しこり(7)
には、それが生じた場所によって思わぬことが原因の場合があります。
次の写真は、中年女性へその中にできた赤いしこりで数年以上前から気付いていたとのことでした。一体、原因は何でしょう。
某病院の皮膚科を受診した際に、担当医はお腹の中につながる病変の可能性があると判断して、私に紹介してきました。
診察すると、へその中の小さな赤く柔らかいしこりですが、よく話を聞くと時折、膿汁(うみ)が出て、周辺が赤く腫れて発熱したことがあるとのことでした。
以上の情報からピントきたのは、尿膜管遺残(にょうまくかんいざん)と呼ばれる疾患です。胎児の時には膀胱とへそを結ぶ管状の組織があります。本来、出生時には、消失しているはずの組織がそのまま残った状態です。
そこでCT検査を行うと、案の上、へそから膀胱につながる病変を認めました。外科的に切り取り完治しました。
その他にも、へそにできるしこりには、腸管につながる病変が原因の場合もありますので、注意が必要です。
次の写真は、中年女性へその中にできた赤いしこりで数年以上前から気付いていたとのことでした。一体、原因は何でしょう。
某病院の皮膚科を受診した際に、担当医はお腹の中につながる病変の可能性があると判断して、私に紹介してきました。
診察すると、へその中の小さな赤く柔らかいしこりですが、よく話を聞くと時折、膿汁(うみ)が出て、周辺が赤く腫れて発熱したことがあるとのことでした。
以上の情報からピントきたのは、尿膜管遺残(にょうまくかんいざん)と呼ばれる疾患です。胎児の時には膀胱とへそを結ぶ管状の組織があります。本来、出生時には、消失しているはずの組織がそのまま残った状態です。
そこでCT検査を行うと、案の上、へそから膀胱につながる病変を認めました。外科的に切り取り完治しました。
その他にも、へそにできるしこりには、腸管につながる病変が原因の場合もありますので、注意が必要です。
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