鼻のできもの切除後、“二次治癒”でキレイに治りました。 2020年04月10日 17:30 カテゴリー │形成外科エピソード ホクロ様のできもの よく見ると 皮膚がんの一種 基底細胞がん も否定できないので やや広めに切除して 病理診断をみて 追加治療の要否を判断することとし 切除部は開放創で 経過観察しました。 術後2日目 かさぶたに被われています。 病理検査の結果、幸いにも 表皮乳頭状増殖 で悪性所見なし そのまま軟膏処置で 二次治癒 を待ち 術後2週目 上皮化完了 術後2ヶ月 軽度赤み有り 術後4ヶ月 再発なく、キズアトもほとんどわかりません。 このように、 部位と範囲によって、開放創は 二次治癒 でかなりキレイに治ります。 古くから用いられる方法ですが 最近の学術雑誌でも報告されています。 (PRS, 135: 95e, 2016) その論文から引用 下眼瞼内側の皮膚腫瘍 広範囲切除直後 そのまま二次治癒で経過観察後1年3ヶ月 眼瞼周囲は この方法の良い適用部位 と結論しています。 当院の新型コロナウイルス感染症対策について 院内での対策 1.スタッフのマスク着用、手指消毒の徹底 2.診察室、処置室、スキンケア室など各所のドアノブ、テーブルのアルコール清拭を徹底 3.院内換気 4.待合室での来院者間スペースの拡大 来院予定のお客様へのお願い 1.37.5度以上の発熱がある方 2.咳症状があるか、または体調がすぐれない方 3.来院の14日以内に県外、国外へ行かれた方 4.コロナウイルス感染または感染疑いの人と接触があった方 以上に該当する方は、来院をお控えいただくか、お電話(098-866-5151)でご連絡下さい。 ご理解のほどよろしくお願いします。 形成外科KC 院長 新城 憲 タグ :二次治癒皮膚腫瘍新型コロナウイルス感染症 Tweet 同じカテゴリー(形成外科エピソード)の記事 まぶたの血管腫、切除後16年の経過(2024-04-20 12:36) 頬の日光性角化症、切除後2年の経過(2024-03-31 14:01) 鼻背部の日光性角化症、双葉皮弁で再建後10ヶ月の経過(2024-03-04 17:40) 前額の赤み(紅斑)、実は皮膚がん(2024-02-29 08:53) 耳ケロイド、切除後8ヶ月の経過(2024-01-31 17:55) 鼻のホクロ、実は皮膚がん(2023-12-15 17:55) コメント(0) ※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。 名前: メール: URL: 情報を記憶: コメント: <ご注意>書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。 確認せずに書込 画像一覧