Dr. Kenの “ゼロより1” 日記

沖縄県那覇市久茂地 タイムスビル6階にある 形成外科KCの院長、Dr. Kenのブログです。

ホクロ(1)

は、当院でも最も治療することが多い皮膚のできものです。

ホクロの正式名称は母斑細胞性母斑と言って、母斑細胞という特殊な細胞からなる皮膚の病変です。

生まれつき見られる場合もありますが、多くは成長とともに出現し、徐々に大きくなってきます。

良性のできものではありますが、顔面など目立つ部位で、ゆっくりと増大してくるのを気にして来院される方が多いようです。



そこで、治療方法ですが、


形成外科KCでは顔面の場合、


原則として大きさ2mmまでは炭酸ガスレーザー、

3mm以上は切り取って縫合するようにしています。


理由は、その方が見た目も綺麗に自然に仕上がるからです。


ただし、部位によっては、その基準が異なります。


例えば、目頭の部分や皮膚が厚い鼻では大きくてもレーザーで治療する場合があります。


レーザー治療は、上手に行えばとても良い結果が得られますが、あまり深く照射すると凹んだキズ跡を残しますので、その点は慎重に行う必要があります。


鼻のホクロ:
炭酸ガスレーザー治療前
ホクロ(1)


治療後2ヶ月
ホクロ(1)


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