Dr. Kenの “ゼロより１” 日記

-2010年〜2017年（7年間）のデータ解析-

が送られてきました。





当院は日本形成外科学会の教育関連施設で

その認定を更新するために

手術件数を毎年

学会のデータベースに報告、登録しています。





今回送られてきた文書は

全国の専門医教育認定施設・教育関連施設からの

年次報告をまとめたものです。





その中で、目についたデータは

乳がん術後の乳房再建手術の推移です。

一次再建



二次再建


両者とも、2013年7月に

乳房インプラントによる再建が

健康保険適応になったあと

件数が劇的に増加しているのが分かります。




それとともに、自家組織による再建数

も増加しているのが、興味深いです。





2013年以降、

一般の方や患者さんの乳房再建に対する関心が

高まっているのと同時に

これまで乳房再建に積極的ではなかった乳腺外科医も、

その意識の変化、流れに沿って

乳房再建の選択肢を呈示せざるを得ない

状況になってきたことを反映している、と考えます。






その他に、興味深いデータとしては

後天性眼瞼下垂の手術件数の推移です。



7年前と比較して

男性は2.07倍、女性は1.74倍に増加しています。


当院でも、眼瞼下垂の手術が増加してるのは実感します。




このように、全国規模で集計すると

貴重なデータが得られますが

実際にオンラインで全症例を登録するには

多大な労力を必要とします。




当院では、看護師が入力して、

邦子先生がチェックしています。

ありがとうございますm(_ _)m。





付録：帰宅途中、デパ地下で発見

なんとパイナップル1個が

6,800円

恐るべし