鼻が変形する、とても稀な病気 2013年06月13日 16:49 カテゴリー │形成外科エピソード として “再発性多発軟骨炎” があります。 原因が不明で、人口100万人当たり数名ほどの稀な難治性疾患です(詳しくはこちら)。 耳や鼻、気道さらには関節の軟骨が侵されます。 鼻の軟骨炎を合併すると 典型的な鞍鼻変形(鼻の凹み)を呈します。 そこで、 変形の進行が収まった段階で 写真の耳介軟骨と筋膜を使って鼻形成術を施行しました。 (耳介軟骨も軽度の変形がありましたが移植組織としては十分利用できました) 術後、1年 変形は改善してます が 病気自体が完治したわけではないので、 長期的には再発(再変形)の可能性もあり、 一生、経過を見ていく必要があります。 付録:鼻形成術については以前のブログ(こちら)もご覧下さい。 タグ :軟骨炎再発性多発軟骨炎自己免疫疾患膠原病鞍鼻変形 Tweet 同じカテゴリー(形成外科エピソード)の記事 まぶたの血管腫、切除後16年の経過(2024-04-20 12:36) 頬の日光性角化症、切除後2年の経過(2024-03-31 14:01) 鼻背部の日光性角化症、双葉皮弁で再建後10ヶ月の経過(2024-03-04 17:40) 前額の赤み(紅斑)、実は皮膚がん(2024-02-29 08:53) 耳ケロイド、切除後8ヶ月の経過(2024-01-31 17:55) 鼻のホクロ、実は皮膚がん(2023-12-15 17:55) コメント(0) ※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。 名前: メール: URL: 情報を記憶: コメント: <ご注意>書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。 確認せずに書込 画像一覧