Dr. Kenの “ゼロより1” 日記

沖縄県那覇市久茂地 タイムスビル6階にある 形成外科KCの院長、Dr. Kenのブログです。

ホクロ(7)

を炭酸ガスレーザーで治療すると、良い結果が得られることと、その問題点について先日のブログで紹介しました。

 問題点として
1. あまり深く照射すると凹んだキズ跡を残す。
2. ホクロの細胞が深い位置まで存在すると、再発する場合がある。

を挙げましたが、事前の対策として重要なことは、ホクロの外観からどの位の厚みと拡がりを持ったホクロか評価することです。ところが実際は、その評価が難しいのです。

当院の炭酸ガスレーザー装置(Lumenis 30C)
ホクロ(7)

 先日、あるセミナーで炭酸ガスレーザーによるホクロの治療を数多く経験された先生から、ホクロの評価法についての提案がありました。

それは、顔面のホクロの成熟度分類です(葛西形成外科資料参照)。
1度:扁平、色は薄い
ホクロ(7)

2度:扁平、色が濃くなってくる
ホクロ(7)

3度:少し盛り上がり、色は濃い、色素産生能が高い
ホクロ(7)

4度:盛り上がっている、色素産生能が落ちている
ホクロ(7)

5度:いぼ状、色がほとんどない、色素産生能も落ちている
ホクロ(7)


ホクロの成熟度をもとに再発の程度を予測するわけです。
3度の少し盛り上がりがあり、色が濃いホクロは一旦レーザーで治療しても再発しやすいと考えられています。


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