Dr. Kenの “ゼロより１” 日記

と思える報告が


雑誌PRSの最新号(Plast. Reconstr. Surg. 135: 918, 2015)

に載っていました。



形成・美容外科手術の手技上のノウハウを

文字や写真・イラストだけで伝えることは

意外と難しく、やはり直接見学するか、鮮明な動画を見ないと

理解できない部分は多々あります。



海外の学会では手術の中継を見ながら学べることが多く、

最近は、DVDが付属する手術教科書も豊富で、

とても参考になりますが

残念ながら撮影者は、もちろん術者ではなく

（撮影中の一コマ、上記論文より引用）
カメラマンの視線で、必ずしもポイントの部分が映っているとは限りません。



そこで、グーグルグラスの登場

術者が装着して、清潔状態で操作可能になっている。



手術中の実際の画面

鮮明ですし、術者の視線、

つまり手技上の重要ポイントをつぶさに見ることができます。



ライティングを工夫すれば

（重さが気になりますが・・・）
深部の操作も十分観察することができます。



グーグルグラスの様々な機能

（日経新聞の記事より引用）
残念ながら、今年初め、グーグルグラスの個人向け販売の中止

が発表されましたが、医療分野ではとても有用なツールになると思います。