まさかの皮膚がん、ボーエン病でした 2016年12月23日 23:17 カテゴリー │形成外科エピソード が この疾患も人種、皮膚の色を考慮して 診断しなければなりません。 白人女性の下腿 どこに異常があるのでしょう? 本人の訴えは、点線で囲んだ部分 周辺よりやや赤みがあるのを気にして来院 ただし、肉眼的には判別に困るほどの違いです。 病理検査の希望あり 赤みのある部分を切除しました。 その結果 ボーエン病 の病理診断が出たのです。 ボーエン病は皮膚(または粘膜)の表皮内部に生じるいわゆる早期癌です。 日本人の典型例は (日本皮膚悪性腫瘍学会の写真を引用) 境界明瞭な軽度隆起した褐色の病変です。 ただし、日本人でも上述のような 見た目だけとは、限りません。 以前に、当院で経験した例(こちら) も、とても臨床診断でボーエン病は思い浮かびませんでした。 タグ :皮膚がんボーエン病病理検査脂漏性角化症 Tweet 同じカテゴリー(形成外科エピソード)の記事 まぶたの血管腫、切除後16年の経過(2024-04-20 12:36) 頬の日光性角化症、切除後2年の経過(2024-03-31 14:01) 鼻背部の日光性角化症、双葉皮弁で再建後10ヶ月の経過(2024-03-04 17:40) 前額の赤み(紅斑)、実は皮膚がん(2024-02-29 08:53) 耳ケロイド、切除後8ヶ月の経過(2024-01-31 17:55) 鼻のホクロ、実は皮膚がん(2023-12-15 17:55) コメント(0) ※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。 名前: メール: URL: 情報を記憶: コメント: <ご注意>書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。 確認せずに書込 画像一覧