人にも及ぶデータを蓄積して、それに基づいて身体にフィットする下着を作っているとのことでした。特に驚いたのは、特定の女性を4歳から老人になるまで追跡してデータをとり続けて、年代毎の体型、妊娠したときの体型に応じた商品作りに活かしている点です。びっくり!  

Posted by Dr.Ken at 00:09Comments(0)美容外科学会

2011年05月14日

◆米国美容外科学会8

を終え、無事帰国しました。ニコニコ

米国内デトロイトと成田で乗り継ぎましたので、飛行機内の滞在時間だけでも17時間余りになります。
さすがに疲れました。ダウン

さて、多くの収穫があった今学会ですが、締めはカナダのDr. Listaによる乳房縮小術についての有料レクチャーでした。

芯を持った一流の外科医であることは話を聞けばすぐに分かります。
私が行っている術式に近い方法でしたが、デザイン、麻酔法、皮膚切開時の注意点、乳腺組織の切り取り方、縫合の細かな注意点など、なるほどと思わせるところがいくつもありました。

こうしたトップクラスの学会に参加するひとつの大きな意義は「一流の外科医」の雰囲気、熱い「気」を感じることです。
明日への力をもらえます。

Dr. Listaとともに

レクチャー直後で彼の顔も紅潮しています。


さー今日から忙しい毎日、ガンバローパンチ!  

Posted by Dr.Ken at 01:40Comments(0)美容外科学会

2011年05月13日

◆米国美容外科学会7

を終え、これから帰国します。

今回は、これまで参加した同学会の中で最も有益で、講演や有料レクチャーの中に明日からの診療にすぐに活かせるヒントがいくつもありました。

今学会のキーワードをひとつ挙げるとしたら、私は迷わず「脂肪」を選びます。美容外科の目的を簡単に表現すると「より若々しく美しい見た目にする」と言えます。そのためには「脂肪」、「脂肪織」をいかに上手に出し入れするか、つまり「吸引したり、注入したり」するかにかかっています。

脂肪吸引(脂肪減量)に関しては、レーザー、超音波、高周波、さらには凍結療法など最新器機による治療の報告が減り、従来の吸引カニューレを工夫しテクニックを改善することで良い結果が得られるとの報告が目立ちました。

脂肪注入による豊胸術や殿部の増大術の講演には多くの聴衆が集まり、手術手技が洗練・確立されて仕上がりも驚くような症例ばかりでした。また、顔面や手背の若返りにも脂肪注入は多用されていて、とくにフェイスリフトと併用することで肌の質感(明るさ、キメ)が改善するようです。

美容外科では「脂肪」をいかに利用するかが重要ですが、実は「脂肪」というより「脂肪細胞」に、なぜヒトの組織を若返らせる力があるのかは、よく分かっていません。

そのことを端的に表すエピソードがありました。
従来は注入された脂肪細胞が生き残る率はせいぜい60〜70%と言われていましたが、脂肪注入による豊胸術で驚くような結果を残している先生は、90%以上の生存率だと報告していました。質疑応答の中で、高い生存率の理由を聞かれて、次のように答えていました。

農夫は種を蒔いたあとになぜ芽が出て、成長し、稔りの時を迎えるのか、その理由が分からなくても、より多くの収穫ができるように良い種を選んだり土地を耕したり肥料をやったりすることを知っているように、私は、注入した脂肪がより高率に生着するように、使う脂肪を痛めないようにしたり注入部位の血流や状態を前もって良くする処置をして維持しているだけだ。

ボストン観光の名所、コプリープレイス
  

Posted by Dr.Ken at 03:19Comments(0)美容外科学会

2011年05月12日

◆米国美容外科学会6

の中で、楽しみなことのひとつは開催地の味に出会うことです。

北大西洋に近いので海産物料理が有名です。中でもクラムチャウダーをぜひ食べたいと思っていました。

地元で人気のこの店でランチを摂りました。
Leagal Sea Food


店内の雰囲気はこんな感じ


まず、クラムチャウダー(写真を取り忘れたので、許可を得て店のパンフレットから写真を拝借・笑1)


店の方がすすめてくれた海産物てんこ盛りの「Cioppino
(写真を取り忘れたので、許可を得て店のパンフレットから写真を拝借・笑2)

かに、イカ、たこ、エビ、ホタテ貝、ムール貝、ハマグリが入っていてスープが濃厚で具のエッセンスがしみこんだ、絶品の料理でした。

ちなみにチョッピーノ「Cioppino」とは、トマトベースのシーフードブイヤベースのようなもので、サンフランシスコに住んでいたイタリア人とポルトガル人の漁師によって漁船の上で作られたスープから来ているとものの本に書いてありました。

デザートはボストンのスイーツの定番(らしい)「Boston cream pie

注文したのは私ではありません(笑)。


質・量・価格ともに満足のいく選択でした。  

Posted by Dr.Ken at 03:49Comments(0)美容外科学会

2011年05月10日

◆米国美容外科学会5

の中で、楽しみなことのひとつは美容関連メーカーの展示を見ることです。

手術の器具はもちろん、手術後ケア用品、シミ・シワに対するレーザー・超音波・高周波器機、美容皮膚科用薬品、スキンケア用品、ホームページ作成会社、患者説明用パンフレット・動画作成会社などなど、ざっと見ても今回は150社以上が出展していました。キョロキョロ

巨大な展示会場の全景です。


 今回の目当ては、出発前からリストアップしていた手術器具の購入です。質の良いものでも、日本での価格の半額以下で購入できます。「弘法筆を選ばず」、という言葉がありますが、外科医の技術を活かすには良い器具は欠かせません。
予定通りにゲットできました。GOOD

形成外科KCで扱っているエンビロンのブースもありました。


なるほどと思った商品をいくつか紹介します。
注射するときの痛みを軽減する液を噴射する器具です。その名も「Ouchless」。


豊胸術後の痛みを軽減する枕です。うつ伏せで寝たり、車のシートベルトをするときに役立ちそうです。


追伸:朝の散歩で訪れた公園、ボストンコモンです。
  

Posted by Dr.Ken at 12:11Comments(0)美容外科学会

2011年05月09日

◆米国美容外科学会4

も、今日から本格的なレクチャーや討論会が始まりました。

 数千人が入れる主会場には巨大なスクリーンが3面もあり、ずらっと並ぶ無数の椅子が壮観です。


 講演中の写真撮影は厳禁ですが、開会前にスクリーンをバックに1枚撮りました。

参加している証拠写真です(笑)。


 本日、朝一番のレクチャーは3名のベテラン美容外科医による高齢者に対するフェイスリフトについてのお話しでした。

 中でも印象に残っているのは、サンフランシスコのDr. Martenのプレゼンテーションです。65歳以上のフェイスリフトについて手術前の問題点を詳細に分析して、どの方法で解決したかを紹介し、長期的な仕上がりも呈示していました。特に手術前後の写真を一定の基準で各8枚(正面静止時と笑った時、左右斜め、左右側面、左右側面頚を屈曲)撮影していて手術の効果がとても良く分かりました。写真を見ればその先生の手術に取り組む姿勢、こだわりがすぐ分かります、一流の美容外科医は、手術はもとより写真にも妥協を許しません。

 Dr. Martenは、陽気なアメリカの形成外科医の中にあっては珍しく無愛想な雰囲気でしたが手術の結果は抜群でした。一回の手術で20歳以上も若返った写真を次から次へと見せつけるので、座長(司会の役目)の先生が「高齢者なのに手術は一体何時間かかっているのか」と質問すると、普通の人は1日に8時間は睡眠を取っているのだから、5時間ぐらい麻酔で寝ていても身体に問題はないと真面目に答えていました。座長が、「私は8時間も寝ないけど」とすかさず、突っ込むと会場から笑いがおこりました。

 その後は、眼瞼形成時のデザイン生中継、有料講義でsubareolar mastopexy(乳輪下乳房固定)、脂肪注入による豊胸術を受けました。何れも実践的で有意義な一日でした。  

Posted by Dr.Ken at 10:18Comments(0)美容外科学会

2011年05月08日

◆米国美容外科学会3

は、今回、Boston Convention & Exhibition Centerと呼ばれる巨大な会場での開催です。

これが会場入り口


米国美容外科学会の開催を示す看板、その奥に参加者が並んでいるところで登録し名札をもらう。


通常の学会と異なり日程のほとんどは各分野のエキスパートによるレクチャーないしは討論会、さらに有料の講習会で構成されています。
有料の講習会は、前もって申し込む必要があります。

写真の様に100名前後が参加出来る講習会会場が、ずらっと並んでいます。


今日の午後は、gluteal augmentation(臀部増大術)の講義を受けました。


日本では、まだまだ少ない手術ですが、南米とくにブラジルではとてもポピュラーな手術です。  

Posted by Dr.Ken at 12:08Comments(0)美容外科学会

2011年05月06日

◆米国美容外科学会2

は、今年、ボストンで開催されますが、実は同地での学会に参加するのは2003年以来2度目になります。

 当時撮影した写真を見直すと、つい数日前の様にいろんな事が思い出されます。


 前年からアジアで流行した新型肺炎(重症急性呼吸器症候群:SARS、詳しくはこちら)が話題になりました。奇跡的に日本国内での患者発生はありませんでしたが、帰国時(入国時)には、発熱者、体調不良者を調べるために時間がかかり、長蛇の列の中に居ました。ダウン

 当時の写真、列をなす帰国者。


 サーモグラフィーで発熱者を検索中。


そう言えば、2009年5月にラスベガスでの同学会に参加した時は、新型インフルエンザが流行の真っ最中でした。その時も帰国時に検閲のため機内に長時間待たされたのを覚えています。がーん

今回は、新型・・・のニュースは今のところありませんが、美容外科の新知見に期待したいです。パンチ!  

Posted by Dr.Ken at 13:04Comments(0)美容外科学会

2011年05月05日

◆米国美容外科学会1

は、今年、ボストンで開催されます。本日から同学会の模様をレポートします。

途中、ミネソタ州のミネアポリスを経由しました。

ミネソタ州は米国の中西部、カナダとの国境に接しており、冬は日中でも氷点下20〜30度になるのは珍しくないようです。

ミネアポリスの町を歩いていて目に付くのはビルとビルを結ぶ「スカイウェイ」と呼ばれる空中道路です。

写真は2階建てのスカイウェイです。


立ち寄った日も最高気温が3度のため、外を歩く人はぱらぱらでしたが、スカイウェイの中には多くの人がいました。


大きなビルのロビーは、噴水や植栽が整備され、冬場の公園の役目を果たしているのでしょうか。


スカイウェイの全貌を示す地図が至る所に掲示されていました。

スカイウェイはダウンタウンの80ブロックにわたり、総延長は11kmにおよぶ大規模なものです。
  

Posted by Dr.Ken at 21:22Comments(0)美容外科学会