しこり(20)
の中で手足に多い病変は以前にも紹介しました。
もう一つ手指、足趾に、比較的よく見られるしこりを挙げるとしたら、それは「粘液のう腫」と呼ばれるものでしょう。爪の付け根の部分に生じる場合がほとんどで、表面からは、しこりとして触れないものもあります。その場合でも、爪甲の変形を認めることから、診断にいたる場合も決して少なくありません。
原因は、関節部分の骨が変性・変形(骨棘)し、結果的に粘液を含んだ小さな袋が生ずると考えられています。
いたみや運動障害などの症状は、ほとんどなく、単なるしこりや爪の変形、さらには袋が破れて粘液が漏れ出たために、病院を受診することが多いようです。
治療は、外科的に袋を除去して、骨の変形が強い場合は骨棘を削る必要があります。
50歳代、男性、数年前から明らかな爪甲の変形を認めました。
袋を切除して、骨棘も削りました。術後2年の状態です。
もう一つ手指、足趾に、比較的よく見られるしこりを挙げるとしたら、それは「粘液のう腫」と呼ばれるものでしょう。爪の付け根の部分に生じる場合がほとんどで、表面からは、しこりとして触れないものもあります。その場合でも、爪甲の変形を認めることから、診断にいたる場合も決して少なくありません。
原因は、関節部分の骨が変性・変形(骨棘)し、結果的に粘液を含んだ小さな袋が生ずると考えられています。
いたみや運動障害などの症状は、ほとんどなく、単なるしこりや爪の変形、さらには袋が破れて粘液が漏れ出たために、病院を受診することが多いようです。
治療は、外科的に袋を除去して、骨の変形が強い場合は骨棘を削る必要があります。
50歳代、男性、数年前から明らかな爪甲の変形を認めました。
袋を切除して、骨棘も削りました。術後2年の状態です。
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