しこり87
を手術後は、患者さんに切り取ったものをお見せして必要に応じて病理検査に提出することがあります。
私の場合、病理検査を行う、大まかな基準は次の通りです。
しかし、前掲の黒い小さなしこりが「イボ」とは思いませんでした。
私の場合、病理検査を行う、大まかな基準は次の通りです。
経過や見た目(臨床所見)から悪性疾患を疑う場合
良性の可能性が高いが形や大きさの急な変化があるしこりや見た目が比較的まれなしこり
似たような見た目のしこりが多発していて治療方針を決める上で必要な場合
紹介元の医師から病理検査の依頼があった場合
患者さんから病理検査の依頼があった場合
次の写真はまぶたにできた黒い小さなしこりです。一見ほくろに似ていますが1ヶ月で大きくなって来たということで、病理検査を行いました。
すると病理報告はなんと「イボ」=ウイルス性疣贅でした。
すると病理報告はなんと「イボ」=ウイルス性疣贅でした。
一般に「イボ」は、次の写真のような見た目の特徴があります。
皮膚から盛り上がった、表面がざらついた特別に色を持たないしこりです。ただし、同じウイルスの仲間が原因の足底に好発する病変は、扁平のものもあります(ミルメシア)。
皮膚から盛り上がった、表面がざらついた特別に色を持たないしこりです。ただし、同じウイルスの仲間が原因の足底に好発する病変は、扁平のものもあります(ミルメシア)。
しかし、前掲の黒い小さなしこりが「イボ」とは思いませんでした。
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