Dr. Kenの “ゼロより1” 日記

沖縄県那覇市久茂地 タイムスビル6階にある 形成外科KCの院長、Dr. Kenのブログです。

しこり110

の中で、指趾にできる粘液のう腫については以前にも紹介しました(詳しくはこちら)。

決して稀な病変ではありませんし良性のできものですが、時に袋が破れ中味の粘液が漏れ出し、感染を来すことがあります。また、徐々に大きくなり、痛むこともありますので、早めに治療することをおすすめしています。

治療としては、何らかの薬液を注入して固める方法もあるようですが、私は外科的に切除しています。関節との交通することもあるのう腫(袋)を確実に切り取って、確実に皮膚の欠損部分を縫い合わせる必要があります。ただ、問題は関節周囲の皮膚は伸展性に乏しく、たとえ小さな欠損でも簡単に閉じることはできません。

そこで、私は以前に紹介した双葉皮弁(詳しくはこちら)で閉鎖しています。

治療前、足趾の粘液のう腫
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双葉皮弁のデザイン
しこり110

手術後6ヶ月、再発なし、元々関節の変形がありました
しこり110


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