Dr. Kenの “ゼロより１” 日記

である

グロムス腫瘍（またはグロームス腫瘍）

については何度も紹介してきました。



グロムス腫瘍は、爪下に生じることが多く、

しこりは小さくても、

疼痛・圧痛・寒冷時痛

という特徴的な症状があります。



過去8年間に形成外科KCでは

10名の患者さんを治療しました。



ほとんどの方が、前述の症状を訴えて来院しましたが、

爪の表面から見た

しこりの臨床所見（見た目＝表情）は

実に様々です。



“全員の表情”

を紹介します。


点ないし線で囲んだ部分に腫瘍があります。












表情は様々

爪の変形・亀裂、表面から赤みないし青み

が見られることが多いものの

まったく、無表情のものもあります。




無表情を装うこともある“しこり”ですが、

激しい痛み・苦しみをもたらす”やから”でもあるので

たとえ小さくても、

検査ではっきり姿を捕らえることができなくても、

特徴的な症状から

グロムス腫瘍を疑う場合に、

私は積極的に手術をします。