茶色のあざ 2011年04月17日 22:06 カテゴリー │形成外科エピソード は、比較的多い生まれつきの皮膚病変です。 表面が平坦で境界がはっきりしているのが特徴で、 ほとんどの場合、 扁平母斑 です。 レーザーの適応ですが、 再発率が高く(80%前後)、 治療は意外と困難です。 ただ、逆にいえば 20%はキズ跡を残さず治る可能性がある という事ですので、 私はまずレーザーで治療することにしています。 以前に扁平母斑がある兄弟を治療しました。 同じレーザーで、同じパワーで治療したにもかかわらず、 一方は1回の照射で治癒し、 一方は2度照射しても再発しました。 治療前 治療後6ヶ月、再発なし 治療前 2回照射後4ヶ月、再発 再発のメカニズムは、 未だよくわかっていません。 毛の周囲から再発することが多いため、 脱毛レーザーも併用すると良い という意見もありますが、 必ずしもよい成績ではないようです。 タグ :茶色アザ扁平母斑レーザー治療母斑あざ Tweet 同じカテゴリー(形成外科エピソード)の記事 まぶたの血管腫、切除後16年の経過(2024-04-20 12:36) 頬の日光性角化症、切除後2年の経過(2024-03-31 14:01) 鼻背部の日光性角化症、双葉皮弁で再建後10ヶ月の経過(2024-03-04 17:40) 前額の赤み(紅斑)、実は皮膚がん(2024-02-29 08:53) 耳ケロイド、切除後8ヶ月の経過(2024-01-31 17:55) 鼻のホクロ、実は皮膚がん(2023-12-15 17:55) コメント(0) ※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。 名前: メール: URL: 情報を記憶: コメント: <ご注意>書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。 確認せずに書込 画像一覧