日本美容外科学会(2)

Dr.Ken

2010年10月08日 20:04

は、今年、京都での開催です。

 2日間に渡り、朝8時から午後6時近くまで、ほとんど休憩なしにレクチャーや演題発表が続きます。

 今回からの試みとして設置したコンピューター上で好きな時間に一般演題を閲覧できるePosterが導入されました。おまけに各種医療機器、手術器具、スキンケアメーカーの出展、さらには関連書籍の展示もあるため、情報収集を時間内に行うのは至難の業です。

 また、会場がいくつにも分かれているので。学会が始まる前にレクチャーや講演の抄録を読んで聞きたい発表を選んで、効率的に移動する必要があります。

 この学会は2日間ですが、3日間の学会だと終わった後は疲労も半端ではありません。加えて集中的に多くのことを学ぶため頭の中がオーバーヒート状態です。形成外科、美容外科の学会では、発表された新しい手術方法がよいものであれば、すぐに自分が行う治療に活かせるので、発表の中味を厳しく吟味します。

 外科医の性分として、学会の後はテンションが高まります。より良い結果を出したいため、学んだ新しい方法を早く取り入れたくなります。そのため、手術の合併症の発生率が学会後に高くなるとよく言われます。その意味でも、発表をより慎重に評価して実践に移す必要があります。

懇親会で芸妓さんとともに

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