借金生活(3)
の続きです。
先日、巻き爪のご相談で来られた方がいました。診察室に入るなり4年前に、私が眼の手術をしたと話してくれました。
残念ながら、お顔は記憶しているものの詳細を思い出せません。てっきり眼瞼下垂の手術をしたと思い、上まぶたを診察すると手術したのは下眼瞼と言います。キズ跡もほとんど分からないので、診断は何だったかと聞いても覚えていないとのことでした。
そのため、4年前の写真を調べたところ、皮膚がんの手術をしていたことが分かりました。
下眼瞼の皮膚がん切除後の再建
丸く囲んだ腫瘍の部分を切り取ります。その後、内側、外側の皮膚を寄せて組織欠損を閉じるようにデザインしています。
目尻の皮膚をZ字状にデザインするのがポイントです。そうすることで、効率的に組織を移動できると同時にキズ跡も目立ちにくくなります。
縫合直後
皮膚がんを切除した後の組織欠損=『借金』を周囲の組織をうまくやりくりして、負担を最小限にキチッと再建=『返済』できています。
先日、巻き爪のご相談で来られた方がいました。診察室に入るなり4年前に、私が眼の手術をしたと話してくれました。
残念ながら、お顔は記憶しているものの詳細を思い出せません。てっきり眼瞼下垂の手術をしたと思い、上まぶたを診察すると手術したのは下眼瞼と言います。キズ跡もほとんど分からないので、診断は何だったかと聞いても覚えていないとのことでした。
そのため、4年前の写真を調べたところ、皮膚がんの手術をしていたことが分かりました。
下眼瞼の皮膚がん切除後の再建
丸く囲んだ腫瘍の部分を切り取ります。その後、内側、外側の皮膚を寄せて組織欠損を閉じるようにデザインしています。
目尻の皮膚をZ字状にデザインするのがポイントです。そうすることで、効率的に組織を移動できると同時にキズ跡も目立ちにくくなります。
縫合直後
皮膚がんを切除した後の組織欠損=『借金』を周囲の組織をうまくやりくりして、負担を最小限にキチッと再建=『返済』できています。
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