医療法人こころ満足会 形成外科KC

2011年01月22日

◆しこり(92)

もどきの足の裏にできた病変を紹介します。

いずれも病理検査で診断は確定しています。

その1


その2


その3


その4



似て非なるもの、見た目(視診)だけで正確な診断を下すことの難しさを実感します。

病理診断で、その1は鶏眼(魚の目)、その2は尋常性疣贅、その3と4はミルメシアでした。
ミルメシアはヒト乳頭腫ウイルス1型の感染で生じるデキモノです。主に手のひらや足の裏にできやすく、押すと痛みがあり、中央がやや凹んだ表面が平坦なしこりです。一方、最もありふれたイボである尋常性疣贅は、ヒト乳頭腫ウイルスの主として2、27、57型感染疣贅です。見た目はミルメシアと類似しますが圧痛はほとんどなく、体のどの部分にも生じます。病理検査で見ると両者の違いは、ミルメシアでは表皮の有棘層から表層にわたって細胞質内封入体を認めるのが特徴とされています。