耳ケロイド切除後の電子線照射
については、これまでも紹介してきました(こちら)。
先日の形成外科学会でもケロイドの治療に関して多くの報告がありました。
全国の大学病院の中でも
とりわけケロイド・肥厚性瘢痕の治療について
数多くの業績を上げてきたのは
日本医科大学の形成外科です(こちら)。
今回、同科から新知見が報告されました。
いずれの報告もさらなる検証は必要ですが、
日々の診療、治療方針に直接影響する
貴重な発表でした。
私も同大学の治療方針に準じて
耳ケロイドの治療を行っていますが、
初回切除の方には電子線照射を行っていません。
初回切除前
切除後6ヶ月
先日の形成外科学会でもケロイドの治療に関して多くの報告がありました。
全国の大学病院の中でも
とりわけケロイド・肥厚性瘢痕の治療について
数多くの業績を上げてきたのは
日本医科大学の形成外科です(こちら)。
今回、同科から新知見が報告されました。
1.帝王切開後にトラニラスト(抗アレルギー剤の一種)を内服すると肥厚性瘢痕(盛り上がったきずあと)になりにくい
2.高血圧の人は、肥厚性瘢痕・ケロイドになりやすい
3.耳垂部のケロイド切除後の再発予防目的での電子線照射は、1回行うだけ(ただし照射線量は多め)でも、2〜3回の分割照射と成績は変わらない
いずれの報告もさらなる検証は必要ですが、
日々の診療、治療方針に直接影響する
貴重な発表でした。
私も同大学の治療方針に準じて
耳ケロイドの治療を行っていますが、
初回切除の方には電子線照射を行っていません。
初回切除前
切除後6ヶ月
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