ホクロ(4)
と言っても黒いものだけではないし、外見的に似たようなしこりも多く、意外と診断が難しい場合があるということは、前回までのブログでお話ししました。
見た目と経過から判断することを『臨床診断』、一方、病理検査(顕微鏡で細胞を見る検査)に基づく判断を『病理診断』と言います。どちらが最終的な病名=診断になるかというと、『病理診断』が確定診断ということになります。
実際には、すべてのホクロやしこりを病理検査に出すわけにはいきませんので、診療にあたっては、『臨床診断』の精度をいかに上げていくかが肝要です。私は、大学病院での形成外科研修時に、自分が手術した症例のすべてを病理検査に出して、顕微鏡下に自分の目で見て教授とともに『確定診断』を下す機会に恵まれました。その経験から、『臨床診断』の精度を高め、少なくとも「皮膚がんを疑う目」を養うことができた思っています。
ホクロであると自信を持って『臨床診断』した場合は、患者さんに負担の少ない、かつ、見た目にも良い仕上がりとなるような治療法を選択することになります。
下眼瞼のホクロ(母斑細胞性母斑)です。
眼瞼の縁に沿って削り取るように除去しました。その2ヶ月後の状態です。キズ跡もほとんど分かりません。
見た目と経過から判断することを『臨床診断』、一方、病理検査(顕微鏡で細胞を見る検査)に基づく判断を『病理診断』と言います。どちらが最終的な病名=診断になるかというと、『病理診断』が確定診断ということになります。
実際には、すべてのホクロやしこりを病理検査に出すわけにはいきませんので、診療にあたっては、『臨床診断』の精度をいかに上げていくかが肝要です。私は、大学病院での形成外科研修時に、自分が手術した症例のすべてを病理検査に出して、顕微鏡下に自分の目で見て教授とともに『確定診断』を下す機会に恵まれました。その経験から、『臨床診断』の精度を高め、少なくとも「皮膚がんを疑う目」を養うことができた思っています。
ホクロであると自信を持って『臨床診断』した場合は、患者さんに負担の少ない、かつ、見た目にも良い仕上がりとなるような治療法を選択することになります。
下眼瞼のホクロ(母斑細胞性母斑)です。
眼瞼の縁に沿って削り取るように除去しました。その2ヶ月後の状態です。キズ跡もほとんど分かりません。
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