皮膚のできものから内臓の様子が分かる 2013年07月11日 15:05 カテゴリー │形成外科エピソード ことがあります。 つまり、内臓の病気が皮膚の症状として出てくることがあり、 「デルマドローム」 と呼びます。 その中でも有名なサインのひとつが 「Leser-Trelat(レゼル-トレラ)徴候」 です。 体幹にできた多数の褐色のできもの 最もありふれた皮膚の疾患の脂漏性角化症です。 その脂漏性角化症が 急に、短期間(6ヶ月)で、数百個以上もでてきて、大きさも増した場合 内臓の悪性腫瘍を考える必要があります。 具体的には 胃癌>大腸癌>肺癌>乳癌>菌状息肉症(皮膚リンパ腫)などで 腫瘍から皮膚のできものの増殖を刺激する何らかの因子が産生されるためと考えられています。 タグ :脂漏性角化症デルマドロームLeser-Trelat(レゼル-トレラ)徴候内臓悪性腫瘍 Tweet 同じカテゴリー(形成外科エピソード)の記事 まぶたの血管腫、切除後16年の経過(2024-04-20 12:36) 頬の日光性角化症、切除後2年の経過(2024-03-31 14:01) 鼻背部の日光性角化症、双葉皮弁で再建後10ヶ月の経過(2024-03-04 17:40) 前額の赤み(紅斑)、実は皮膚がん(2024-02-29 08:53) 耳ケロイド、切除後8ヶ月の経過(2024-01-31 17:55) 鼻のホクロ、実は皮膚がん(2023-12-15 17:55) コメント(0) ※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。 名前: メール: URL: 情報を記憶: コメント: <ご注意>書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。 確認せずに書込 画像一覧