ケロイド治療の目標 2012年10月24日 18:25 カテゴリー │形成外科エピソード は決して跡形もなく消すことではありません。 ケロイドの方が初診で来院されたときに話すことは 「まず、ケロイドの進行をとめること、できれば今より広がりと厚みを小さくし、柔らかくなるようにすることです。」 特に、胸(胸骨の前面)、肩(三角筋部)に生じたケロイドは、まずメスを入れることはしません。 耳のケロイドは例外的に切除することが多い部位です(詳しくはこちら)。 切らない場合の治療はステロイド剤の局所注射が中心になります。 (詳細は以前のブログ(こちら)をご覧下さい。) 地道に月1回のペースで治療していきます。 初診時の状態(左肩) 13回注射後 初診時の状態(右肩) 13回注射後 扁平化して柔らかくなったら終了です。 ただし、再発の可能性はあります。 タグ :ケロイド肥厚性瘢痕ステロイド真性ケロイド Tweet 同じカテゴリー(形成外科エピソード)の記事 まぶたの血管腫、切除後16年の経過(2024-04-20 12:36) 頬の日光性角化症、切除後2年の経過(2024-03-31 14:01) 鼻背部の日光性角化症、双葉皮弁で再建後10ヶ月の経過(2024-03-04 17:40) 前額の赤み(紅斑)、実は皮膚がん(2024-02-29 08:53) 耳ケロイド、切除後8ヶ月の経過(2024-01-31 17:55) 鼻のホクロ、実は皮膚がん(2023-12-15 17:55) コメント(0) ※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。 名前: メール: URL: 情報を記憶: コメント: <ご注意>書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。 確認せずに書込 画像一覧