医療法人こころ満足会 形成外科KC

2011年04月30日

◆しこり112

の中で、口にできる粘液のう腫も、比較的よく見られる疾患のひとつです。

だ液を出す小唾液腺と呼ばれる組織が口の粘膜には無数にあります。だ液の通り道である管(導管)が何らかの原因で閉塞して、だ液が貯留してのう腫になると考えられています。

痛みもないため、すぐに病院を受診する方は少ないと思いますが、大きくなると違和感が強くなり、時に咬んでつぶれてしまうこともあります。

小児の口の中にできた比較的大きな粘液のう腫です。


丁寧に剥がしていくとだ液(粘液)を容れた薄い袋状のしこりであることがよく分かります。


完全に摘出した粘液のう腫とその横の小さな組織が小唾液腺です。

  

Posted by Dr.Ken at 23:56Comments(0)しこり

2011年04月29日

◆那覇市役所新築現場定点観察15

、ほぼ1ヶ月毎の更新です。

 未だ基礎工事ですが、月一回のペースでアップすると着々進行しているのが分かります。

免震構造で地下駐車場を作るわけですから、通常の土台工事とはまったく異なるのでしょう。




ちなみに5年前に完成した県立南部医療センターも免震構造で地下部分に揺れを吸収する巨大なゴム様構造物が支柱に連結されていました。  

2011年04月28日

◆老人性イボ

と俗に呼ばれる病変は顔面や頚部の露出部に多発し、老人性疣贅と呼ばれることもあります。脂漏性角化症または軟線維腫が老人性イボに相当します。

紫外線量が高いせいか、沖縄の方は男女を問わず、老人性イボで悩んでいる方が多いように思います。

頚に数百個単位で病変が見られる方も珍しくありません。

治療は、繊細なハサミで切り取るか、炭酸ガスレーザーで焼灼することで、とてもきれいに治ります。

炭酸ガスレーザー焼灼前


焼灼後1ヶ月

  

Posted by Dr.Ken at 23:38Comments(0)形成外科エピソード

2011年04月26日

◆素敵な訪問者

が2名来られました。

東京女子医大6年生のKさんとSさんです。

学外臨床実習の一環で2週間前から沖縄に滞在中とのことでした。
沖縄の地域医療を学ぶため先週は一週間宮古島で実習したそうです。

形成外科・美容外科にも興味があり、ある先生の紹介で当院を尋ねてきました。
午後の3時間ほどでしたが、粉瘤・眼瞼下垂・乳房再建・ほくろ・シミの肌診断などなど、日常診療を垣間見られたのではないかと思います。

シミの治療に際しては、医学生であることを忘れて、一女性として真剣に患者さんとのやりとりを聞いているのが分かりました(笑)。

KさんとSさん、今日はお疲れ様でした。

まだまだ続く臨床実習、卒業試験、そして国家試験、頑張ってください。
  

Posted by Dr.Ken at 22:25Comments(2)院内のできごと

2011年04月25日

◆しこり111

の中で、耳下腺や小唾液腺由来の腫瘍については以前にも紹介しました(詳しくはこちら)。

次の写真は頬にできたしこりですが、耳下腺のある場所よりはやや前方(鼻より)です。境界がはっきりしていて硬く触れました。

頻度は少ないものの部位的に考えないといけないのが副耳下腺腫瘍です。

摘出すると肉眼的には、粉瘤や脂肪腫などとは明らかに異なります。

病理検査で、部位も考慮して副耳下腺腫瘍と診断されました。
  

Posted by Dr.Ken at 22:34Comments(0)しこり

2011年04月24日

◆日曜日

=休日ではなく、単なる1週間の中の1日という生活にも慣れてきました。
開院以来、日曜日診療を続け、もうすぐ4年になります。

思えば、イスラム圏では金曜日が休日ですから、月曜日が休日の社会(形成外科KCの休診日)があっても不思議ではありません。

それにしても、今日は、実に爽やかな気持ちで通勤しました。空は雲ひとつなく、蒼く澄み切っていて、空気もカラッとしていて、風も本当に優しく心地良かった。

こんなに良い天気の時に仕事か、と思う時もありますが、今朝は「今日も頑張るぞ」と思いながら1646歩を刻んできました。

ところで、こんなに天気がよくて真っ青な空のときに思い浮かぶ言葉で、秋だと「天高く馬肥ゆる秋」はありますが、春の空は何と表現するのでしょう。

 今日は、「天深く青葉茂る春」でも納得できますね。

ちなみに、なぜ「馬肥ゆる秋」なのか調べてみました(詳しくはこちら)。秋は食欲がすすんで馬も肥えるてくる、からではないようです。  

Posted by Dr.Ken at 12:10Comments(0)通勤風景

2011年04月22日

◆「鼻からスイカ」

の例えを恥ずかしながら、今日初めて知りました。

ある手術の際に、3度の出産を経験した方が局所麻酔の注射をあまりに痛がっていたので、「お産よりはずっと楽ではないですか」と聞きました。

その後、「鼻からスイカ」程の痛みはなく、軽い食あたりぐらいでしたと返事がありました。

出産(分娩)の痛みの程度を例える時によく使われていたのですね。

終礼の時に、その話をすると何とスタッフ7名中6名が知っていて、しかもお産経験のない若い職員も、そんなこと常識ですよと言わんばかりの表情でした。

早速、語源を調べましたが、よくわかりません。ただ、お産の痛みの例えとして、極々常識なのはよくわかりました。自分が常識知らずであったことを知りました。ガ-ン


注射時の痛み、術後の痛みがどのぐらいか、よく尋ねられます。

ただ、痛みの程度を言葉で表現するは意外と難しいのです。どうしても例えて話すことになりますが、相手がその例えを経験していないと実感できません。

子供が相手の時は、注射の痛みを「蚊が三匹(詳しくはこちら)」で例えるのがとても有効です。OK

今度、大人には「鼻からスイカ」を何かの時の例えに使おうと思います。ニコニコ

追記:家内に「鼻からスイカ」の話をすると「鼻からぶどう」とのことでした。キョロキョロ  

Posted by Dr.Ken at 23:35Comments(0)院内のできごと

2011年04月20日

◆Lake Las Vegas

とは、米国ネバダ州、ラスベガスの近郊にある人工の“湖”の名称、あるいは、その“湖”周辺の地域の呼称です。

 2009年5月に当地であった米国美容外科学会に出席した際にLake Las Vegasに立ち寄りました。人工とは思えない大きな、まさに“湖”でしたが、そのほとりで撮った夜明けの写真は、今でもお気に入りの一枚です。

 その一枚を2Lサイズの写真にして診察室に飾ってあります。

 今日、初診の方が待つ診察室に入ると、その方の表情が妙に興奮した感じなのに気づきました。すると第一声が「自分たち夫婦、二人ともそこから来ました」と、その写真を指さしたのです。

 何と、Lake Las Vegas地域が出身地だと言うことで、その写真を撮影したときのことや思い出の出来事など、話が弾みました。

 ご相談についてもスムースに説明を済ませ、笑顔で帰宅されました。
思わぬ形ながら、改めて患者さんの心の「つかみ」の重要性を知りました。

 そして、It's a small world !

これがその写真です。


日中の同じアングルの写真です。
  

Posted by Dr.Ken at 23:52Comments(0)院内のできごと

2011年04月19日

◆しこり110

の中で、指趾にできる粘液のう腫については以前にも紹介しました(詳しくはこちら)。

決して稀な病変ではありませんし良性のできものですが、時に袋が破れ中味の粘液が漏れ出し、感染を来すことがあります。また、徐々に大きくなり、痛むこともありますので、早めに治療することをおすすめしています。

治療としては、何らかの薬液を注入して固める方法もあるようですが、私は外科的に切除しています。関節との交通することもあるのう腫(袋)を確実に切り取って、確実に皮膚の欠損部分を縫い合わせる必要があります。ただ、問題は関節周囲の皮膚は伸展性に乏しく、たとえ小さな欠損でも簡単に閉じることはできません。

そこで、私は以前に紹介した双葉皮弁(詳しくはこちら)で閉鎖しています。

治療前、足趾の粘液のう腫


双葉皮弁のデザイン


手術後6ヶ月、再発なし、元々関節の変形がありました

  

Posted by Dr.Ken at 23:29Comments(0)しこり

2011年04月17日

◆茶色のあざ

は、比較的多い生まれつきの皮膚病変です。

 表面が平坦で境界がはっきりしているのが特徴で、ほとんどの場合、扁平母斑です。

 レーザーの適応ですが、再発率が高く(80%前後)、治療は意外と困難です。

 ただ、逆にいえば20%はキズ跡を残さず治る可能性があるという事ですので、私はまずレーザーで治療することにしています。

 以前に扁平母斑がある兄弟を治療しました。
同じレーザーで、同じパワーで治療したにもかかわらず、一方は1回の照射で治癒し、一方は2度照射しても再発しました。

治療前

治療後6ヶ月、再発なし


治療前

2回照射後4ヶ月、再発


 再発のメカニズムは、未だよくわかっていません。毛の周囲から再発することが多いため、脱毛レーザーも併用すると良いという意見もありますが、必ずしもよい成績ではないようです。  

Posted by Dr.Ken at 22:06Comments(0)形成外科エピソード

2011年04月16日

◆赤ちゃんのにおい

がする。

と看護師のKさんが漏らしました。

生後5週目の男の子の処置中に頭を抑えている時のことです。

「加齢臭」という言葉はよく耳にしますが、「赤ちゃんのにおい」とは初耳でした。

それで早速ネットで調べてみるとYOMIURI ONLINEに興味深いページがありました(詳しくはこちら)。
面白いのは、母親の「赤ちゃんのにおい」に対する感じ方です。
以下抜粋して紹介します。

「赤ちゃんはミルクのにおいがする、と聞くのですが
私の赤ちゃんはなぜか中年の軽い加齢臭っぽいにおいがします。
(本物の加齢臭よりははるかにましです)
夫が頬ずりして、その臭いが移っているのかしら?と思って聞いたのですが、してないとのことでした。」

「ミルクの匂いがするって聞いてましたが、産んで匂いをかいでも汗のような独特の匂いしか感じませんでした。
でも、周りの友人はうちの子を見て「ミルクの匂いがする~」と言って喜んでくれていたので、そんなもんなのかなぁ?って思っていました。
個人的にはミルクの甘いにおいより、この汗っぽい臭いみたいな方が好きですが、どんどん匂いが薄れてきているのが分かっているので寂しい今日この頃です。」

赤ちゃんの香り、っていいものですよね~。
とはいっても、個人差があるみたいです。
私の子供の場合・・・
女の子「砂糖たっぷりのミルクティーを思わせる香り」
 いいにおいなので、何度もくんくんしてました。
男の子「あら?若いのに、おっさん臭?」
 微妙な臭さなので、これまたついつい何度もくんくんしてました。」

「赤ちゃんのにおい 、多分赤ちゃんによって多少違うのかなと 思いますが 新生児の頃はたしかにかなり匂います。独特でした。おっしゃる通り加齢臭みたいに!
でも私はその匂いが かなり大好きで いっつもクンクン嗅いでました!
でも段々薄れてくるんですよね。今うちの子は3ヶ月ですが、ニオイが取れてきてちょっと寂しいです。」

「わが家には4人の子どもがいますが、それぞれ違うにおいがしましたよ。
長女…動物のようなにおい。実家の猫と同じようなにおいでした。
次女…まさにオッサンのようなにおい。モワッと来てました(笑)。
三女…甘~い、いいにおいでした。ミルクの香り、ですかね。
長男…日向くさいという感じ。お日様のにおいがしました。
誰一人として同じにおいじゃなかったわが子達です(笑)。おもしろいですね。」


今日も、たまたま赤ちゃんを診察する機会がありました。確かに汗臭い感じはしましたが、それが特別な「赤ちゃんのにおい」とは感じませんでした。

私が鈍感なのか、母親にしか解らない感覚なのでしょうか。

赤ちゃんは、母親を惹きつけるために母性本能をくすぐる特別な臭いのシグナルを発しているのかもしれません。

加齢臭は、メーカーにとってビジネスの対象になるためか、かなり研究が進んでいます(詳しくはこちら)。さて「赤ちゃんのにおい」はどうでしょうか。  

Posted by Dr.Ken at 17:46Comments(2)院内のできごと

2011年04月14日

◆メタボだね

の一言を後悔しました。

 先日、同じマンションに住む幼稚園年中クラスのSくんと一緒にエレベーターに乗りました。見るからに利発そうな子で、小さいながら発する言葉の端々に、ご両親の日頃の接し方や躾がきちっとしていることが感じられました。

 頬がほんのり赤く、むっちりした肌がいかにも健康優良児といった感じです。いつものように、元気に挨拶し、これから自分が乗るスクールバスの事を話してくれました。その日は体育着での通園で、服の上からお腹がふっくらした幼児体型のラインが見て取れました。

 そのとき思わず「メタボだね」と発してしまいました。すると、すこし間を置いて「メタボじゃない!ムカッムカムカとむっとした声で反論してきました。メタボという言葉を知らないとの想定で言ったのではなく、私としては少しからかって、親近感を出したつもりでした。ガ-ン

 そのあと、よっぽどしゃくに障ったのかエレベーターから出たあとも、私と少し距離が開くまで「おじさんがメタボだ」と言い続けていました。

 小さい子の大きなプライドを傷つけてしまったのではと、通勤中、ずっと気になりました。汗

 Sくん、ごめんなさい。

 今度、エレベーターで一緒になったときに、そのことを許してくれるだろうか・・・・(きっと覚えているだろうな)ぐすん  

Posted by Dr.Ken at 23:55Comments(2)通勤風景

2011年04月12日

◆ヤング☆ナツメロ

とは、有線音楽放送のチャンネルのひとつです。

 当院の手術室には、有線音楽放送を導入していて、手術前に患者さんの好みの音楽チャンネルを選んでいます。

 今日は、米国人から比較的希望の多いカントリーを聞きながら、麻酔を始めました。患者さんは夢の中で、手術も佳境に入ったころ、「ヤング☆ナツメロ」に変わっていました。GOOD

 そのチャンネルは、1970〜80年代の洋楽、邦楽のヒット曲が連続して流れます。私にとっては丁度、医学生の頃の曲が多く、ついつい口ずさんだり、リズムを取ったり、手もスムースに動きますアップ。看護師さんは、全員、一回り以上私より若いのですが、曲にまつわる思い出話をすると興味深い聞いてくれます(と、私が思っているだけかもしれませんがダウン・・・笑)。

 先日、歌手の松O聖Oさんの曲がかかっている時に、看護師のKさんが家で最近あった出来事を話してくれました。ある晩、松O聖Oさんの全盛期のビデオ(こちら)が流れていて、それを見た小学生の娘さんが、「この人まだ生きてるの」と聞いてきたうえに、一斉を風靡したあのヘアスタイルを見て、「変(へん)」と一言、感想を漏らしたそうです。よっぽど古〜い、昔むかしのスタイルに見えたのでしょう。憧れの髪型を真似たことのある母親は、苦笑いするしかなかったようです。がーん

 
ある日の手術風景


いつも、心を見透かしたかの様に、私の好きなチャンネルに変えてくれる、Hさん、ありがとう。サクラ  

Posted by Dr.Ken at 23:39Comments(0)院内のできごと

2011年04月11日

◆キャッチコピー

とは、某サイトでは「主に商品や映画、作品等の広告など、何らかの告知で使われる文章・文句である。」と紹介されています。

 たしかに、気の利いた言葉、セリフ、文章に出会うと、はっとすることがあります。

 以前に、米国大リーグに挑戦した、プロ野球の新庄選手が「記録に残る男はイチロー選手に任せて、自分は記憶に残る選手になりたい」とコメントしていましたが、とても的確で、分かり易い表現でした。

 外国に行った際も、ある場所で、とある「キャッチコピー」にハッとしたり、にやっとしたりすることがあります。

先日、ドバイのショッピングセンターでトイレに入った際に、目の前に貼られていたのが、これ(制汗スプレーのキャッチコピー)です。

“彼女の記憶に残るのはあなたの笑顔、それとも臭い?”シーサーメス

韻も踏んでなかなか良い「キャッチコピー」ですよねGOOD
  

Posted by Dr.Ken at 19:15Comments(0)Kenのつぶやき

2011年04月10日

◆記録

することの大切さを日々実感しながら診療しています。

 ここで言う「記録」とは、写真撮影のことで形成外科医にとって必須の素養であることは以前にも紹介しました(こちら)。

 形成外科、美容外科では、目で見て治療前後の違いがわかるのがほとんどですので、特に大切なのは治療前の写真撮影です。

 シミ治療の際に、万一、治療前の写真を取り忘れると、良くなったのか否かの評価ができないことはもちろん、なかったシミが施術後に出てきたと言われても反論の仕様がありません。結果的に、お互いの信頼関係を失うことになります。

 ですから写真は出来るだけ私自身が撮影するようにしていますし、職員が撮る場合でも撮影条件をキチッと指示しています。

 ところでクリニックを離れて撮影した写真でも見直すと興味深い発見をすることがあります。

たとえばこれです。違いがわかりますか。
2009年7月9日、ドバイモールから撮影した街並み


2011年4月6日、ほぼ上と同じアングルで撮影した街並み


 2009年末にドバイショックがあり、そのころもうドバイは終わりと言われていました。
 しかし、2009年に建築中のビルは2011年には完成(写真左側)し、さらに右側に建築中のビルが見えます。
 どっこいドバイは死んでいません。勢いとして2009年写真のロールスロイスキラキラ が、2011年写真のメルセデス・ベンツSクラスピカピカになった違いはあるかも知れません。  

Posted by Dr.Ken at 23:59Comments(0)院内のできごと

2011年04月08日

◆しこり109

の中で、表面から見えにくいもののひとつで「グロームス腫瘍」については以前に紹介しました(こちら)。

 多くは爪の根元を押したときの激痛を訴えて来院され、たとえしこりは見えなくても部位と症状から診断は比較的容易です。

 外科的に、キチッと取り切れれば、劇的に症状は改善します。ところが取り残しがあると程なく症状が再発します。

次の方は、以前に2度手術を受けたものの再発し、当院に紹介来院しました。

爪の根元にキズがあり、そこに触れるだけでも強い痛みを訴えます。


視診、触診では大きさ、形を正確に評価できないためMRI検査を行いました。


解像度が必ずしも思ったほどではありませんでしたが、ダンベル様(だるま様)の形であることが予想されました。


 手術はまず爪を一時的に抜去して、キズ跡に沿って切開し、しこりを摘出しました。以前の手術の影響で剥離操作は困難でしたが、手術前に予想した通りの形で完全に取り切れたと思います。

摘出したしこりです。


手術直後の状態、抜去した爪は元に戻し固定します。


手術後4ヶ月の状態、爪の形も良く痛みはまったくありません。


 この腫瘍に対する手術の目的は、しこりを完全に摘出し、爪の変形も残さず直すことです。
そのため、できれば術前に高解像度のMRIでしこりの大きさ、形を評価し、手技的には、まず爪を一旦丁寧に抜去して、しこりを確実に取り切る術野を確保することだと考えています。  

Posted by Dr.Ken at 08:08Comments(0)しこり

2011年04月07日

◆ついに ドバイ

での就労ビザを取得しました。

 アラブ首長国、ドバイの医師免許の取得に続いて、紆余曲折を経て、やっとパスポートにビザを載せることができました。

これです。


 これもDr. Farhat Bokhariとの幸運な出会いと彼の寛大な配慮によるものです。
 この場を借りて、心から感謝したいと思います。

 また、このプロセスの中で不信心な私も、この世界にある「something great」を感じました。

 もちろんビザの取得が目的ではありません。手段を得て、新たな「世界」に踏み出すことができます。ワクワクドキドキを求めて。

注1:形成外科KCを閉じて私がドバイに移住するわけではありません。誤解なきようお願いします。
注2:なぜドバイかはこちら  

Posted by Dr.Ken at 01:05Comments(4)ドバイ

2011年04月06日

◆ほくろ11

を切り取ってきれいに治す上で、キズ跡の方向をどう残すかが大切なことは以前にも紹介しました(こちら)。

 特に額のほくろやしこりは、切開線をシワに沿って横方向に残さないと結構目立つキズ跡になります。

次の比較的大きなほくろ(色素性母斑)は、レーザー治療が難しいので切除の適応です。

但し、切り取って形なりに縫合すると額のシワとは直角方向にキズ跡が残ります。そうすると額の動きによって、意外なほど目立ちます。


 そこで、額のシワに沿って横方向に縫うために2回に分けて切除(分割切除)、つまり第1段階として長軸方向の長さを短くする方法で治療しました。

ほくろの中を十字形に切り取ったあと4ヶ月目の状態です。


さらに、6ヶ月後に2回目の手術ですべて切り取り、横方向に縫合しました。その3ヶ月後の状態です。

まだ、若干の赤みが残っていますが、患者さんも笑顔で経過観察を終えました。
  

Posted by Dr.Ken at 10:11Comments(0)ほくろ

2011年04月04日

◆しこり108

の中で、「似て非なるもの」についてはこれまでも何度か紹介しました(こちら)。

次のしこりの診断は何でしょうか。

パッと見にはホクロです。


しかし、4ヶ月前から気づき、それ以前はまったく何もなかったと、患者さんは自信を持って答えていました。

となると、ホクロの可能性は低く、黒いしこりの中で以前に紹介した基底細胞癌も考えなければなりません。

全切除して病理検査を行いました。

結局、「血栓形成した毛細血管拡張」との病理診断でした。局所的に拡張した血管の中に血のかたまりが長く残っていたと言うことです。


私の中では、血栓という予想はなかったので、意外でした。びっくり!

結果的に、杞憂に終わりましたが、そうでない場合もあるわけで、黒いしこりは早めに治療した方が良いのは間違いありません。  

Posted by Dr.Ken at 08:00Comments(0)しこり

2011年04月03日

◆居酒屋「夢の中」

というお店をご存じでしょうか。



 と聞くと、ユニークな名前で興味を引きますよね。

 実は、先日手術した女性が麻酔から覚めるやいなや、手術中にみた夢の話をしてくれました。

 以前にも紹介した静脈麻酔(こちら)を使用しますが、術中の夢を覚えている方は、極少数です(麻酔中の夢の話はこちら)。

 しかし、その女性はしっかりした口調で「Ken先生と居酒屋でお酒を飲んでいる夢でした」と教えてくれました。お店の名前とか、どんな話をしていたのかと尋ねても、残念ながら詳細は覚えていないとのことでした。

 私が「居酒屋で飲んでいる間に、手術も終わって良かったですね」と返事すると、手術直後とは思えない、穏やかな表情で笑っていました。

 帰宅間際に、付き添いで待っていたご主人の前で、奥さんに「居酒屋、夢の中には、ご主人も一緒でしたか」と聞くと、黙って首を横に振っていました。

 手術中の夢の話とは言え、一瞬、ご主人の顔色をうかがった自分がいました(笑)。  

Posted by Dr.Ken at 00:50Comments(0)院内のできごと

2011年04月02日

◆震災とカレーライス

と並べても、その関連性がわかる人は少ないと思います。

毎週土曜日のランチはほOともOとのカレーライスを食べることにしています。手術と診療の合間に短時間で摂れるのと、同店のカレーの味が好きなこともその理由です。

ところがお店に電話で注文した職員から「震災の影響で当分は作れません」と断られたと言うのです。そこで、直接、沖縄の本部に確認しました。

そこまでするかと、どこかから聞こえますね(笑)。「風が吹けば桶屋が儲かる」ほどではありませんが、その関連性に思いがよらなかったのです。

聞くと、東北地方の工場でカレーが作られるらしく、復旧の目度が立たないため、在庫がなくなった今では、いつ注文が受けられるかわからないとのことでした。

被災地の方々のことを思うと、個人の些細なささいな楽しみなど、ブログに書くのも恐縮ですが大震災の影響の大きさを改めて知ることとなりました。  

Posted by Dr.Ken at 15:56Comments(0)Kenのつぶやき

2011年04月01日

◆100,000

の大台を超えました。当ブログのアクセスカウンターです。ニコニコ

 長い間、書いているとその内に到達する数かも知れませんが、ほぼ1年5ヶ月で超えるとは正直、予想もしませんでした。キョロキョロ

 拙い文章・内容にも関わらず多くの方が訪れて下さり、まずは、感謝したいと思います。

 このところ当院来院者の受診理由に「インターネット」欄のチェックが頓に多くなってきました。ブログの訴求効果がこれほど高いというのも驚きです。びっくり!

 思えば、2009年11月6日が初回でした。
その時の心境、「通勤しながら考えたこと、思ったことを素直に書けばいいんだ。私の考え、スタッフの雰囲気、何より、まず形成外科KCの空気を感じてもらうにはブログが一番との思いから、ページをめくることにしました。」を、地道に実践していきます。

今後ともよろしくお願いします。パンチ!
  

Posted by Dr.Ken at 20:21Comments(0)Kenのつぶやき