医療法人こころ満足会 形成外科KC

2011年06月30日

◆那覇市役所新築現場定点観察17

、ほぼ1ヶ月毎の更新です。

 
未だ、地下部分の工事ですが着々と進行しています。




付録:
今日のパレットくもじ前。
木々の緑も復活しています。

たくましいですね。
GOOD

ちなみに1ヶ月前、台風直後の状態
  

2011年06月28日

◆湘南鎌倉総合病院

に行ってきました。

昨年9月に新病院が完成したとのことでした。周囲には高層マンションが聳えているものの、郊外にあって緑も豊富で比較的閑静な立地でした。

15階建てのモダンな外見

4階まで吹き抜けの開放的な受付ロビー

外来部分だけを回りましたが、とにかくゆったりスペースが確保されていました。

以前から同院の形成外科を見学したいと思っていました。今回、突然の訪問にも関わらず部長の山下理絵先生が面会してくれました。

山下先生ご自身も美人で素肌がとてもきれいな方ですが、スキンケアに関しては日本の形成外科医の指導的立場にある先生です。もちろん形成外科・美容外科の領域でも6名の形成外科医を率いて日々奮闘されているのは学会発表を通じて知っていました。

最近、乳房再建・乳房形成を脂肪幹細胞移植を始めたとのことでしたので、注目して報告を待ちたいと思います。

山下先生、お忙しい中ご対応下さりありがとうございました。ニコニコ  

Posted by Dr.Ken at 11:28Comments(0)Kenのつぶやき

2011年06月27日

◆日本ヨーガ療法学会

での発表を無事に終えたと、クリニックマネジャー(妻)から連絡がありました。
学会ホームページはこちら

ヨーガについては、以前のブログでも紹介しました(その)。

今回は札幌が会場でした。


ポスターの仕上がりも良く、評判だったとのことです。


これで、晴れてヨーガ療法士として歩み出せますが、これまでの努力には頭が下がります。

そして、今日、妻は新たな試練に挑んで行きました。  

Posted by Dr.Ken at 11:13Comments(0)Kenのつぶやき

2011年06月26日

◆手術用メス

トリビアを紹介します。

先日、10年以上前に読んでいて記憶の片隅に残っていた文献をやっと見つけました。
というと大袈裟ですが、その文献とは外科医にとって一番の道具である「メス」ついて書かれたものです。

これが文献のタイトルです。


外科医が使うメスには、形や大きさに応じて番号が振られています。ですから手術の前に「今日は・・番メスを用意して下さい」などと、看護師にお願いします。また、メスは基本的に替え刃になっていて、キレが悪くなるとメスホルダーから外して新品に変えます。メスホルダーもメスの大きさに応じて異なります。私が、日頃使うのは11番と15番ですが、10番、12番、20番を使ったこともあります。

実際には、次の写真の様にメスにはたくさんの種類があります。


以前から不思議に思っていた謎が、この文献の中で解き明かされているのです。
不思議その1:一桁の番号のメスがない
答え:一桁の番号はメスホルダーに振られている。


不思議その2:メスの番号に連続性がなく、番号と形・大きさに規則性がない
答え:メス番号の割り振りに特別の規則性はない。替え刃方式のメスを開発したMorgan Parker氏(次の写真)が思いつきできめたとのこと


  

Posted by Dr.Ken at 23:09Comments(0)Kenのつぶやき

2011年06月25日

◆ほくろ12

を切り取ってきれいに治す上で、キズ跡の方向をどう残すかが大切なことは以前にも紹介しました(こちら)。

場所によっては、やはり形成外科的な縫合技術がものをいう場合もあります。

例えば、小鼻の近くにある大きなホクロです。

その1

術後5ヶ月


その2

術後1週間

  

Posted by Dr.Ken at 23:59Comments(0)ほくろ

2011年06月23日

◆しこり119

の中で、おそらくもっとも柔らかいのが軟線維腫です。

そのひとつがこれです。
大腿にできたもの。
<

肩にできたもの。


何れも真横から見るとキノコのように茎があり、切除した場合にキズ跡は意外なほど小さくてすみます。

軟線維腫は身体のどの部位にも生じますが、当院で治療する中では、やはり頚部や顔面が多いように感じます(こちら)。

また、柔らかくてキノコのような見た目でも組織検査でまったく別物の場合もあります(こちら)。  

Posted by Dr.Ken at 23:36Comments(0)しこり

2011年06月20日

◆恩師

のひとり、前県立中部病院院長の平安山英盛先生の退官激励会に参加しました。

私が外科研修医時の中部病院には、「七人の侍」ばりに個性的な指導医が揃っていました。その中で、血気盛ん、ブルドーザーの様に馬力のある手術をする「動」の筆頭が当時の外科チーフ眞栄城先生だとすれば、冷静沈着、粛々とメスをすすめる「静」の代表が平安山先生でした(あくまで私見です)。

その平安山先生から指導を受けた中で心の残るのが「外科は円月殺法」という教えです。

私の次のように理解し実行しています。
手術で使う、メス、ハサミ、針などの道具は、それぞれに固有の「曲がり(弯曲)」を持っています。その「曲がり(弯曲)」を常に意識しながら道具を扱うことで、人体組織へのダメージを最小限に手術を行うことができます。つまり、強引に「直線的」に手術をすすめるのではなく、見えない部分でもハサミや針の「曲線」をイメージして適切に操作することが大切なのです。そのことは、手術中に不測の自体が起きても決してがむしゃらに進まず、しばし手を緩めて冷静に対応する心構えにも通じます。


平安山先生、ありがとうございました。
  

Posted by Dr.Ken at 11:33Comments(3)Kenのつぶやき

2011年06月18日

◆粋なプレゼント

がありました。

これです(了解を得ていないのでお顔は出せません)。

カエデ?の盆栽です。

塩害の影響か、葉の一部が変色していましたが、よく手入れされていてWさんの盆栽への愛情が感じられました。OK

問題は、盆栽の扱いを知らない人間が四季の移ろいを楽しめるように管理できるか否かです。

とりあえず、水を忘れなければ大丈夫と彼は言っていましたが・・・。

Wさん、ありがとうございます。ニコニコ  

Posted by Dr.Ken at 23:39Comments(0)院内のできごと

2011年06月17日

◆第一印象2

の見当違いについて、先日のブログ(こちら)で紹介したエピソードの続報です。

母親とともに来院して、私と職員に「夫婦」と間違われた15歳の息子さんが、先日、抜糸のために再来しました。

その時は黒い服に黒い帽子でバシッときめていました。大人びた雰囲気でしたが、実年齢を知っていることもあり、今度は、やはり年齢相応に見えました。

処置を終えて、そばにいるはずの母親がいない理由を聞くと、「夫婦と間違われるのがいやだから、もう一緒に来たくない」との返事が返ってきました。

ひょっとしたら、あの日、帰宅後に母親と一悶着あったのかも知れません。

軽く受け流しているとばかり思っていましたが・・・。

微妙に反省した私でした。ガ-ン

今日のパレットくもじ前の木々(逆光ですみません)。

未だささやかながら、たくましさも感じる息吹です。ガンバレ!

17日前、枯れ木状態

  

Posted by Dr.Ken at 20:50Comments(0)院内のできごと

2011年06月16日

◆ワキガの手術2

については、以前にも紹介しました(こちら)。その中で手術について詳細に述べています。

手術の目的は、匂いをできるだけ減らすことですが、そのためには匂いの元であるアポクリン腺をできるだけ取り除く必要があります。アポクリン腺を頑張って削り取っていくと問題になるのは、手術後の出血です。

大学病院で手術を教わったころは、手術後の出血を予防するためにワキに綿をあてて弾力包帯でたすき掛けにして強く圧迫していました。腕を降ろすことができないため1週間の入院が必要でした。その間、用を足すこともままならないため、週の後半には患者さんにかなりのストレスが溜まっている様子がありありでした。

開業後に再びワキガの手術をするに当たり考えたのは、大学病院で教わった方法ではなく、いかに患者さんの負担を少なくして出血を予防するか、ということでした。

その結果、考え出したのが特殊なスポンジ(ハイドロサイト)を使った方法です。


この方法を2009年の形成外科学会総会で報告しました。
要旨は、以下のとおりです。
2007年6月から2009年8月までに行ったワキガ手術79例154部位の出血による合併用は2例2部位(1.3%)で、2例とも初期に行った症例であった。利点は、1)大きな綿やガーゼによる圧迫が不要で、2)上肢の可動域制限や日常生活の制限が少なく、3) 皮弁を均等に圧迫することで血腫形成、皮弁壊死が少ないことである。
  

Posted by Dr.Ken at 23:59Comments(0)形成外科エピソード

2011年06月15日

◆しこり118

の中で、皮膚がんに属するものはこれまでもいくつか紹介しました(詳しくはこちら)。

その中でも、悪性度の高いもののひとつがこれです。

高齢者の顔面にできた大きな腫瘍でしこりが大きくなるにつれ中央がつぶれて潰瘍になっています。進行した有棘細胞がんです。

もともとは日光性角化症という皮膚の紫外線ダメージに由来する上皮内がんが進行したものです。

高齢者の顔面、頚部、手指などの露出部によく見られるシミの内部や周囲に、なかなか治らない浅いキズがあれば日光性角化症を考えなくてはなりません。さらに、そのキズの中に小さくてもしこりを生じてきたときは、早めに専門医を受診してください。  

Posted by Dr.Ken at 23:41Comments(0)しこり

2011年06月13日

◆沖縄県医師会医学会

が昨日ありました。

年に2回開催されますが、今回が112回目となる歴史ある学会です。県内のいろんな科の医師が集まり(もちろん全員ではありませんが)、日頃の臨床経験や研究結果を発表します。実は、県医師会が主催して、各科の先生が同じ日に一つ屋根の下で集まるのは、全国的にも珍しいことです。航空便が多くなり、今でこそ内地で開催される学会に出席するのは容易ですが、本土復帰以前は簡単ではありませんでした。このような境遇の中、先人達が沖縄の医療レベルの向上と医師の親睦を兼ねて開催したものと思います。

さて、昨日は私が形成外科のセクションの座長を務め4題の発表がありました。聴衆も気心の知れた形成外科医たちでしたが、質疑は真剣そのものです。形成外科仲間の日頃の診療内容を垣間見る上で貴重な機会です。

公私ともにお世話になっている当山美容形成外科の當山護先生とのツーショット。

當山先生、いつもご配慮ありがとうございます。
  

Posted by Dr.Ken at 23:43Comments(0)Kenのつぶやき

2011年06月11日

◆不死鳥

のごとく、たくましく復活しつつある姿を見つけました。

これです。


2週間前の台風2号の影響で、私の通勤路に立つ木々は多くが無残な姿をさらしていました(こちら)。

ところがその中の一本、鳳凰木が瞬く間に鮮やかに蘇りつつあるのです。

早々に梅雨も明け、まさに夏本番という気候に遅れまいと濃橙色の花々が咲き誇っています。

他の木々にもわずかに緑色の部分が芽を出しつつあります。おそらく後1ヶ月もすると木陰もできるのではと期待しています。  

Posted by Dr.Ken at 23:17Comments(0)通勤風景

2011年06月09日

◆「蚊が3匹」

の呪文については以前に紹介しました(こちら)。

特に子供に局所麻酔の注射をするときに、どの位痛いかを想像してもらうための表現として重宝しています。

幼稚園児から小学生くらいまでは、注射前の緊張が一瞬ゆるみ、「キョトン」として、蚊に3匹同時に刺されたときにどのくらい痛いのだろうと考えているうちに実行します。OK

さて、その呪文が有効な年齢は何歳まででしょうか。

先日、15歳の男の子にも注射前に同じ呪文を唱えて処置をしました。

ためしに処置後、注射がどの位痛かったか、聞きました。はてな

答えは
「ハブに咬まれたぐらい痛かった」
と、憮然と答えてくれました。ムキー

ちなみに
「本当にハブに咬まれたことがあるの」
と問うと
「ない」
との返事でした。ガ-ン


さすがに、注射前に「ハブに咬まれたときと同じぐらい痛い」という呪文を唱えるわけにはいきません(笑)。

15歳以上用に、別の言葉を見つけなくては・・・・汗

良い智慧があれば、教えてください。バイバイ  

Posted by Dr.Ken at 23:12Comments(0)院内のできごと

2011年06月08日

◆しこり117

の中で指に生じるものは、これまでもいくつか紹介しました(詳しくはこちら)。

経過、部位、硬さ、表面が平滑か否か、可動性があるか否か、圧痛(押すと痛い)があるか否か、などの情報からかなり診断を絞り込むことが可能です。

次の写真は、小指の付け根にできたしこりです。

ケガをしたこともなく、大きさの変化は数年前に気づいてからほとんどなく、硬く、表面は平滑、よく動き、圧痛はありませんでした。

その結果、指によくできる巨細胞腫、ガングリオン、類表皮嚢腫(粉瘤)などの可能性は低いと考えました。

摘出したものは、充実性で表面に光沢があるくらい平滑なしこりでした。

病理検査で神経鞘腫と判明しました。

術後4ヶ月。
  

Posted by Dr.Ken at 22:25Comments(0)しこり

2011年06月06日

◆Nighty-night

だったようです。

先日、手術で鎮静薬を使用する際に「Have a good night.」というと「Ninety-nine」と(聞こえました)返事がありました。問うと「Good night」と同じ意味だと言います。

その語源が気になり、その夜、早速ネットで検索しました。ところがどこにも「Ninety-nine」が「Good night」と同義であるとの記事はありません。ダウン

その後、手術後診察で来院された当事者に質問しました。すると「Ninety-nine」ではなく「Nighty-night」と書いてくれました。

単にちゃんと聞き取れていなかっただけだったのです。がーん

再度、検索すると語源については書かれていませんでしたが、米国ではごく一般的に「おやすみ」の言葉として使われているようです(こちら)。

今度から、麻酔の際に使って見ます。

やさしく「Ninety-nine」ではなく「Nighty-night」と。眠る  

Posted by Dr.Ken at 00:34Comments(0)実践英語KC編

2011年06月05日

◆第一印象

が実はとんだ勘違いであった、という経験は皆さんもお持ちだと思います。

クリニックの中では、患者さんと付き添いの方の関係に対する見当違いがあります。

妹さんの付き添いで来たお姉さんに「母親ですか」と聞いたり、父親の付き添いの娘さんに「奥さんですか」と聞いたあとに思わぬ答えか返ってくると、私の方はかなりの確信を持って質問していることもあり、しばらくフォローの言葉を失うこともあります。ガ-ン

緊張した面持ちで待っている患者さんを診察するときに、私が心がけていることは、いきなり受診理由に入らずに、付き添いの方や同伴の子供さんに話題を振って、その場を和ませてから当人に問いかけることです。前述の様に思わぬ勘違いで始まることもありますが、それが結果的に大いに場を和ませ、患者さんからお話を引き出しやすくなる場合もあります。ニコニコ

先日も「えっ」と言うような勘違いがありました。びっくり!

診察室に待っていたのは、立派な体格の落ち着いた表情の男性と、付き添いの血色の良い穏やかな表情の女性でした。私だけではなく看護師の第一印象も「二人の関係は夫婦」でした。女性に対して、躊躇なく「奥さんですか」と聞くと、笑顔で男性に目を向けました。

「実の関係」は親子で、患者の男性は15歳の息子、女性は45歳の母親だったのです。正直、驚き、私と看護師は目を合わせました。キョロキョロ

私たちの驚きをよそに、普段の親子関係を反映してか、穏やかな笑顔で「とんだ見当違い」を受け流してくれました。

特に、女性に対して「奥さんですか」「お姉さんですか」と質問する時は、慎重に雰囲気を読みながら発していますが、見誤ることはあります。ぐすん  

Posted by Dr.Ken at 13:23Comments(2)院内のできごと

2011年06月04日

◆しこり116

の中でお尻(仙・尾骨部)に生じるものは、以前にも紹介しました(こちら)。

生まれつきのしこりだと奇形腫と呼ばれる稀な病変のこともあります。その場合、治療前に周辺の骨や腸管(直腸)との位置関係をキチッと評価する必要があります。
 
次の写真は成人の仙骨部のしこりです。柔らかく境界がはっきりした腫瘤でした。

いつから生じたのか、記憶が定かでなく、先天性のしこりの可能性も否定できませんでした。

CT

MRI

何れの検査でも、尾骨に接するのう腫であることがわかりました。また、直腸周囲との交通もありませんでした。

その結果、局所麻酔での手術が可能と判断し、無事摘出できました。  

Posted by Dr.Ken at 23:17Comments(0)しこり

2011年06月02日

◆塩害

(えんがい)とは、「塩分によって農作物その他の植物や電気設備、鉄、コンクリート構造の施設などが害を受けること」です(詳しくはこちら)。

先日の台風2号は、風による被害もさることながら塩害も並ではありません。

いつもの通勤風景も、心が痛むほど木々が無残な姿をさらしています。

写真はパレットくもじ前の木々です6月1日撮影)。

北国の冬のような風景です。


ちなみに普段の今頃はこんなに活き活きとした風情です。


しばらくは寒々とした空間を通勤することになります。
1日も早く元気な姿を見せてほしいものです。  

Posted by Dr.Ken at 23:17Comments(0)通勤風景

2011年06月01日

◆開院4周年

の記念日を迎えました。

そうです6月1日は形成外科KCの開院記念日です。キラキラ 

昨年の今日のブログ・タイトルが「初心」になっていました(詳しくはこちら)。その記事を読み返して、「期待」は現実のものとなり、「不安」はいつまで経っても不安であると受け入れる、自分がいると感じました。

この1年、確かに私自身もスタッフも、そしてクリニックも成長しています。

今日で新患数も4937名となりました。48ヶ月で割ると月に102名の新しい患者さんを迎えたことになります。形成外科という一般には未だなじみの薄い診療科の小さなクリニックにこれだけの方が来院されたということ、本当に有り難いことだと思います。

スタッフと共に、お客様、お一人お一人の笑顔を励みに地道に歩んできた結果だと思います。

開業前日にスタッフ全員で食事会をしたときの写真です。

現メンバーと大きく変わっていますが、私の中では「初心」を思い起こす上で貴重な写真です。

これからも「ゲストの皆様とスタッフがともに“こころ満足”できるクリニック」を目ざし努力していきます。パンチ!  

Posted by Dr.Ken at 23:56Comments(0)Kenのつぶやき