しこり(35)
が将来、発生するかも知れない皮膚病変のひとつに脂腺母斑があります。
発生部位としてよく見られるのは、頭部です。生まれつき頭部に毛のない部分があって、成長とともに褐色調を呈しわずかに盛り上がってきたら脂腺母斑と思って間違いありません。
成人以後に、母斑の内部にしこりが生じてくることがあります。頻度は低いのものの皮膚がんができることがあるので、低年齢でも手術をおすすめしています。
詳しくは、日本形成外科学会のHP(こちら)をご覧下さい。
写真は5歳の男児です。表面がややでこぼこした褐色調の病変で、典型的な脂腺母斑です。
頭部の脂腺母斑を治療する上で大切なのは、キズ跡をいかに目立たなくするかです。切り取った後にあえて直接閉じずに、毛の流れ、伸びる方向を考えながら、周囲の皮膚を移動させて縫いました(Z形成術の応用)。私は、手術の時、毛剃りをしません。
術後、3ヶ月、キズ跡はありますが、毛の流れでうまく隠されてほとんどわかりません。
発生部位としてよく見られるのは、頭部です。生まれつき頭部に毛のない部分があって、成長とともに褐色調を呈しわずかに盛り上がってきたら脂腺母斑と思って間違いありません。
成人以後に、母斑の内部にしこりが生じてくることがあります。頻度は低いのものの皮膚がんができることがあるので、低年齢でも手術をおすすめしています。
詳しくは、日本形成外科学会のHP(こちら)をご覧下さい。
写真は5歳の男児です。表面がややでこぼこした褐色調の病変で、典型的な脂腺母斑です。
頭部の脂腺母斑を治療する上で大切なのは、キズ跡をいかに目立たなくするかです。切り取った後にあえて直接閉じずに、毛の流れ、伸びる方向を考えながら、周囲の皮膚を移動させて縫いました(Z形成術の応用)。私は、手術の時、毛剃りをしません。
術後、3ヶ月、キズ跡はありますが、毛の流れでうまく隠されてほとんどわかりません。
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