Dr. Kenの “ゼロより1” 日記

沖縄県那覇市久茂地 タイムスビル6階にある形成外科KCのドクターKenのブログです。

レメディーの威力

ホメオパシー(homeopathy)という言葉をご存じですか。

補完・代替医療の一種で、同種療法・同毒療法・同病療法などと訳されます。

西洋医学が、発熱したら解熱薬、痛みが出たら鎮痛薬などのように、いわゆる対症療法が主体なのに対して、

ホメオパシーでは、逆に、もし健康な人間に与えたら似た症状をひき起こす物質をごく微量与えることで、患者の症状を軽減または治癒させようという考えです。

例えば、解熱を促す場合には、健康な人間に与えたら体温を上げる物質を少量、患者に与えることによって、短時間は発熱が増悪しても、すぐに解熱に向かうのを期待しているわけです。



多くの地域で医療の一環として行われている一方、科学的根拠の欠落を指摘する識者が多いのが実情です。

私も西洋医学の教育を受け、外科医として育ってきたこともあり、ホメオパシーの言葉は聞いたことがあっても、代替医療、民間医療の一種と言うだけで、ホメオパシーの中味を知ろうともしませんでした。

開業後に、いわゆるイボ(医学的には尋常性疣贅と呼ぶウイルスによる皮膚病変)の治療で手こずっているときに、知人からレメディーの使用をすすめられました。

レメディーとはホメオパシーで使用する丸薬のことです。

イボが多発していて、液体窒素による凍結治療やレーザー焼灼、さらには外科的切除などを拒否した患者さんに使ってみました。

未だ多くの経験はありませんが、中には驚くような結果を見せた方もいます。


『押してもだめなら引いてみな』ではありませんが、人間の身体は、真っ向勝負だけではコントロールできないと、つくづく感じました。









何年にも渡り痛みを伴う治療を受けて改善せず、

むしろ悪化して来たため来院された方を紹介します。

通算6ヶ月間に渡り辛抱強く飲み続け、

結果はまさに、信じる者こそ救われる、でした。

手指、治療前
レメディーの威力


レメディー開始後10ヶ月
レメディーの威力
GOOD





同じ方の足、治療前
レメディーの威力


レメディー開始後10ヶ月
レメディーの威力
ピース








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この記事へのコメント
はじめまして。
たまたま調べているうちに、こちらにたどり着きました。

知り合いのお子さんが中学生の女の子で、顔に肥厚性瘢痕があります。
お年頃なので、やはり本人も気にしているらしく、
絆創膏を貼って生活しているようです。

もともとは犬に咬まれた傷のようです。
よろしければ、どのレメディーが有効か教えていただけませんでしょうか?

とてもかわいそうでなりません。
どうか、よろしくお願いいたします。
Posted by 小川 at 2010年01月09日 20:47
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