医療法人こころ満足会 形成外科KC

2010年08月14日

◆爪(5)

の変形は、ケガや何らかのできもの、陥入爪などによる爪周囲の化膿、巻き爪など、種々の原因で生じることは、これまでも紹介しました。

 では、手の指、すべて10本が短くなったり、変形する状態は、何が原因でしょう。

 次の写真は、8歳の女児です。



 原因は、長期間の爪噛み癖、つまり習慣的に爪をかむ癖があるために生じたのです。

 治療は、月に1回当院に通ってもらい、ネイリストが爪を磨いたり、甘皮を処理したり、丹念にケアしました。爪をきれいにすることで、爪をいためる噛みぐせをなくすように、辛抱強く指導していきました。その結果、習慣が変わり、3ヶ月後には驚くほどきれいな爪になりました。キラキラ 



 爪噛み癖は、咬爪症(nail bitting, onychophagia)とも呼ばれています。

 3歳以後に発症し、中学・高校生ぐらいまで増加するとされています。兄弟の誕生、転居、転校、入学などの社会的環境の変化、つまり精神的ストレスがきっかけになって、爪を噛む癖が生じることが多いようです。

 治療は、本人に爪をきれいにしたいという意識が出てくると可能です。直接的な治療では、巻き爪でも使うアクリル樹脂の人工爪でカバーして、爪を噛めないようにする方法もあります。

 実は、前述のお子さんの治療に当たり、私は人工爪の治療をおすすめしたのですが、ネイリストの発案で「女心をくすぐる」方法に変えました。爪をきれいにケアしてもらうと、大事にしたくなりますよね。
本日、アップした内容の訂正と追加です。

治療、期間を月に1回と書きましたが、2週に1回の誤りでした。

人工爪ではなく、ネイルケアで治療した理由の詳細です。ネイリストの専門的立場からの意見です。(カルテ全文)
1.9歳と年少であり、爪甲が極端に短く、アクリル(人工爪)の持ちが極端に悪くなることが予想される。(メンテナンスのスパンが1週間〜10日間隔になると予想される)
2.本人、保護者の日常生活の負担にならないような施術で対応していく事が望ましい。
3.アクリル除去後の爪甲はダメージが残り脆くなる事が避けらないため、爪甲をいじるクセのある場合には不向きと思われる。
以上の理由でネイルケアで当面は様子を見ることとし、本人の自覚を促しながらケアをしていくものとする


この記事へのコメント
こんばんは。

爪の手入れ!爪に注意することは!
たくさんありますよね。

今回の記事で
子どもの爪にも注意をしてみることが大切なんだな
と思いました。

いつも有難うございます。
テーピングの松田より。
Posted by ☆テーピングアドバイザーの松田です。☆テーピングアドバイザーの松田です。 at 2010年08月14日 22:59