しこり(6)
には、思わぬことが原因の場合があります。
次の写真は、中年男性の鼻と頬の間にできた赤いしこりで1年以上前から認めたとのことです。一体、原因は何でしょう。
いくつか病院を受診したようですが、何らかの処置を受けて、一旦良くなったように見えても、再発を繰り返していました。よく話を聞くと時折、膿汁が出てくることもあり、また、上あごの虫歯の痛みもあるとのことでした。
以上の情報からピントきたのは、外歯瘻(がいしろう)と呼ばれる疾患です。長期間にわたり歯の根っこ(歯根)に炎症があると周囲に影響がおよび皮膚に穴が開いて膿汁がでたり、しこりができたりするのです。中には歯根から10㎝以上も離れた皮膚に病変ができることもあります。
そこでCT検査を行うと、案の上、虫歯の根っこに一致して骨が溶けた部分があり長期間におよぶ歯根の化膿があったことがわかりました。顔のしこりと歯根には若干の距離がありますが、原因は歯にあると判断し、まず、歯科医に虫歯の処置をお願いしました。その結果、しこりは徐々に改善し治癒に至ったのです。
しこりの見た目が千差万別なら、原因も千差万別、正しい原因・診断を導くためには知識と経験はもちろんイマジネーションも必要です。
次の写真は、中年男性の鼻と頬の間にできた赤いしこりで1年以上前から認めたとのことです。一体、原因は何でしょう。
いくつか病院を受診したようですが、何らかの処置を受けて、一旦良くなったように見えても、再発を繰り返していました。よく話を聞くと時折、膿汁が出てくることもあり、また、上あごの虫歯の痛みもあるとのことでした。
以上の情報からピントきたのは、外歯瘻(がいしろう)と呼ばれる疾患です。長期間にわたり歯の根っこ(歯根)に炎症があると周囲に影響がおよび皮膚に穴が開いて膿汁がでたり、しこりができたりするのです。中には歯根から10㎝以上も離れた皮膚に病変ができることもあります。
そこでCT検査を行うと、案の上、虫歯の根っこに一致して骨が溶けた部分があり長期間におよぶ歯根の化膿があったことがわかりました。顔のしこりと歯根には若干の距離がありますが、原因は歯にあると判断し、まず、歯科医に虫歯の処置をお願いしました。その結果、しこりは徐々に改善し治癒に至ったのです。
しこりの見た目が千差万別なら、原因も千差万別、正しい原因・診断を導くためには知識と経験はもちろんイマジネーションも必要です。
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。