しこり110 2011年04月19日 23:29 カテゴリー │しこり の中で、指趾にできる粘液のう腫については以前にも紹介しました(詳しくはこちら)。 決して稀な病変ではありませんし良性のできものですが、時に袋が破れ中味の粘液が漏れ出し、感染を来すことがあります。また、徐々に大きくなり、痛むこともありますので、早めに治療することをおすすめしています。 治療としては、何らかの薬液を注入して固める方法もあるようですが、私は外科的に切除しています。関節との交通することもあるのう腫(袋)を確実に切り取って、確実に皮膚の欠損部分を縫い合わせる必要があります。ただ、問題は関節周囲の皮膚は伸展性に乏しく、たとえ小さな欠損でも簡単に閉じることはできません。 そこで、私は以前に紹介した双葉皮弁(詳しくはこちら)で閉鎖しています。 治療前、足趾の粘液のう腫 双葉皮弁のデザイン 手術後6ヶ月、再発なし、元々関節の変形がありました タグ :しこり粘液嚢腫指趾双葉皮弁ガングリオン Tweet 同じカテゴリー(しこり)の記事 イボ様のできもの、その本体は(2024-05-10 17:07) 額の脂肪腫、切除後9年の経過(2024-03-18 12:40) 下肢にできた有痛性しこり、その正体は(2024-02-14 13:48) 耳介後面の大きなできもの、その正体は(2024-02-08 14:07) 頬の大きな粉瘤、くり抜き法で治療後4ヶ月の経過(2024-01-24 23:32) 頬の大きな粉瘤、くり抜き法で治療後4ヶ月の経過(2023-11-29 20:42) コメント(0) ※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。 名前: メール: URL: 情報を記憶: コメント: <ご注意>書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。 確認せずに書込 画像一覧