2009年11月29日
◆ワキガの手術
開業後に増えた手術のひとつがワキガ(腋臭症)の手術です。
ワキガの原因については省略しますが、治療は汗腺の一種であるアポクリン腺を丁寧に外科的に取り除いていくことになります。体表面で、アポクリン腺が多い部分は、ワキの下、乳首(乳輪)、耳の中(耳の後ろ)、陰部・肛門です。アポクリン腺は、毛根に付着し、肉眼的にもはっきり区別できる比較的大きな房状の組織です。主な手術方法は、皮膚を切開して裏面から直視下にハサミで除去する方法と小切開から特殊な器具を使ってアポクリン腺を削り取るか、吸引していく方法があります。当院では、健康保険の適応でもある前者で治療しています。
具体的には、局所麻酔を行ったあとワキの中央のしわにそって約4cm切開します。

下の写真は皮膚の裏側を見たところです。毛根に橙色のアポクリン腺がびっしり付着しているのがよく分かります。

下の写真はハサミでアポクリン腺を除去したあとの状態です。

アポクリン腺を切除した後の出血を予防するため、当院で独自に考案した方法で圧迫します。

手術後1ヶ月目のキズあとです。

手術後1年目のキズあとです。幸いにしてワキのキズあとは、あまり目立ちません。臭いも手術前に比べ明らかに改善します。
ワキガの原因については省略しますが、治療は汗腺の一種であるアポクリン腺を丁寧に外科的に取り除いていくことになります。体表面で、アポクリン腺が多い部分は、ワキの下、乳首(乳輪)、耳の中(耳の後ろ)、陰部・肛門です。アポクリン腺は、毛根に付着し、肉眼的にもはっきり区別できる比較的大きな房状の組織です。主な手術方法は、皮膚を切開して裏面から直視下にハサミで除去する方法と小切開から特殊な器具を使ってアポクリン腺を削り取るか、吸引していく方法があります。当院では、健康保険の適応でもある前者で治療しています。
具体的には、局所麻酔を行ったあとワキの中央のしわにそって約4cm切開します。
下の写真は皮膚の裏側を見たところです。毛根に橙色のアポクリン腺がびっしり付着しているのがよく分かります。
下の写真はハサミでアポクリン腺を除去したあとの状態です。
アポクリン腺を切除した後の出血を予防するため、当院で独自に考案した方法で圧迫します。
手術後1ヶ月目のキズあとです。
手術後1年目のキズあとです。幸いにしてワキのキズあとは、あまり目立ちません。臭いも手術前に比べ明らかに改善します。
2009年11月28日
◆ドバイショックの震源地に向かいます
昨晩は、当院看護師の送別会でした。ただ、残念なことに当日になって、当事者がA型インフルエンザを発症、主役のいない異例の会になりました。しかし、携帯電話を介して会に出席する形で、私から惜別の気持ちを伝え、逆に思い出深い集いになりました。
会の途中、ある職員から、院長はどのようにしてストレスを発散しているのですかと聞かれました。よく聞く答えは、「仕事の後に、あるいは休日に、自分の好きなスポーツや趣味で、仕事や職場のストレスを発散させている」といったことでしょうか。しばし、考えて答えました、「仕事でストレスを解消している」と。一見、奇異に聞こえるかも知れませんが、今、冷静に考えても正しい答えだったと思っています。
開業以来、初めて経験し、頭から消えることのない経営のこと、従業員との関係とその思わぬ退職、ストレスのかかる美容外科の数々、これらは、スポーツや趣味で解消できるストレスでありません。事実上、仕事でしか解決できないのです。手術をプラン通りに無事終えた後の成就感、達成感、カタルシスを経験すると、仕事=手術こそ、何ものにも勝る私のストレス解消法と断言できます。なにより、私にとって手術は単なる仕事ではないのです、語弊を承知で言えば、好きなことをさせてもらいながら給料をもらっているのです。正直、天職そのものです。
木曜日から続いた、腹部・大腿・胸部の3連続脂肪吸引も無事終えました。今は右腕がパンパンに張っています。肉体には明らかにストレスがかかっていても、心のストレスは明らかに解消・開放されています。
折しもドバイショックが世界を駆け抜けていますが、明日から4日間、その震源地に行ってきます。ドバイと当地に向かう理由については、以前にもパート1、パート2に分けて紹介しましたので、参照ください。
狭いクリニック、狭い沖縄にいては、心の奥にくすぶるストレスは完全に取れません。たとえどんなに多忙でも、年に一度は学会であれ、ビジネスであれ、異国の地に『ワクワク』を求めて、ストレスの大掃除に行きたいと考えています。
会の途中、ある職員から、院長はどのようにしてストレスを発散しているのですかと聞かれました。よく聞く答えは、「仕事の後に、あるいは休日に、自分の好きなスポーツや趣味で、仕事や職場のストレスを発散させている」といったことでしょうか。しばし、考えて答えました、「仕事でストレスを解消している」と。一見、奇異に聞こえるかも知れませんが、今、冷静に考えても正しい答えだったと思っています。
開業以来、初めて経験し、頭から消えることのない経営のこと、従業員との関係とその思わぬ退職、ストレスのかかる美容外科の数々、これらは、スポーツや趣味で解消できるストレスでありません。事実上、仕事でしか解決できないのです。手術をプラン通りに無事終えた後の成就感、達成感、カタルシスを経験すると、仕事=手術こそ、何ものにも勝る私のストレス解消法と断言できます。なにより、私にとって手術は単なる仕事ではないのです、語弊を承知で言えば、好きなことをさせてもらいながら給料をもらっているのです。正直、天職そのものです。
木曜日から続いた、腹部・大腿・胸部の3連続脂肪吸引も無事終えました。今は右腕がパンパンに張っています。肉体には明らかにストレスがかかっていても、心のストレスは明らかに解消・開放されています。
折しもドバイショックが世界を駆け抜けていますが、明日から4日間、その震源地に行ってきます。ドバイと当地に向かう理由については、以前にもパート1、パート2に分けて紹介しましたので、参照ください。
狭いクリニック、狭い沖縄にいては、心の奥にくすぶるストレスは完全に取れません。たとえどんなに多忙でも、年に一度は学会であれ、ビジネスであれ、異国の地に『ワクワク』を求めて、ストレスの大掃除に行きたいと考えています。
2009年11月26日
◆ビバリーヒルズの美容外科医 part 3
Dr. HKKは、顔面骨の手術では世界的に有名な形成外科医でUCLA(米国カリフォルニア大学ロサンジェルス校)の教授も務めている方です。1998年同時、60歳代半ばながらも非常にアクティブで、週に3日は大学病院で顔面・頭蓋骨のハイレベルな手術を執刀し、美容外科はプライベートクリニックでこなしていました。彼にはToniという専属看護師がいて、10年以上片腕となって働いていました。複雑な手術でも、無言のうちに次々と必要な器具が彼の手に渡され、まさに『あうん』の呼吸で手術が流れるように進みました。ある日、患者がToniに対する苦情を訴えていましたが、彼は、その患者を相手にしませんでした。Toniに対する不満は、彼自身に対する不満ととらえるほど、彼女に絶大の信頼を寄せていたのです。一流の美容外科医の共通点として、彼らを支える優秀な看護師の存在があります。
そのDr. HKKが、来年4月の日本形成外科学会総会に特別講演で招待されています。お会いするのは5年ぶりになりますが、今から楽しみです。
Dr. HKKとともに、彼のオフィスで(1998年8月)。
そのDr. HKKが、来年4月の日本形成外科学会総会に特別講演で招待されています。お会いするのは5年ぶりになりますが、今から楽しみです。
Dr. HKKとともに、彼のオフィスで(1998年8月)。
2009年11月25日
◆にんにくカズラ
やっと突き止めました。
先日、帰宅途中に薄紫の花の群れに出会い、思わずシャッターを押しました。あまりに綺麗なので、ブログで紹介したいと思ったのですが、花の名前がわかりません。インターネット検索を駆使しても、名前が探せなかったため、折角の写真がお蔵入り寸前でした。たまたま、実家に戻ったところ、なんと庭に同じ花が咲いていたのです。早速、母に尋ねたところ『にんにくカズラ』と教えてくれました。別名『ガーリックバイン』とも呼ばれ、葉や花を揉むとニンニクのような臭いがするため、この名前があるようです。ただ、近寄っただけでは、ほとんど臭いはありませんでした。
まずは、ご覧下さい。

にんにくと言えば、当院でもいわゆる『ニンニク注射』を含んだ、点滴メニュー『Quick TENTEKI』を始めました。
疲労回復、栄養補給、美白、肌荒れ・色素沈着対策など目的に応じて、時間を有効に使いながら、お試し頂けます。
先日、帰宅途中に薄紫の花の群れに出会い、思わずシャッターを押しました。あまりに綺麗なので、ブログで紹介したいと思ったのですが、花の名前がわかりません。インターネット検索を駆使しても、名前が探せなかったため、折角の写真がお蔵入り寸前でした。たまたま、実家に戻ったところ、なんと庭に同じ花が咲いていたのです。早速、母に尋ねたところ『にんにくカズラ』と教えてくれました。別名『ガーリックバイン』とも呼ばれ、葉や花を揉むとニンニクのような臭いがするため、この名前があるようです。ただ、近寄っただけでは、ほとんど臭いはありませんでした。
まずは、ご覧下さい。

にんにくと言えば、当院でもいわゆる『ニンニク注射』を含んだ、点滴メニュー『Quick TENTEKI』を始めました。
疲労回復、栄養補給、美白、肌荒れ・色素沈着対策など目的に応じて、時間を有効に使いながら、お試し頂けます。
2009年11月24日
◆陥入爪と巻き爪
当院では爪のあらゆるトラブルに対応し、病的な爪も美容の面でも満足できる状態にしようと考え、高い技術を持ったネイルスペシャリストとともに治療ができるネイルクリニックを併設しています。今後、ブログでも『爪』について、いろいろご紹介しようと思います。今回は陥入爪と巻き爪です。
爪の変形は、ほとんどないのに爪の縁が皮膚にくい込み化膿と痛みを伴う場合を陥入爪と呼んでいます。一方、巻き爪とは、爪が弯曲した状態を指し、変形が高度でない限り痛みを伴うことは少ないため病院を受診する方は少ないと思われます。
陥入爪で皮膚への食い込みが強い場合は、手術による治療が確実で、治癒までの期間も短くて済みます。具体的には、局所麻酔後に、皮膚に食い込んだ爪の一部が生えてこないように爪の根元にある爪母と呼ばれる部分を切り取ります。
陥入爪手術前。青くマークした部分の爪が生えてこないように手術しました。

手術後8ヶ月、爪の幅は若干狭くなりましたが、再発はありません。

次に巻き爪ですが、私も以前は手術(爪床形成術)で治療していました。
手術だと治療結果は良いのですが、手術自体、指・趾への負担が大きく、大きなキズ跡を残すために長期に渡ってキズの痛みや違和感が残るのが欠点です。また、高齢の方や糖尿病、手足の血液循環が悪い方は、いろんな理由で手術が適応しにくいのも事実です。そのため、近年、特殊なワイヤーや樹脂を利用した手術以外の方法が盛んに用いられています。
当院では、2年余り前から手術ではない当院独自の方法(KC法)で治療を始めています。すでに100名以上の方を治療中で、途中経過は学会でも報告しました。
詳細については、当院ホームページの2009年5月1日付けニュース欄をご覧下さい。
以下に代表的な手術治療例とKC法による治療例を提示します。
巻き爪1、手術前、爪を抜いて黒いラインで切開し皮膚を伸ばして縫合します。


巻き爪1、手術後8年、再発はありません。

巻き爪2、KC法による治療前。

巻き爪2、KC法による治療開始後1ヶ月の状態。

巻き爪3、KC法による治療前。

巻き爪3、KC法による治療開始後11ヶ月の状態。
爪の変形は、ほとんどないのに爪の縁が皮膚にくい込み化膿と痛みを伴う場合を陥入爪と呼んでいます。一方、巻き爪とは、爪が弯曲した状態を指し、変形が高度でない限り痛みを伴うことは少ないため病院を受診する方は少ないと思われます。
陥入爪で皮膚への食い込みが強い場合は、手術による治療が確実で、治癒までの期間も短くて済みます。具体的には、局所麻酔後に、皮膚に食い込んだ爪の一部が生えてこないように爪の根元にある爪母と呼ばれる部分を切り取ります。
陥入爪手術前。青くマークした部分の爪が生えてこないように手術しました。
手術後8ヶ月、爪の幅は若干狭くなりましたが、再発はありません。
次に巻き爪ですが、私も以前は手術(爪床形成術)で治療していました。
手術だと治療結果は良いのですが、手術自体、指・趾への負担が大きく、大きなキズ跡を残すために長期に渡ってキズの痛みや違和感が残るのが欠点です。また、高齢の方や糖尿病、手足の血液循環が悪い方は、いろんな理由で手術が適応しにくいのも事実です。そのため、近年、特殊なワイヤーや樹脂を利用した手術以外の方法が盛んに用いられています。
当院では、2年余り前から手術ではない当院独自の方法(KC法)で治療を始めています。すでに100名以上の方を治療中で、途中経過は学会でも報告しました。
詳細については、当院ホームページの2009年5月1日付けニュース欄をご覧下さい。
以下に代表的な手術治療例とKC法による治療例を提示します。
巻き爪1、手術前、爪を抜いて黒いラインで切開し皮膚を伸ばして縫合します。


巻き爪1、手術後8年、再発はありません。

巻き爪2、KC法による治療前。
巻き爪2、KC法による治療開始後1ヶ月の状態。
巻き爪3、KC法による治療前。
巻き爪3、KC法による治療開始後11ヶ月の状態。
2009年11月23日
◆麻酔について
当院での外科治療は、基本的にすべてが日帰り手術です。全身麻酔を要する手術でも、午前9時には手術を開始して遅くとも午後2時には終えるように計画しています。術後は回復室で数時間経過をみて、自身でトイレに行けることを確認して夕方には帰宅の許可を出しています。美容外科の中でも比較的大きな手術である腹壁形成術(お腹のたるみを取る手術)、脂肪吸引、豊胸術、乳房縮小・固定術、フェイスリフトなどもすべて日帰り手術で行っています。帰宅の許可を出す条件として重要なのは、麻酔から十分醒めているかどうかです。そのため、鎮痛・鎮静効果が高く、かつ覚醒が早い麻酔方法の選択が大切です。試行錯誤の上、静脈(点滴による)麻酔と長時間作用型の局所麻酔を組み合わせた方法にたどり着きました。具体的には静脈麻酔は3種類の鎮静、鎮痛薬を、局所麻酔は2種類を混合して使用しています。その結果、前述の手術であれば、手術中の呼吸や血圧、脈拍などが安定した状態でスムースに行えるようになりました。
手術室には有線放送を設置しているので手術前に好きな音楽のジャンルを聞いて、少なくとも麻酔が始まるまでは、希望のチャンネルに合わせるようにしています。先日、ある外国人の腹壁形成術を行っていた際、終了間際に、急に歌い出したのです。当然、麻酔は十分効いているので覚醒しているわけではありません。おそらくお気に入りの曲だったのでしょう、カラオケ店にいるかのように、曲に合わせて歌詞を口ずさんでいました。術後に、確認しましたが、歌っていたことをご本人は全く覚えていませんでした。そのことを聞いて、ご本人はキズの痛みをこらえながら大笑いしていました。
もう一人のエピソードも外人の方です。小さな子供3名の母親で、授乳後、乳房が萎縮したため豊胸術を受けました。この方の麻酔も、前述の方と同じで静脈麻酔と局所麻酔を組み合わせて行いました。麻酔直前には、大体「Have a good dream.」と言って麻酔を始めます。その方に、どんな夢を見たのか、手術後に聞いたところ、夢は覚えていないが、これほどぐっすり寝られたのは、ここ数年で初めてだと話していたので、その理由を尋ねました。すると、子供が小さいため、夜は自宅でほとんど寝られないからと真顔で話していました。
2つのエピソードからもこの麻酔法の有用性が伺い知れます。
手術室には有線放送を設置しているので手術前に好きな音楽のジャンルを聞いて、少なくとも麻酔が始まるまでは、希望のチャンネルに合わせるようにしています。先日、ある外国人の腹壁形成術を行っていた際、終了間際に、急に歌い出したのです。当然、麻酔は十分効いているので覚醒しているわけではありません。おそらくお気に入りの曲だったのでしょう、カラオケ店にいるかのように、曲に合わせて歌詞を口ずさんでいました。術後に、確認しましたが、歌っていたことをご本人は全く覚えていませんでした。そのことを聞いて、ご本人はキズの痛みをこらえながら大笑いしていました。
もう一人のエピソードも外人の方です。小さな子供3名の母親で、授乳後、乳房が萎縮したため豊胸術を受けました。この方の麻酔も、前述の方と同じで静脈麻酔と局所麻酔を組み合わせて行いました。麻酔直前には、大体「Have a good dream.」と言って麻酔を始めます。その方に、どんな夢を見たのか、手術後に聞いたところ、夢は覚えていないが、これほどぐっすり寝られたのは、ここ数年で初めてだと話していたので、その理由を尋ねました。すると、子供が小さいため、夜は自宅でほとんど寝られないからと真顔で話していました。
2つのエピソードからもこの麻酔法の有用性が伺い知れます。
2009年11月21日
◆ビバリーヒルズの美容外科医 part 2
Dr. Hoefflinは、当地のVIP御用達の美容外科医であり、中でも今はなき”King of Pop"ことスーパースター、MJの主治医として有名な方です。1998年当時、脂ののりきった時期の彼に顔面シワ取り術を直に学べたのは、この上ない幸運でした。たまたま、手術に立ち会えた顔全体と首のシワ取りは、6時間以上の手術となりました。美容外科医としてのセンス、技術、体力が、最も必要な手術のひとつです。軽快なBGMが流れる手術室で、矢継ぎ早に入る外線にヘッドフォン型電話で対応しつつ、メスを操る活き活きした姿が忘れられません。
当時、同僚医師からあらぬ罪を着せられて、法廷闘争の真っ直中にあったようです。結果的に、無罪の判決が出たことを最近知りました。
写真は、手術後の充実した表情のDr. Hoefflin(右から2人目)、Dr. Tung(左端、台湾から来た医師)、Dr. Surasak(右端、タイから来た医師)
当時、同僚医師からあらぬ罪を着せられて、法廷闘争の真っ直中にあったようです。結果的に、無罪の判決が出たことを最近知りました。
写真は、手術後の充実した表情のDr. Hoefflin(右から2人目)、Dr. Tung(左端、台湾から来た医師)、Dr. Surasak(右端、タイから来た医師)
2009年11月20日
◆クルディスタン
クルディスタンと聞いて何のことかピンときますか、すぐにきたとすれば中東問題にかなり通じた方だと思います。突然の話題になりましたが、昨晩、知人を通じて2名のクルディスタンからのビジネスマンにお会いしました。クルディスタンは、イラクの北部に設けられたクルド人の自治地域で、イラク領クルディスタン、クルド人自治区、クルド自治区、クルディスタン自治区などとも呼ばれています。現在、同地域は、イラク戦争の影響もほとんどなくなり、復興に向けた事業がさかんに計画され、日本の企業との提携、投資の依頼のために来日したとのことでした。復興事業の中には、道路や橋、学校、病院などの再建が含まれますが、私が彼らに会うことになった理由は、病院建設後の運営に関して、医師の立場から協力ができるかと言うことでした。
クルド人のお一方はクルド語、アラビア語は流ちょうでも英語は苦手のようでしたが、それでも日本人にクルディスタンのことを少しでも知ってほしいと熱心に話してくれました。PCで見せて頂いたクルディスタンは山、川、緑の自然にあふれ、石油などの天然資源にも恵まれた地で、将来の急速な発展を予感させました。
昨夜の小集会には、クルド人2名、エジプト人・ロシア人各1名、日本人2名の世界を股にかけたビジネスマンが揃いました。100年に一度の世界大不況と言われる今だからこそ、先を見つめてビッグビジネスを模作するプロフェッショナルのダイナミズムに触れ、気持ちが高ぶり、心地よい刺激を受けました。
今朝の久茂地川は真っ青な空を鏡のように映していましたので、思わずシャッターを切りました。
クルド人のお一方はクルド語、アラビア語は流ちょうでも英語は苦手のようでしたが、それでも日本人にクルディスタンのことを少しでも知ってほしいと熱心に話してくれました。PCで見せて頂いたクルディスタンは山、川、緑の自然にあふれ、石油などの天然資源にも恵まれた地で、将来の急速な発展を予感させました。
昨夜の小集会には、クルド人2名、エジプト人・ロシア人各1名、日本人2名の世界を股にかけたビジネスマンが揃いました。100年に一度の世界大不況と言われる今だからこそ、先を見つめてビッグビジネスを模作するプロフェッショナルのダイナミズムに触れ、気持ちが高ぶり、心地よい刺激を受けました。
今朝の久茂地川は真っ青な空を鏡のように映していましたので、思わずシャッターを切りました。
2009年11月18日
◆1年前の今頃
仕事を終え、国際通りのス○バでキーボードを叩いています。店内には軽快なクリスマスミュージックが流れ、もう開院後3回目のクリスマスシーズンを迎えるんだ、と感慨に浸っています。私には、1年前がつい昨日のことのように思えますが、madam Calmyことマネジャーの妻は、開業後の1年、1年が10年以上に感じるとゆずりません。こんなに人間の時間感覚は違うものなのかと思いつつも、きっと私の見えないところで想像を絶するような量の仕事をこなしてきたのだと素直に納得しています。
ふと、1年前の今頃は何をしていたのかとスケジュール帳にあたるiCalを確認すると、2週間後に迫っていた当院主催のセミナーの準備に大忙しでした。正確には第2回アクティヴエイジングセミナー、2008年12月4日にハーバービューホテルで開催し、司会は、有銘琴絵アナウンサーにお願いしました。
キャッチコピーは、『3人の感動のレシピ -ヘルシーな南スペインのお料理をアルベルト城間さんの歌声とともに-』でした。そして、セミナー紹介文が、「知性・教養、そして凛とした存在感。外見の美しさにも磨きをかけ、さらに輝きを失わない内面・・・そんな様々な要素を求められる今を生きる女性達に、形成外科KCから一足早いクリスマスプレゼントです。当日は、溢れる感性を類いまれなクリスタルボイスで伝えるアルベルト城間さん、女医でありスキンケアスペシャリストでもある戸澤先生、妻に支えられながら天職である外科医を全うする形成外科KC院長の3人からアクティヴに生きるためのヒントをお贈りします。」でした。
今、見直すとほんとに良くできた、手前味噌ながらワクワクするポスターだなと、改めて感じます。当日、開会の挨拶で、私が話したテーマは『震える』でした。100名余の参加者は、「うわさの加速度マシーン:パワースレート」と「パワフルかつ心に響くアルベルト城間さんの熱唱」に、文字通り‘震え’ながら家路に着きました。
今年は、残念ながら開催しませんが、来年は開院3周年を記念したセミナーを計画しています。こうして去年のセミナーを振り返りながら、次回も皆さまのお役に立つのはもちろん、ドキドキ・ワクワクを共有できる内容にしたいと、決意を新たにしました。
乞うご期待!
第2回アクティヴエイジングセミナーのパンフレットをご覧下さい。

セミナー後には、アルベルト城間さんとそのバンドの皆さん、前年に司会をお願いした狩俣倫太郎さん、さらにはプロテアジャパンの戸澤社長を始め、当日ご協力いただいた社員の皆さんと一緒に、遅めのランチで打ち上げました。
ふと、1年前の今頃は何をしていたのかとスケジュール帳にあたるiCalを確認すると、2週間後に迫っていた当院主催のセミナーの準備に大忙しでした。正確には第2回アクティヴエイジングセミナー、2008年12月4日にハーバービューホテルで開催し、司会は、有銘琴絵アナウンサーにお願いしました。
キャッチコピーは、『3人の感動のレシピ -ヘルシーな南スペインのお料理をアルベルト城間さんの歌声とともに-』でした。そして、セミナー紹介文が、「知性・教養、そして凛とした存在感。外見の美しさにも磨きをかけ、さらに輝きを失わない内面・・・そんな様々な要素を求められる今を生きる女性達に、形成外科KCから一足早いクリスマスプレゼントです。当日は、溢れる感性を類いまれなクリスタルボイスで伝えるアルベルト城間さん、女医でありスキンケアスペシャリストでもある戸澤先生、妻に支えられながら天職である外科医を全うする形成外科KC院長の3人からアクティヴに生きるためのヒントをお贈りします。」でした。
今、見直すとほんとに良くできた、手前味噌ながらワクワクするポスターだなと、改めて感じます。当日、開会の挨拶で、私が話したテーマは『震える』でした。100名余の参加者は、「うわさの加速度マシーン:パワースレート」と「パワフルかつ心に響くアルベルト城間さんの熱唱」に、文字通り‘震え’ながら家路に着きました。
今年は、残念ながら開催しませんが、来年は開院3周年を記念したセミナーを計画しています。こうして去年のセミナーを振り返りながら、次回も皆さまのお役に立つのはもちろん、ドキドキ・ワクワクを共有できる内容にしたいと、決意を新たにしました。
乞うご期待!
第2回アクティヴエイジングセミナーのパンフレットをご覧下さい。

セミナー後には、アルベルト城間さんとそのバンドの皆さん、前年に司会をお願いした狩俣倫太郎さん、さらにはプロテアジャパンの戸澤社長を始め、当日ご協力いただいた社員の皆さんと一緒に、遅めのランチで打ち上げました。
2009年11月17日
◆4年ぶりの再会
T氏が突然クリニックを受診してきました。
県立病院在職中の5年前に、他院から再発性の腹壁瘢痕ヘルニア(お腹の手術後に壁の一部が弱くなって、その部分が大きく飛び出した状態)のために紹介されてきました。お腹の壁の弱った部分が広範囲であったため、人工の材料を使って、その部分を補強して治しました。その後、1年ほど順調な状態を見届けて、経過観察を終えました。
見る限りまだ髪の毛も黒い部分が多く、お顔立ちからも、すでに満80歳を越えているようには見えません。ただ、顔色にやや生気がないため、詳しく尋ねると今月に入り食欲が低下して、数日前に近くの病院を受診し血液検査をしたところ、すぐに入院をすすめられたとのことでした。ただ、なぜ入院する必要があるのか、説明が十分なされず納得できなかったため、そのまま帰宅したとのことでした。その後、なぜか私のことが頭に浮かび、消息を探し当て、突然の受診となったのです。
診察するに、発熱はなく、お腹の痛みもなく、局所的には問題がありませんでした。だた、食欲が回復せず、体調が思わしくないことの不安は、その表情から十分見て取れました。入院ベッドを持たない診療所の医師としては、これ以上の検査もケアもできないため、総合病院に紹介することとしました。詳しい経過を書いた紹介状に5年前の手術の様子を撮した写真を添えて、手渡しました。紹介先の先生が、私の知人の外科医であることを説明すると、安堵の視線を私に向け、クリニックを後にしました。
老夫婦二人でお帰りになる姿を眺めながら、大きな手術を無事終えたあとの様な、充実感を覚えました。
県立病院在職中の5年前に、他院から再発性の腹壁瘢痕ヘルニア(お腹の手術後に壁の一部が弱くなって、その部分が大きく飛び出した状態)のために紹介されてきました。お腹の壁の弱った部分が広範囲であったため、人工の材料を使って、その部分を補強して治しました。その後、1年ほど順調な状態を見届けて、経過観察を終えました。
見る限りまだ髪の毛も黒い部分が多く、お顔立ちからも、すでに満80歳を越えているようには見えません。ただ、顔色にやや生気がないため、詳しく尋ねると今月に入り食欲が低下して、数日前に近くの病院を受診し血液検査をしたところ、すぐに入院をすすめられたとのことでした。ただ、なぜ入院する必要があるのか、説明が十分なされず納得できなかったため、そのまま帰宅したとのことでした。その後、なぜか私のことが頭に浮かび、消息を探し当て、突然の受診となったのです。
診察するに、発熱はなく、お腹の痛みもなく、局所的には問題がありませんでした。だた、食欲が回復せず、体調が思わしくないことの不安は、その表情から十分見て取れました。入院ベッドを持たない診療所の医師としては、これ以上の検査もケアもできないため、総合病院に紹介することとしました。詳しい経過を書いた紹介状に5年前の手術の様子を撮した写真を添えて、手渡しました。紹介先の先生が、私の知人の外科医であることを説明すると、安堵の視線を私に向け、クリニックを後にしました。
老夫婦二人でお帰りになる姿を眺めながら、大きな手術を無事終えたあとの様な、充実感を覚えました。
2009年11月16日
◆開業医になって変化したこと
開業医になって2年余り、変化したことのひとつは、携帯電話(以下携帯)を持つようになったことです。それまで携帯を持たなかったのは、勤務医のころは留守電でも、とくに問題なく病院からの呼び出しに対応できたことと、なにより携帯が首輪に感じられたからでした。さすがに開業すると不測の事態で職員他から頼れるのは自分だけなのと、術後患者さんの安心のために持つことにしました。
今から6年前、開業を具体的に考えていなかった頃に、大学の同門会誌に携帯を持たない理由を投稿しました。若干、長くなりますが、以下に公表しますので、携帯を肌身離さず持ち歩く、現在の私の心境をお察し下さい。
『携帯電話不携帯』(2003年作成)
研修医になり立てのころ、外科の先輩が当時(1984年)としては珍しいポケットベルを持っていた。病院からの緊急呼び出し用というより、家族との連絡用として使っていたようで、飲み会が佳境に入る頃、決まってベルが鳴り出し電話口に走る姿が印象に残っている。不測の事態の連絡用として必要なのかもしれないが、いつも見えない首輪で繋がれているようで、私自身が持つには強い抵抗があった。以来18年余、今では携帯数が固定電話数を超え、所有者数は全国で七千八百万人に達し、国民五人中三人が持つに至っている。が、未だに私は携帯あるいはポケットベルを持っていない。
ポケットベルを持とうと思ったことが一度だけある、8年前、県立中部病院に復帰した頃、公務用の院外ポケットベルの購入を当時の外科のボスでもあった院長にお願いしたときである。同院は24時間オープンの救命救急センターを有しているため、外傷患者の時間外コンサルトを受けることが割合多かったからである。その返事が“持ってもいいの、今以上に呼ばれるよ”であった。“それもそうですね”院長がそう考えるのなら持つのを止そうと決めた。実際、形成外科の場合、その場で対応しないと命に関わるという事態はほとんどない。比較的緊急性の高い切断指でも数時間の猶予があり、自宅に不在のときも留守電に入れてもらい、それから対応しても大きな問題となったことはほとんどないのである。
2年前から業務用に院内PHSが使われ始め、業務の効率化に多いに貢献している。道すがら、思い付いた時に病院や自宅、あるいは友人に電話ができる点、また、多くの場合、時と場所を選ばずメールのやり取りができる点、携帯の便利さは十分理解できる。しかし、院内PHSの使用経験のみからではあるが、時と場所を選ばずの利点は発信者側にあり、受信者側は不意を突かれたり、間が悪かったりすることも多々ある。妻や娘の携帯を鳴らしても、電源が切られていたり、圏外であったり、呼び出しが鳴っても当人に聞こえてなかったりで、連絡が取れるのは半々ぐらいの確率である。私にとって確実な連絡手段と言う点で、携帯は印象が悪い。普段、突然鳴り出す呼び出し音がいやなため、手術中に体から離すとき以外は、院内PHSをマナーモードに設定している。マナーモードによって振動覚に敏感になり、自宅で就眠中でさえ、錯覚して、ふと目を覚まし左胸に手を当てることがある。と言うことで、大方、受信者となるために持つことになる私にとって携帯に大きな魅力は感じない。院外でも持つようになった時には、振動覚過敏症に悩みそうである。
将来、開業して厳しい競争を生き抜くため患者サービス用に持たざるを得ない場合をのぞき、私が携帯を持つ姿はないだろう。また、私が外出する時も、家族が私に首輪がわりに携帯を持たせる必要性はない。なぜなら、ある事情でシンデレラタイム厳守を誓った(誓わされた)からである。
今から6年前、開業を具体的に考えていなかった頃に、大学の同門会誌に携帯を持たない理由を投稿しました。若干、長くなりますが、以下に公表しますので、携帯を肌身離さず持ち歩く、現在の私の心境をお察し下さい。
『携帯電話不携帯』(2003年作成)
研修医になり立てのころ、外科の先輩が当時(1984年)としては珍しいポケットベルを持っていた。病院からの緊急呼び出し用というより、家族との連絡用として使っていたようで、飲み会が佳境に入る頃、決まってベルが鳴り出し電話口に走る姿が印象に残っている。不測の事態の連絡用として必要なのかもしれないが、いつも見えない首輪で繋がれているようで、私自身が持つには強い抵抗があった。以来18年余、今では携帯数が固定電話数を超え、所有者数は全国で七千八百万人に達し、国民五人中三人が持つに至っている。が、未だに私は携帯あるいはポケットベルを持っていない。
ポケットベルを持とうと思ったことが一度だけある、8年前、県立中部病院に復帰した頃、公務用の院外ポケットベルの購入を当時の外科のボスでもあった院長にお願いしたときである。同院は24時間オープンの救命救急センターを有しているため、外傷患者の時間外コンサルトを受けることが割合多かったからである。その返事が“持ってもいいの、今以上に呼ばれるよ”であった。“それもそうですね”院長がそう考えるのなら持つのを止そうと決めた。実際、形成外科の場合、その場で対応しないと命に関わるという事態はほとんどない。比較的緊急性の高い切断指でも数時間の猶予があり、自宅に不在のときも留守電に入れてもらい、それから対応しても大きな問題となったことはほとんどないのである。
2年前から業務用に院内PHSが使われ始め、業務の効率化に多いに貢献している。道すがら、思い付いた時に病院や自宅、あるいは友人に電話ができる点、また、多くの場合、時と場所を選ばずメールのやり取りができる点、携帯の便利さは十分理解できる。しかし、院内PHSの使用経験のみからではあるが、時と場所を選ばずの利点は発信者側にあり、受信者側は不意を突かれたり、間が悪かったりすることも多々ある。妻や娘の携帯を鳴らしても、電源が切られていたり、圏外であったり、呼び出しが鳴っても当人に聞こえてなかったりで、連絡が取れるのは半々ぐらいの確率である。私にとって確実な連絡手段と言う点で、携帯は印象が悪い。普段、突然鳴り出す呼び出し音がいやなため、手術中に体から離すとき以外は、院内PHSをマナーモードに設定している。マナーモードによって振動覚に敏感になり、自宅で就眠中でさえ、錯覚して、ふと目を覚まし左胸に手を当てることがある。と言うことで、大方、受信者となるために持つことになる私にとって携帯に大きな魅力は感じない。院外でも持つようになった時には、振動覚過敏症に悩みそうである。
将来、開業して厳しい競争を生き抜くため患者サービス用に持たざるを得ない場合をのぞき、私が携帯を持つ姿はないだろう。また、私が外出する時も、家族が私に首輪がわりに携帯を持たせる必要性はない。なぜなら、ある事情でシンデレラタイム厳守を誓った(誓わされた)からである。
2009年11月15日
◆脂肪吸引について3
脂肪吸引後のケアで大切なことは、吸引した部分の圧迫です。
お客様に説明するときも、「良い結果を得るために、1に圧迫、2に圧迫、3,4がなくて、5に圧迫」と繰り返しお話しします。圧迫を怠ると、局所の腫れと皮下出血斑(皮膚に広がる出血の跡)がとても目立ちます。一旦、腫れがひどくなると落ち着くのに時間を要するとともに、仕上がりに悪影響を及ぼします。そのため、手術前に、吸引部にフィットする圧迫包帯やサポーター、またはガーメント(伸縮する圧迫衣類)を準備します。術後に3ヶ月間は圧迫を継続しますので、体型にあった圧迫用品を選択することはとても大切です。私は、術直後にスポンジと圧迫包帯ないしガーメントで圧迫固定し、その後の4ないし5日間は、外さずにそのまま経過をみます。きちっと、それが守られた場合と、そうでない場合は、明らかに仕上がりに差が出ます。
ちなみに、以前に皮膚がたるんでいる方は、脂肪吸引に向かないと話しましたが、その場合はやはり外科的にたるんだところを切除することになります。
以下に、上腕リフト(皮膚・脂肪切除)した方の写真をお示しします。
40歳、女性、減量後の皮膚のたるみ、術前

術後10ヶ月
お客様に説明するときも、「良い結果を得るために、1に圧迫、2に圧迫、3,4がなくて、5に圧迫」と繰り返しお話しします。圧迫を怠ると、局所の腫れと皮下出血斑(皮膚に広がる出血の跡)がとても目立ちます。一旦、腫れがひどくなると落ち着くのに時間を要するとともに、仕上がりに悪影響を及ぼします。そのため、手術前に、吸引部にフィットする圧迫包帯やサポーター、またはガーメント(伸縮する圧迫衣類)を準備します。術後に3ヶ月間は圧迫を継続しますので、体型にあった圧迫用品を選択することはとても大切です。私は、術直後にスポンジと圧迫包帯ないしガーメントで圧迫固定し、その後の4ないし5日間は、外さずにそのまま経過をみます。きちっと、それが守られた場合と、そうでない場合は、明らかに仕上がりに差が出ます。
ちなみに、以前に皮膚がたるんでいる方は、脂肪吸引に向かないと話しましたが、その場合はやはり外科的にたるんだところを切除することになります。
以下に、上腕リフト(皮膚・脂肪切除)した方の写真をお示しします。
40歳、女性、減量後の皮膚のたるみ、術前
術後10ヶ月
2009年11月14日
◆脂肪吸引について2
ブログを始めて早一週間が経ちました。自分も楽しみながら、かつ知識の整理をしながら続けていきたいと思います。読み返して、統一が取れてないことに、気づきました。『ですます調』と『である調』の混在です。今後は『ですます調』で書いていきます。
今日は、脂肪吸引についての続きです。脂肪吸引の相談を受けたときに、私が気をつけていることは、次の2点です。まず、一点目はお悩みの部分が脂肪吸引でしっかり解決できる部位の脂肪沈着か、あと皮膚の緩みはないかどうかです。特に大切なことは、皮膚の緩みの有無です。緩みがあると脂肪吸引を行ったあとに、シワが寄ったような皮膚を残すことになります。2点目は、その方が脂肪吸引の効果の限界を理解しているか否かです。中には吸引することで身体全体の痩身か可能と考えている方もいます。いずれにしてもお客様と医師が十分話し合いながら、理想と現実を理解する必要があります。
脂肪吸引に関する情報は、日本美容外科学会、または米国美容外科学会のホームページでもご覧になれます。
KCの症例、28歳、女性、腹部脂肪吸引術前

術後6ヶ月
今日は、脂肪吸引についての続きです。脂肪吸引の相談を受けたときに、私が気をつけていることは、次の2点です。まず、一点目はお悩みの部分が脂肪吸引でしっかり解決できる部位の脂肪沈着か、あと皮膚の緩みはないかどうかです。特に大切なことは、皮膚の緩みの有無です。緩みがあると脂肪吸引を行ったあとに、シワが寄ったような皮膚を残すことになります。2点目は、その方が脂肪吸引の効果の限界を理解しているか否かです。中には吸引することで身体全体の痩身か可能と考えている方もいます。いずれにしてもお客様と医師が十分話し合いながら、理想と現実を理解する必要があります。
脂肪吸引に関する情報は、日本美容外科学会、または米国美容外科学会のホームページでもご覧になれます。
KCの症例、28歳、女性、腹部脂肪吸引術前

術後6ヶ月
2009年11月13日
◆脂肪吸引について
脂肪吸引は美容外科の中ではポピュラーな手術であるが、国内で毎年どの位行われているのか、正確なデータはない。米国では美容外科学会が毎年同国内で行われた手術件数を集計し、公表している。それによると2007年までは、美容外科手術の中で脂肪吸引の件数がトップであったが、2008年には初めて豊胸手術と入れ替わった。それでも、米国では毎年34万人余りの人が脂肪吸引を受けている。
脂肪吸引は、今でこそ安全で治療効果の高い手術であるが、現在の方法が確立したのは、比較的最近の出来事である。
1977年に、フランスのDr. Illouzが始めたカニューレ(管)吸引法が、現在も脂肪吸引の主流である。これは、小さな皮膚切開(約2〜6mm)からカニューレ(管)を挿入して広範囲に皮下脂肪を吸引する方法である。1993年に、Dr. Kleinにより、脂肪層に大量の生理食塩水と血管収縮薬入りの局所麻酔薬を術前に注入する『Tumescent(チューメセント)法』が、発表され、その結果、効率的かつ、より安全に脂肪吸引を行うことが可能となった。近年、超音波やレーザー光を利用する方法が報告されているが、伝統的なカニューレ法の成績が安定している。
Dr. Illouzとともに、2002年台湾での美容外科セミナーにて

当院での症例、48歳、女性、上腕の脂肪吸引術前

同脂肪吸引後6ヶ月
脂肪吸引は、今でこそ安全で治療効果の高い手術であるが、現在の方法が確立したのは、比較的最近の出来事である。
1977年に、フランスのDr. Illouzが始めたカニューレ(管)吸引法が、現在も脂肪吸引の主流である。これは、小さな皮膚切開(約2〜6mm)からカニューレ(管)を挿入して広範囲に皮下脂肪を吸引する方法である。1993年に、Dr. Kleinにより、脂肪層に大量の生理食塩水と血管収縮薬入りの局所麻酔薬を術前に注入する『Tumescent(チューメセント)法』が、発表され、その結果、効率的かつ、より安全に脂肪吸引を行うことが可能となった。近年、超音波やレーザー光を利用する方法が報告されているが、伝統的なカニューレ法の成績が安定している。
Dr. Illouzとともに、2002年台湾での美容外科セミナーにて
当院での症例、48歳、女性、上腕の脂肪吸引術前
同脂肪吸引後6ヶ月
2009年11月11日
◆思い出の香り
通勤途中に思わず歩みが遅くなる場所が2ヶ所ある。1ヶ所は開南小学校の南側門付近と、もう1ヶ所はそこから1つ路地に入ったところである。その理由は、その地点に来ると、強烈に記憶のある時点を呼び起こす『香り』に出会うのである。
香りの元が、前者はプラタナス、後者は夜香木であることを最近知った。
プラタナスは、一般には街路樹として植えられることが多いが、沖縄ではそれほど見かけることはない。
木全体から、特にカエデに似た大きな葉からハーブ系のさわやかな香りを発し、好きな香りの1つである。しかし、ある日、大きな葉をクリニックに持ち込み、職員にも嗅いでもらったが必ずしも、私に同意する人は多くはなかった。
この季節、涼しく、空気の乾いた朝には、特に心地よい香りに感じられ、それと同時に、紛れもなく7月の米国カリフォルニアの朝に繋がっている。UCLAのキャンパスに植えられたプラタナスは大きく、豊かな緑の壁を作っていたが、その間をさわやかな香りと清々しいそよ風が吹き抜けていた。プラタナスの香りは、その頃の忙しくも充実した日々とリンクして、いつまでも新鮮に記憶の中枢に残っている。
開南小学校のプラタナス

夜香木の花は、小さく細長く、白い清楚な花であるが、芳醇な甘い香りを放つ。一度、その香りを嗅ぐと、大脳深くに強くインプットされる、それほど特徴のある心地よい香りである。それと、自分の記憶が強くリンクする時点は小学生の夏である。そのころ実家の庭先には井戸があり、夕方にはシャワー変わりに冷たい井戸水を浴びて遊んだのである。井戸の横には大きな夜香木があり、毎年夏休み頃になると大量の白い花を咲かせていた。それから発する強烈な香りのシャワーも、浴びながら過ごした記憶は決して褪せることはない。未だに、かすかな夜香木の香りが漂っていても、たちまち記憶のスイッチが入る。
夜香木の花
香りの元が、前者はプラタナス、後者は夜香木であることを最近知った。
プラタナスは、一般には街路樹として植えられることが多いが、沖縄ではそれほど見かけることはない。
木全体から、特にカエデに似た大きな葉からハーブ系のさわやかな香りを発し、好きな香りの1つである。しかし、ある日、大きな葉をクリニックに持ち込み、職員にも嗅いでもらったが必ずしも、私に同意する人は多くはなかった。
この季節、涼しく、空気の乾いた朝には、特に心地よい香りに感じられ、それと同時に、紛れもなく7月の米国カリフォルニアの朝に繋がっている。UCLAのキャンパスに植えられたプラタナスは大きく、豊かな緑の壁を作っていたが、その間をさわやかな香りと清々しいそよ風が吹き抜けていた。プラタナスの香りは、その頃の忙しくも充実した日々とリンクして、いつまでも新鮮に記憶の中枢に残っている。
開南小学校のプラタナス
夜香木の花は、小さく細長く、白い清楚な花であるが、芳醇な甘い香りを放つ。一度、その香りを嗅ぐと、大脳深くに強くインプットされる、それほど特徴のある心地よい香りである。それと、自分の記憶が強くリンクする時点は小学生の夏である。そのころ実家の庭先には井戸があり、夕方にはシャワー変わりに冷たい井戸水を浴びて遊んだのである。井戸の横には大きな夜香木があり、毎年夏休み頃になると大量の白い花を咲かせていた。それから発する強烈な香りのシャワーも、浴びながら過ごした記憶は決して褪せることはない。未だに、かすかな夜香木の香りが漂っていても、たちまち記憶のスイッチが入る。
夜香木の花
2009年11月09日
◆ビバリーヒルズの美容外科医 part1
1998年UCLAで形成外科を研修中に、当地の多くの美容外科医を訪ねた。中でも印象に残っているのはビバリーヒルズの美容外科医、Dr. Kamerである。60歳を超えていたが、精悍な顔つきで鋭いメスの如く“ギラギラ感”が漂っていた。
クリニックはビバリーヒルズ市内の閑静な住宅街、といってもメインストリートであるWilshire Blv.から2ブロック入った絶好の場所に位置していた。今、はやりのプチ整形はなく、円熟の技術で日々多くの手術をこなしていた。私が訪れた日は、まぶたのシワ取りと鼻形成術が計4例あったが、2組の麻酔科医と手術室をうまく使い、1例目が午前8時に始まり午後1時には全例終了した。
その後、すぐに私服に変え、30分後には待っていた奥さんと街のなかに消えた。帽子なしの頭は禿げていたが、どことなくショーンコネリーに似ていて、後ろ姿は颯爽として輝いていた。私もこうありたいと思った。
Dr. Kamerとともに
クリニックはビバリーヒルズ市内の閑静な住宅街、といってもメインストリートであるWilshire Blv.から2ブロック入った絶好の場所に位置していた。今、はやりのプチ整形はなく、円熟の技術で日々多くの手術をこなしていた。私が訪れた日は、まぶたのシワ取りと鼻形成術が計4例あったが、2組の麻酔科医と手術室をうまく使い、1例目が午前8時に始まり午後1時には全例終了した。
その後、すぐに私服に変え、30分後には待っていた奥さんと街のなかに消えた。帽子なしの頭は禿げていたが、どことなくショーンコネリーに似ていて、後ろ姿は颯爽として輝いていた。私もこうありたいと思った。
Dr. Kamerとともに
2009年11月08日
◆沖縄県歯科医学会
第23回沖縄県歯科医学会で特別講演を行ってきました。
タイトルは『アンチエイジングからアクティヴエイジングへ- ある形成・美容外科医の目指すもの -』です。
「アクティヴエイジング」とは、2002年にWHO(世界保健機構)が提唱した社会福祉のあり方を示した指針です。『アクティヴエイジングとは、人々が歳を重ねても、生活の質が向上するように、健康、参加、安全の機会を最適化するプロセスである。』または、『健康寿命を伸ばし、すべての人々が老後に生活の質を上げていけることが、アクティヴエイジングの目的である。』と表現されています。私なりに簡潔に表現すると、『アクティヴエイジング=身も心も健康で前向きに人生を謳歌すること。』と考えています。
形成・美容外科医がカバーするアンチエイジング、つまり『見た目のアンチエイジング』が、アクティヴエイジングにどう影響するかについて、私なりの考えを症例を見せながら講演しました。
ハラハラ・ドキドキだけではなく、ワクワクしながら、夢を持ちながら仕事をする。自分自身が『アクティブエイジング』を実践することで、お客様の『アクティブエイジング』に本当の意味で貢献できると信じます。
タイトルは『アンチエイジングからアクティヴエイジングへ- ある形成・美容外科医の目指すもの -』です。
「アクティヴエイジング」とは、2002年にWHO(世界保健機構)が提唱した社会福祉のあり方を示した指針です。『アクティヴエイジングとは、人々が歳を重ねても、生活の質が向上するように、健康、参加、安全の機会を最適化するプロセスである。』または、『健康寿命を伸ばし、すべての人々が老後に生活の質を上げていけることが、アクティヴエイジングの目的である。』と表現されています。私なりに簡潔に表現すると、『アクティヴエイジング=身も心も健康で前向きに人生を謳歌すること。』と考えています。
形成・美容外科医がカバーするアンチエイジング、つまり『見た目のアンチエイジング』が、アクティヴエイジングにどう影響するかについて、私なりの考えを症例を見せながら講演しました。
ハラハラ・ドキドキだけではなく、ワクワクしながら、夢を持ちながら仕事をする。自分自身が『アクティブエイジング』を実践することで、お客様の『アクティブエイジング』に本当の意味で貢献できると信じます。
2009年11月07日
◆那覇市役所_新築工事_定点観察
このブログは、私が徒歩通勤中に思ったこと、感じたことを書いていこうと思います。ちなみに経路は那覇市泉崎の自宅から久茂地のクリニックまで、ゆっくり歩いて15分弱、1646歩前後です。
通勤途中の風景で、今一番の変化は那覇市役所の解体工事が始まったことです。本庁舎での業務は9月18日で終了し、同24日に新都心の仮庁舎移りましたが、現在の解体工事が済んで、新庁舎の建設着工は来年夏ごろ、完成は2012年秋を予定とのことです。
先日、ふと新築工事の定点観察を思いつき、パレットくもじの9階から那覇市役所を眺めました。全体像がしっかり見える、絶好の場所で早速撮影しました。今後、1-2ヶ月に1度、同じ時刻、同じ場所からの写真をアップしていきます。実は10年前に、県立中部病院の新築工事の時も、定点観察を行ったのです。その経過を病院雑誌に掲載したところ、とても好評でした。ワクワクしながら、出来上がっていく新病院を撮影したのが、昨日の様に思い出されます。

2009年10月23日撮影
通勤途中の風景で、今一番の変化は那覇市役所の解体工事が始まったことです。本庁舎での業務は9月18日で終了し、同24日に新都心の仮庁舎移りましたが、現在の解体工事が済んで、新庁舎の建設着工は来年夏ごろ、完成は2012年秋を予定とのことです。
先日、ふと新築工事の定点観察を思いつき、パレットくもじの9階から那覇市役所を眺めました。全体像がしっかり見える、絶好の場所で早速撮影しました。今後、1-2ヶ月に1度、同じ時刻、同じ場所からの写真をアップしていきます。実は10年前に、県立中部病院の新築工事の時も、定点観察を行ったのです。その経過を病院雑誌に掲載したところ、とても好評でした。ワクワクしながら、出来上がっていく新病院を撮影したのが、昨日の様に思い出されます。
2009年10月23日撮影
2009年11月06日
◆念願のブログを今日から始めます。
ブログのオープンに当たっては、ずっとある筋からストップがかかっていました。その筋とはクリニックのCEOであるmadam Calmyです。理由は、まじめなことばかり書いても誰も喜びはしないから。たしかに、ブログを始めたら、たまに書くんじゃ、その内見向きもされなくなるし、遊び心のない自分ではおもしろい文章も書けないし、「仰るとおり」未だ自分には、まだブログを開く資格がないと納得していました。
でもある日、「1646歩」の徒歩通勤中に思いました。通勤しながら考えたこと、思ったことを素直に書けばいいんだ。私の考え、スタッフの雰囲気、何より、まず形成外科KCの空気を感じてもらうにはブログが一番との思いから、ページをめくることにしました。
そこでタイトルの「Dr. Kenの1646(いろじろ)BOX」は、通勤時の平均歩数「1646」を経て、入るBOX=クリニック(=なにが起こるか楽しみな玉手箱=BOX)から命名しました。
乞うご期待!
でもある日、「1646歩」の徒歩通勤中に思いました。通勤しながら考えたこと、思ったことを素直に書けばいいんだ。私の考え、スタッフの雰囲気、何より、まず形成外科KCの空気を感じてもらうにはブログが一番との思いから、ページをめくることにしました。
そこでタイトルの「Dr. Kenの1646(いろじろ)BOX」は、通勤時の平均歩数「1646」を経て、入るBOX=クリニック(=なにが起こるか楽しみな玉手箱=BOX)から命名しました。
乞うご期待!


