メスとシミ 2010年07月24日 23:58 カテゴリー │シミ・たるみ 2007年7月にクリニックをオープンし、エンビロンのスキンケアシステムを全面的に導入しました。手術・ケガ・ヤケドなどのきずあとをきれいにすることが形成外科医の使命でもあるわけですが、患者さんの願いに十分応えることができず限界を感じることもありました。 開業するにあたり、そのギャップをできるだけ埋める方法がないかと模索するなか、ついにエンビロンに出会ったのです。導入のきっかけは、私と同じ形成外科医でもあるフェルナンデス先生の開発コンセプトへの共感、16年の実績、プロティア・ジャパンスタッフの人柄などですが、決め手は1年半余、使用している妻の実感と私の目で見た確かな若返り効果です。これなら、きずあとのケアでも今までにない、より質の高いサービスを提供できると感じました。 ところで、顔面のシミが女性の敵なのは当然ですが、メスで問題を解決してきた外科医にとっても、これまでにない難敵です。最新の光治療やレーザー治療でシミを消そうと思っても炎症後色素沈着をきたし、患者さんからお叱りを受け、お互い落胆することも少なくありません。そのため現在は、シミを局所的に治療していくのではなく、エンビロンと光やレーザーを組み合わせて顔面全体を治療し、「時間はかかるかも知れませんが、結果的に長期間にわたり良い状態が維持できますよ」とおすすめしています。その結果、半信半疑の表情で来院された方の肌がきれいになり、徐々に信頼の表情に変わっていくことに手応えを感じつつあります。 エンビロン発祥の地、南アフリカに勝るとも劣らない紫外線が降り注ぐここ沖縄は、エンビロンの真価を発信するには絶好の場所と言えます。メスに続くエンビロンという強力な助っ人を得た美容形成外科医の今後に、乞う、ご期待といった心境です。 2年前に、プロティア・ジャパンの広報誌に書いた原稿です。 初心忘れず! 追記: 2020年6月から フランス発のスキンケアシステム “ソティス” を形成外科KCに導入しました。 詳しくはこちらをご覧ください。タグ :しみメスエンビロン光老化紫外線ソティスsothys Tweet 同じカテゴリー(シミ・たるみ)の記事 シミの一種、ADM、治療開始後5年の経過(2023-12-25 09:23) そばかす、Qスイッチレーザー治療後2ヶ月の経過(2023-05-06 21:57) 頬の脂漏性角化症、炭酸ガスレーザー治療後の色素沈着(2023-03-27 11:12) 首のたるみ治療にボトックスが有効(2023-03-07 11:19) シミの一種、ADM、治療開始後3年の経過(2022-07-18 09:23) 顔面のシミ・ホクロ、治療後1年の経過(2022-03-11 16:58) コメント(0) ※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。 名前: メール: URL: 情報を記憶: コメント: <ご注意>書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。 確認せずに書込 画像一覧