Dr. Kenの “ゼロより１” 日記

に及びません。



今日の手術は

そのバギーアイの修正術でした。




眼瞼下垂の手術は

術中に座って左右の状態を確認するので

局所麻酔のみで行っていますが

バギーアイの手術は

静脈麻酔と局所麻酔で行っています。




当院では、

豊胸はじめ乳房の手術

脂肪吸引、腹壁形成術など

すべての大きな手術は静脈麻酔＋局所麻酔下です。（こちら）



気管にチューブを入れる、

いわゆる挿管全身麻酔下に行う手術は、

術中は外科医にとっては楽ですが

術後は、確実な気道確保と呼吸状態の慎重な観察

が必須であり、リスクも伴うので

入院が可能な施設で行わなければなりません。





当院では、開院以来、

静脈麻酔と長時間作用型の局所麻酔の併用で、

1000例以上の日帰り手術を行ってきました。




その経験を元に、言えることは、

術前にしっかり問診、診察し、全身状態を把握して

入念に手術を段取りし

確実・安全な麻酔内容と使用量を判断し

チームワークで迅速、適切に手術を行い

早朝に手術を始め、十分に麻酔回復からの時間を確保することで

静脈麻酔と長時間作用型の局所麻酔下に

安全に日帰り手術を行える

ということです。





バギーアイ術前



術後2年