しこり(22) 2010年06月04日 23:50 カテゴリー │しこり の中で、まぶた(眼瞼)にできる、稀なもののひとつにosteoma cutisがあります。 ちゃんとした日本語の病名も未だになく、直訳すればosteoma(骨腫) cutis(皮膚)「皮膚骨腫」と呼ぶのでしょうか。 切り取ったあとの病理検査でも、しこりの本体が骨でできていることが判明しました。文献報告も調べましたが、その中でもとても稀なしこりとして紹介されていました。 20年余の医師経験の中で最初で最後のしこりと思っていましたが、なんと、その半年後に別のお子さんのまったく同じ場所の、同じしこりを手術しました。 なぜ、同じ場所に、同じしこりが、しかも生まれつき生じるのかと、思いました。 不思議でなりません。 タグ :しこり骨腫先天性形成外科KCosteoma Tweet 同じカテゴリー(しこり)の記事 イボ様のできもの、その本体は(2024-05-10 17:07) 額の脂肪腫、切除後9年の経過(2024-03-18 12:40) 下肢にできた有痛性しこり、その正体は(2024-02-14 13:48) 耳介後面の大きなできもの、その正体は(2024-02-08 14:07) 頬の大きな粉瘤、くり抜き法で治療後4ヶ月の経過(2024-01-24 23:32) 頬の大きな粉瘤、くり抜き法で治療後4ヶ月の経過(2023-11-29 20:42) コメント(0) ※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。 名前: メール: URL: 情報を記憶: コメント: <ご注意>書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。 確認せずに書込 画像一覧