医療法人こころ満足会 形成外科KC

2011年02月27日

◆しこり100

シリーズもついに100番台に突入です。広い意味で「しこり」と呼べる病変を今後も紹介していきます。

 さて、しこりが生じたきっかけを覚えていると治療する上でとても有用な情報となることがあります。その一つが何らかの異物が皮膚に刺さったというエピソードです。

1ヶ月前に家の中で何かを踏み、その後足裏の痛みが持続するとのことで来院

検索の結果ガラス片を発見(若干ピンぼけですがメモリ中央上部のものが異物です)




同じく1ヶ月前に木のとげが指に刺さり痛みが続くために来院

とげを発見




 はっきりと何かが刺さったというエピソードがあっても、切開しても必ず異物が見つかるわけではありません。

 人体は異物を体外に排出しようとする働きがあるので経過中に異物が消失して、その名残だけがしこりとして残っていることもあります。また、小さな透明なガラス片は見つけること自体が困難です。それでも押すと痛みがあり、以前に何かが刺さった記憶があれば切開して摘出を試みた方が良いと思います。