Dr. Kenの “ゼロより１” 日記

と10歳の姪に指差されたIさんは

大きなショックを受けて

来院しました。


指差された“これ”とは、

下まぶたの“ふくらみ”、つまり

目袋＝バギーアイ

です。



それ以来、Iさんは遠くの鏡に映る自分の目袋を見ては

落ち込んで

意を決して受診したのです。



ヒアルロン酸を注入する方法もありますが、

やはり手術がもっとも効果的です。



手術方法も様々ですが、

余分な眼球周囲の脂肪（眼窩内脂肪）を除去するのではなく、

脂肪の位置を移動させて、凹凸を修正する方法が

最近の主流です。



下まぶたの断面模式図で見ると

手術前

眼窩内脂肪が前方にふくらんでいます。

手術後

眼窩内脂肪を移動させて凹凸をなくします。



実際の手術例
手術前


術後1年

きれいに修正されています。



手術後、目袋がなくなったIさん

姪御さんに会いに行ったところ

違いにまったく気づいてくれず

また、ショックを受けたようです。