医療法人こころ満足会 形成外科KC

2010年12月31日

◆大晦日

に、これほど寒い思いをした記憶はありません。

 公式には最高気温が13度となっていますが、風も強く体感気温は確実に10度以下です(よね・・・笑)。がーん

 ところで、今朝は久しぶりにのんびりスタバでコーヒーを飲みながら読書することができました。アップ

 サイモン・シン、エツアート・エルンスト著の「代替医療のトリック」です。

 代替医療のなかで主に、ホメオパシー、鍼、カイロプラクティック、ハーブ療法にスポットを当て、公正・中立の立場から徹底的に科学的に、その有効性を評価する内容でした。

 個人的には、イボの治療にレメディーを使うこともあるため強い興味を持って読みました(こちらもご覧下さい)。実はホメオパシーは、18世紀にドイツ人医師ハーネマンが創始して以来200年に渡って、その有効性について議論されてきたのです。これまでに数多くの研究がなされていますが、つい最近2005年に「ランセット」という著名な科学雑誌に結論的な論文が載りました。信頼に足るあらゆる研究を分析した結果「ホメオパシーの臨床効果はプラセボ効果(偽薬効果)であるという考えと両立する」という結論でした。つまり、ホメオパシーの効果を立証する科学的根拠はないということです。

 西洋医学(通常医療)を学び、科学的根拠のない治療を患者に選択してはならないと徹底して指導された者にとって、実に理解しやすい内容でした。しかし、本の中でも述べられているように、「プラセボ効果はまぎれもなく実在の効果なので、医者はおそらく遠い昔からこの効果について気づいていたはず・・・プラセボ効果は、場合によっては非常に強く、鎮痛効果から、患者の免疫システムの強化にまで、実に様々な効果を及ぼす」ことも理解しています。

 医学の父であるヒポクラテスの誓いにもある「決して患者に害となるものを与えない」を最優先し、より有効な治療法が西洋医学的にない場合(実は難治性のイボもそのひとつ)には、ホメオパシーなどの代替医療も治療の選択肢に入れても良いのではと、分厚い本を読んで思いました。

 ことし最後のブログがむつかしい内容になって恐縮です。

 さて、この1年拙いブログにもかかわらず予想を超える多くの方が訪れてくれました。感謝の一言です。来年も「地道」をモットーにアップしていきます。今後ともよろしくお願いします。

 皆さま、良いお年をお迎え下さい。日の出


追伸:さー、これから大掃除に入ります。(ハー)ガ-ン  

Posted by Dr.Ken at 17:31Comments(0)Kenのつぶやき