医療法人こころ満足会 形成外科KC

2009年11月29日

◆ワキガの手術

 開業後に増えた手術のひとつがワキガ(腋臭症)の手術です。
 ワキガの原因については省略しますが、治療は汗腺の一種であるアポクリン腺を丁寧に外科的に取り除いていくことになります。体表面で、アポクリン腺が多い部分は、ワキの下、乳首(乳輪)、耳の中(耳の後ろ)、陰部・肛門です。アポクリン腺は、毛根に付着し、肉眼的にもはっきり区別できる比較的大きな房状の組織です。主な手術方法は、皮膚を切開して裏面から直視下にハサミで除去する方法と小切開から特殊な器具を使ってアポクリン腺を削り取るか、吸引していく方法があります。当院では、健康保険の適応でもある前者で治療しています。
具体的には、局所麻酔を行ったあとワキの中央のしわにそって約4cm切開します。
 

下の写真は皮膚の裏側を見たところです。毛根に橙色のアポクリン腺がびっしり付着しているのがよく分かります。


下の写真はハサミでアポクリン腺を除去したあとの状態です。


アポクリン腺を切除した後の出血を予防するため、当院で独自に考案した方法で圧迫します。


手術後1ヶ月目のキズあとです。


手術後1年目のキズあとです。幸いにしてワキのキズあとは、あまり目立ちません。臭いも手術前に比べ明らかに改善します。
  

Posted by Dr.Ken at 22:33Comments(0)形成外科エピソード