ケロイド
については、以前のブログでも触れましたが、形成外科で最も権威のある学術雑誌であるPlastic and Reconstructive Surgery(通称PRS、1月17日ブログ参照)の最新号で、現時点でのケロイド対するベストの治療法が紹介されました。著者は日本の形成外科医ですが、数多くの治療経験に基づいた結果で説得力のある内容でした。
大筋では、これまでの治療法と変わりませんが、具体的な指針を示している点が評価できます。まず、ケロイドの大きさと個数で外科的に完全に切り取るのか、否かの方針を立てます。つまり、ケロイドをなくすことを目標とするのか、あるいは改善ないし増悪阻止を目標とするのか、最初に治療目標を決めるわけです。
ケロイドを切り取った後は、いかに再発予防策を講じるか重要です。
具体的には以下の通りで、何れも徹底して行う必要があります。経験的に、最低1年は経過を見ないと再発の有無を判断できません。
背中のケロイド
完全に切り取って、電子線を照射しました。術後5ヶ月の状態で、良好に経過していますが、まだまだ油断はできません。
大筋では、これまでの治療法と変わりませんが、具体的な指針を示している点が評価できます。まず、ケロイドの大きさと個数で外科的に完全に切り取るのか、否かの方針を立てます。つまり、ケロイドをなくすことを目標とするのか、あるいは改善ないし増悪阻止を目標とするのか、最初に治療目標を決めるわけです。
ケロイドを切り取った後は、いかに再発予防策を講じるか重要です。
具体的には以下の通りで、何れも徹底して行う必要があります。経験的に、最低1年は経過を見ないと再発の有無を判断できません。
術後に電子線照射またはステロイドを局注する
抗アレルギー薬(トラニラスト)を内服する
キズをテーピングまたはシリコンシートでカバー(外的刺激の予防)する
キズへ緊張がかからないようにする
背中のケロイド
完全に切り取って、電子線を照射しました。術後5ヶ月の状態で、良好に経過していますが、まだまだ油断はできません。
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