「嘘をつかない、
わかるように、今後の事も考えて」
この言葉は、6年前、県立中部病院に勤務していた頃に、ある小児科医の講演で聞いた『子供への告知3原則』です。たまたま、心に残った言葉を書き留めておいたメモをめくっていて見つけました。
その先生とは、東京の聖路加国際病院の小児科部長で小児がん・血液病が専門の細谷亮太医師です。
不幸にして悪性腫瘍や血液病を患った小児患者をケアしていくということは、5年、10年あるいはそれ以上続く、長く、辛い治療の道のりを本人、家族と共に歩んでいくことを意味します。治癒という目標に一緒にたどり着くため、何より大切なことは、まず本人との確固とした信頼関係を築くことです。数多くの患者さんと共に、長い長い道を歩んで来た先生の言葉は、シンプルながらも、彼らから信頼を得るための医師としての心構えを的確に表しています。
今日、当院に指をカッターで切った3歳の男の子と顔面を電柱にぶつけキズを負った8歳の男児が受診しました。以前のブログで紹介した『つかみ』と『蚊が3匹』の話術を駆使して、スムースに処置することができました。
その時、細谷先生のいう『子供への告知3原則=嘘をつかない、わかるように、今後の事も考えて』を実践している自分に気づきました。
この言葉は、6年前、県立中部病院に勤務していた頃に、ある小児科医の講演で聞いた『子供への告知3原則』です。たまたま、心に残った言葉を書き留めておいたメモをめくっていて見つけました。
その先生とは、東京の聖路加国際病院の小児科部長で小児がん・血液病が専門の細谷亮太医師です。
不幸にして悪性腫瘍や血液病を患った小児患者をケアしていくということは、5年、10年あるいはそれ以上続く、長く、辛い治療の道のりを本人、家族と共に歩んでいくことを意味します。治癒という目標に一緒にたどり着くため、何より大切なことは、まず本人との確固とした信頼関係を築くことです。数多くの患者さんと共に、長い長い道を歩んで来た先生の言葉は、シンプルながらも、彼らから信頼を得るための医師としての心構えを的確に表しています。
今日、当院に指をカッターで切った3歳の男の子と顔面を電柱にぶつけキズを負った8歳の男児が受診しました。以前のブログで紹介した『つかみ』と『蚊が3匹』の話術を駆使して、スムースに処置することができました。
その時、細谷先生のいう『子供への告知3原則=嘘をつかない、わかるように、今後の事も考えて』を実践している自分に気づきました。
この記事へのコメント
はじめまして
嘘をつかないって、難しいけど、大切な事ですね
嘘をつかないって、難しいけど、大切な事ですね
Posted by 空の色 at 2011年07月22日 23:23
空の色さま
コメントありがとうございます。
必要な「嘘」も、たまにはあります。
こどもには必要ないですね。
コメントありがとうございます。
必要な「嘘」も、たまにはあります。
こどもには必要ないですね。
Posted by Dr.Ken at 2011年07月24日 22:49
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